ベルギービールに関する話題 2006下期
08上|07下|07上|06下06上05下05上04下04上030201以前
7月8月9月10月11月12月
12月
・ロシュフォール8・キュベ2006
2006年にはベルオーブや木屋さんの輸入への新規参入があって、いつもの年よりも珍しいビールがたくさん味わえました。今年最後の珍品は、12月26日の当酒蔵奉行所の忘年会に出品されたビール。トラピスト・ロシュフォール8のクリスマスヴァージョンで容量は1500mlです。これは、この12月にベルギーのクリスマスビール・フェスティバルに参加した奉行所・鴻巣同心のお土産。出発前からクリスマスビール・フェスティバルのサイトで出品ビールを確認していましたが、まさかこんな重いビールを持ち帰ってくれるとは。さすが鴻巣同心。
・Hommel樽とお土産ビール(ベルオーブ六本木)
ベルオーブ六本木店では、12月25日からPoperings hommel bier「ポペリンゲ・ホメルビール樽生」の提供が始まった。
次はベルオーブ六本木店の菅原店長がベルギーから持ち帰ったビールをいただきました。最後は、Queue De Charrue Bruneを飲んでおしまい。

Anker-Bok
6.5% 750ml
Br.Het Anker

Fantome Pissenlit
8% 750ml
Br.Fantome

Queue De Charrue Brune
5.4% 250ml
Brouwerij Verhaeghe
・かわいいサンタ-Santa Bee
木屋さんが輸入するボーレンスBoelens醸造所のビールで、ハチミツ入りのビーケンBeekenのクリスマスヴァージョンにあたる。ブロンドのビーケンの麦芽をロースト麦芽に変更したもの。ハチミツの香味がはっきりとわかる美味しいビール。アルコール8.5%。メール・ノエルのラベルの女性やら、アビディスのベラを見たあとなので、ほっとする。
Binimaru閉店のニュース
原宿にある元ブラッセルズ店長だった野坂さんのお店「Binimaruが閉店するって知ってますか」と聞かれて驚いた。残念ながら12月22日で閉店。次はどういう形でご活躍されるのでしょうか。
・リーフマンス アビディス ブラウン樽生Liefmans ABDIS Bruin
リーフマンス・アビディスLiefmans ABDISは、しばらく前までは、CAPUCINE(カプチン)という銘柄名であった。ラベルデザインの大きな変更はなく、銘柄名の変更となった。 CAPUCINEは、愛知万博の時にベルギー館のッレストランのメニューに掲載されていたが、ついにそれを飲んだという人の話を聞いたことがない。このとき限りの小西酒造輸入のリーフマンがあったのだから、CAPUCINE(カプチン)も入っても良かったのに。それ以来、CAPUCINE(カプチン)を飲みたいと思っていたら、銘柄名がABDIS(アビディス)に変更になって、輸入されてきた。ベルオーブが輸入するのは、アビディス ブラウン樽生のみで、他のブロンドやトリプルもないし、瓶もない。なぜ、そうなのかは、ベルオーブの菅原さんのブログに書いてあるのでそちらで確認を。CAPUCINE(カプチン)はカプチン修道会というのがあるので、そこと何かあって使用できなくなったのかな。結局、ABDISという何の修道院とも関係ないアビイビールの銘柄となってしまった。
 さて、ボトルは無くラベルも無いが、専用グラスは輸入されてきた。グラスには、ラベルに描かれている女性が描かれている。よく見ると、昔見たTVアニメのキャラクターに似ているような。
ビール自体は、ろ過されたクリアーな暗いアンバーで、すっきりさわやかに飲めるビール。ブラウンタイプのビールですっきり飲めるビールはありがたい。アルコール度数6.5%。30リットルの樽。本邦初、12月11日、開けたての1杯。
・ちょっとだけエラー
エラー・ビールの報告です。大月酒店さん輸入のDe Dolle醸造所のDe Dolle Special Extra Export Stout(ドゥ・ドレ・スペシャル・エクストラ・エクスポート・スタウト)です。
 どこがエラーか。右側の瓶は、ラベルが片方が逆さまです。さらに王冠の色が異なります。白と茶色の王冠ではどちらが正しいか。白が本来です。茶色の王冠はウール・ビールの王冠と思われます。ということで、右側の瓶は、ラベル逆さま、王冠の色違いということで、二重にエラーを犯していました。
 十分、瓶を眺めた上で、ビールを味わってみましょう。味にエラーはありませんでした。大月さんありがとう。Bitterにて。
デ・ライク・クリスマス・ペールエールDe Ryck Christmas Pale-Ale
ベルギービールJapanの木屋さんが輸入したビール。デ・ライク醸造所のビールは今期が初登場。創業1886年、第1次世界大戦後の1920年に再スタートというベルギー醸造界では老舗の醸造所でマイケル・ジャクソンの本などでも高く評価されてきたのが、やっと輸入されました。ということで大きな期待感を寄せていたのですが、デ・ライク・クリスマス・ペールエールは、アルコール度数6.2%とベルギービールの中では強い方ではなく、暗いアンバーカラーでモルトの甘さなどボリューム感を期待しますが、そうでもありません。しかしながら、この醸造所特有の酵母なのか、個性ある香りがして、クリスマスならではの隠しスパイスやが入っているのか、苦味も独特です。非常に泡立ちがよくて、王冠を開けると、ビールがふきこぼれてしまうので、注意が必要です。(2006.12.10Bitter)
・『ベルギービール大全』出版記念パーティ
12月10日、三輪一記+石黒謙吾著の『ベルギービール大全』が発売されるのに合わせて、ブラッセルズ神楽坂店において、出版記念パーティが開催された。
 会費は、著者の、「38」(三輪)と「14」(石黒)にちなんで3814円ということで、これは書籍『ベルギービール大全』(税込2100円)と、生ビール1杯、軽食、お土産ビール&コースター付。参加費には本1冊の代金も含まれており、出席することで、ベルギービール大全を発売日に入手できるというありがたい企画である。2杯目のビールからは、その場で代金を支払って飲む。何を選んだらよいかわからない人は、『ベルギービール大全』を見ればよろしい。ビールとグラス、コースターの写真が美しく見開きになっており、詳しい解説が記載されている。小西酒造、廣島、ブラッセルズ輸入のビールのほか、木屋さんが今期から輸入するケルコム醸造所やボーレンス醸造所、デ・ライク醸造所のビールも掲載されている。廣島が扱うビールの味覚チャートを作るのは、大変なご苦労があったことでしょう。
 会場は大勢のお客さんで大盛況。三輪一記さんと石黒謙吾さんは、ビールの飲む時間もないほどサイン攻め。
パウエル・クワック樽-クワックでやりたかったこと。
ベルオーブ直輸入のパウエル・クワック樽生が12月7日ベルオーブ豊洲店で開栓された。
この日は仲間4人で待ち合わせ。なぜ4人か?これをやるため。ベルギーの醸造所で見た4つかけられるクワックの木製スタンド。
 これでクワックは、木製スタンドからグラスをはずして飲むことがわかるはず。この4グラス用のスタンドは持つことができません。
 さて、味わいは、すっきりした甘みと苦味のバランスがよく最高です。
 比較のために、同じくベルオーブが直輸入したクワックの330mlボトルと、あえてお願いした(株)廣島が輸入する330mlボトルとの飲み比べをしてみましょう。
 ベルオーブ輸入のボトルは樽生よりもちょっと甘味が強く、スムーズな飲み口は変わらないが、口中に味わいが残るようです。廣島のものは、初めの香りの段階でパスです。悪い香り、老ねた味。
 これでやっとボステールス醸造所の人も、安心して日本にビールを売ることができるようになりました。
同じ日、デリリウム・トレメンスの樽生が開きました。こちらも、樽と瓶の飲み比べです。残念ながらベルオーブ直輸入の瓶はなく、(株)廣島のボトルとの飲み比べになってしまいました。結果は明らかと思いきや、この廣島のボトルは若干の酸味と金属的な味わい、わずかな老香がありますが、おいすく飲めるものでした。酸味はデリリウム・トレメンスの特徴です。樽の方はもっと良くて、酸味がスッキリしていてビールはすいすい喉を通ります。
・オルヴァルのラベルにも75周年記念の印字
オルヴァルのグラスに125周年記念のグラスが出現したことはすでに報じたが、今度はラベルにも記念の文字が加わったので紹介する。1931年に醸造を開始し、今年2006年で75周年となったことを示しています。
・デリリュウム・クリスマス-新ラベル3種
今年の(株)廣島が輸入するデリリウム・クリスマスのボトルは昨年の2種類ラベルに加えて、冬のスポーツの図柄が3種類登場、あわせて5種類のラベルとなった。ただし、大瓶は従来どおり2種類である。あたらしく出現したラベルは、スキー、スケート、ソリの3種類である。それらのビールが入っている紙箱にもその図柄が描かれていて、やはりランダムに混入しているという。なお、箱と専用グラスはデリリウム・ノエルNoëlの文字になっています。、アルコール10%のビールなので、ラベルを各種集めようと頑張ると、酔いつぶれてしまいます。

・シメイ・トリプル樽と瓶の飲み比べ
銀座ファボリに12月7日にうかがう。シメイ・トリプル樽生用に特別に作成されたタップ用のデコレーションが嬉しい。グラス用にもスカートが作成されている。こうしたグッズはここフリゴ・ベルゴ・ファボリ系列のみという。
 さて、樽の状態を確認するには、大瓶との飲み比べが最適。
 樽は初めに麦芽の甘みボューム感があって、シメイらしさが感じられなかった。しかし飲み進めるにつれて、シメイ・トリプルらしい苦味がはっきり出てきて、さすがに期待どおりのビールであると納得してしまう。アルコールが8%あるにもかかわらずすいすい飲めてしまう危険なビールである。
・シメイ・トリプル樽登場
12月5日が来た。シメイ・トリプル樽の解禁。海晴亭阿佐ヶ谷店でも12月5日から提供開始ということで早速伺った。ビールはクリーミィな泡立ちでスパイシーでバランスよくすばらしい。
樽専用のグラスが用意されており、こちらは250ml。小瓶用の330mlグラスよりも高さがない。(株)三井食品の努力に感謝する。
・シメイ・トリプル樽
 いよいよ念願のトラピストビールの樽生、シメイ・ホワイト(シメイ・トリプル)の樽が輸入され、登場してくる。
渋谷ベルゴ、新宿フリゴ、銀座ファボリでは真っ先に登場。以下、通知文。
-------------------------------------------------------------
・Chimay White(Triple)樽生ついに登場!!12月5日(火)から
お待たせいたしましたChimay White樽生を12月5日(火)より渋谷ベルゴ、新宿フリゴ、銀座ファボリの3店舗にて一斉販売開始致します。
現在でも修道院で造り続けられているトラピストビールの定番Chimay。Chimay3種のうち唯一樽生が存在するのが「Chimay White」ホップにこだわり苦味や爽やかな香りが特徴のビールをこの機会に是非お楽しみください。
・ヴェルハーゲ醸造所のビールたち(ベルオーブ六本木店にて)
ベルオーブがヴェルハーゲ醸造所のビールを輸入した。しっかりした造りの本物のレッドビールたちである。クリスマスヴァージョン(Noël Christmas Weihnachtノエル・クリスマス・ヴァイナハト)だけ酸味がないブロンドのビールであるのが不思議というか肩透かし。この醸造所の有名なもう1種類だけがないのが残念(K酒造に気をつかった?)。なお、同時に味わったデリリウム・クリスマスは廣島輸入のものではなくベルオーブ直輸入である(気をつかっていない?)。
モンゴゾ ココナッツ瓶Mongozo Coconut
ベルオーブ直輸入。モンゴゾとは現地語で「乾杯」の意。フレッシュで生々しい。この器は本物の椰子の実から作られていて、1つ1つ手作りなだけ、大きさもまちまち。(ベルオーブ六本木店にて)
・ブラッセルズ20周年記念パーティ
日本のベルギービアバーの草分けであるブラッセルズが20周年を迎えた。1号店の神田店が2月14日に開店20周年を迎えたことはすでに報じたが、イコール、ブラッセルズ20周年ということである。
20周年記念のパーティは12月3日、日の出桟橋から出航する「シンフォニー・モデルナ号」を貸しきって行われた。
 190名を超える参加者が集合。芳賀社長の挨拶は、ベルギービール輸入創生時代の話で、20年後の今は夢のような状況。創業時からの常連K氏の挨拶の後乾杯。
 ビールは船上貸切ということもあって、一工夫。マグナムボトルの持ち込みとなった。おいしい料理のためにビールも進み、40本というマグナム(200リットル)も最後には完全に飲み干されていった。
(詳細はイベント参加記録で)
・ベルオーブがビールを直輸入開始
12/2(土)より、今回ベル・オーブ独自輸入のベルギービール60種類以上が登場いたします。
ヴェルハーゲ醸造所/ヒューグ醸造所/ド・ドレ醸造所/ボステールス醸造所/ヴァン・エーケ醸造所/ヴァン・スティーンベルゲ醸造所/セント・ベルナルデュス醸造所/リヴァ醸造所/リーフマンス醸造所

12月1日フリゴにて
・ヴァプール醸造所のビール
渋谷ベルゴ・新宿フリゴ・銀座ファボリで、直輸入ビールが販売される。醸造所はヴァプール。昔ブラッセルズが入れて、近年では小西酒造が輸入していた。状態が安定していないので、飲むたびに冷や冷や物だったが、今回のロットはいかがであろうか?
---以下通知文(抄)---
『直輸入ビール Vapeur 3種 販売開始日決定!!』
Vapeur醸造所から直輸入の3銘柄について
12月1日(金)より3店舗にて販売開始致します。
ユニークなラベルとユニークな味わいの本格派ビールをこの機会に是非お楽しみください。
★Saison de pipaix  6.5%  ハーブの香りが爽快感を生む味わい
★Vapeur en Folie 8% スパイスを使用した酸味を感じるブロンドエール
★Vapeur Cochonne 9% 滑らかな口当たりと心地よい甘苦さ
ベルオーブ豊洲店のマンデー樽生
12/11(月) グーデン・ドラーク クリスマス樽生
ゲントの大聖堂の中に舞う、ゴールデン・ドラゴンがクリスマスには帽子をかぶる。
ヴァン・スティーンベルゲ醸造所 7.5%
Belg Aube Limited
12/18 (月)ルシファー樽生
豊洲店で大人気の「堕天使、ルシファー」
ルシファーのように地獄に落とされないようにおきをつけて
リヴァ醸造所 8.0%
Belg Aube Limited
12/23(土 )クー・デ・シャルル ブラウン樽生
ドゥシャス・ド・ブルゴーニュで知られるヴェルハーゲ醸造所はレッドビールの宝庫。ぜひお試し下さい。
※この樽生のみ土曜からの提供となります。
ヴェルハーゲ醸造所 5.4%
Belg Aube Limited
12月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
渋谷ベルゴでは、毎週月曜日は、ゲスト・樽生ビールの日として、個性のある普段はあまり飲めない樽生ビールを紹介している。
12/11(月)  フローレフ・ダブル 7.0%
        アニス香の効いた飲みやすいダブルタイプ
12/18(月) ウインター・コーニック 6.5% 
        冬季限定醸造。ほどよい甘味と苦み
            終了次第
         サンフーヤン・ノエル 9.0% スパイシーな味わいのクリスマスビール
12/25(月) サンフーヤン・ノエル 9.0%
        前週より引き続き
11月
・グーデン・ドラーク・ヴィンテージ樽
ベルオーブ六本木店にて。11月28日通関したてのビールが登場。グーデン・ドラーク・ヴィンテージ樽は、7.5%ということで瓶よりもアルコールが弱いが、使用しているスパイスは変わらないというより、逆になにか足している感じがする。滋味溢れる。泡立ち非常によい。コーヒーに通じる酸味とわずかなヨーグルト香味がアクセント。ハランス非常によい。20リットルの樽。
・Alvinne5種
アルヴィンAlvinneは、(株)ブラッセルズが輸入したビールであるが、大阪のドルフィンズが引き取るということで、ドルフィンズのビールラリー(10月〜11月)に先行して登場。東京では飲むことができないかと思われていたが、大阪の残りということあるまいが、東京でもブラッセルズの各店で飲むことができるようになった。ブラッセルズ各店舗では各種1ケース(24本)づつの割り当てという。また、ユーロフレックスグループにも、3店舗で3ケースが割り当てられたということで、銀座ファボリに2ケース、渋谷ベルゴと新宿フリゴで1ケースを半分づつ分ける(つまり12本)という。
 ビールグラスも11月1日に届いた。オリジナルのコースターも一部の店舗には用意してある。
 醸造所がある町はインゲルムンステル。この町にはブリガンやサン・ルイを作っているVan Honsebrouck醸造所があるが、アルヴィン醸造所を訪れたブラッセルズの滝沢氏によると、醸造所のご主人は脱サラどころか、月〜金がサラリーマン勤務で、土・日でビールを作っていて、いずれ脱サラしたいとの願望を持っている。奥さんは託児所をやっているという。なんとも本当に小さな醸造所だという。
 そんな、趣味的醸造所のビールが日本に輸入されるのは奇跡に近い。生産量も1回して醸造して何箱。醸造にゆとりはなく、在庫など無いわけで、日本輸出用に必要な分を醸造しなければ間に合わない。
・すがや-まだ秋!のほろ酔い会開催
ベルギー・アイルランド系麦酒有料試飲会として、11月25日(土)〜27日(月)の3日間開催。約70種類のビールリストのうち47種類がベルギービール。
 一人では絶対に味わうことできない、こういう会でしか味わうことができないビールに、3リットルや6リットルの瓶ビールがある。今回もリストに
#36 サンフィーアン トリプル     9000 80.  G
#37 レフ ブラウン         3000 9450. G 
#38 ビッグ シュフ        1500  3700. G
#39 ヴァルデュー トリプル    1500  3700.  G
の4種が掲載されていたが、私の参加した11月25日は、サンフィーアン・トリプルの9リットルが開栓されていた。他にスカルディス・プレステージという値が張るビールなども普段味わうには勇気がいるビールである。今回から若干会費が高くなったが、初心者から愛好家まで幅広く参加できる会です。飲みすぎに注意し、マナーを守って試飲しましょう。
ベル・オーブ新入荷
11月23日船到着。約25種の樽生、60種類以上のボトルビールが輸入された。予定のビールと異なるビールもあったようで、12/4(月)のマンデー樽生予定のデリリウム・ノクトルム樽生は積載されていなかったという。代わりに、デリリウム・トレメンスだった様。そのため、マンデー樽生の予定も変更。11/27(月)グーデン・ドラーク クリスマス樽生は、通関しだいということで、遅れるかも。
-マンデー樽生-
11/27(月) グーデン・ドラーク クリスマス樽生
日本初登場のグーデン・ドラークの冬期限定ビール。
ゴールデン・ドラゴンもこの時期にはサンタの帽子をかぶる? (通関の状況により、別ビールの提供になり、提供が数日遅れる事もございます。)
ベル・オーブ限定Belgaube limited
12/4(月) リーフマンス・オード・ブラウン樽生(予定)
リーフマンス醸造所のハウスビール的存在。
やわらかい酸味と甘み。ブラウンエールの樽生は日本でもベル・オーブだけです。
ベル・オーブ限定Belgaube limited
12/11(月) リーフマンス・アビディス ブラウン樽生(予定)
リーフマンス醸造所の新しい修道院ビール「アビディス」が日本初登場。濃厚な味わい、やわらかい甘み。最高です。
ベル・オーブ限定Belgaube limited
12/18(月) グロッテンビア樽生(予定)
ヒューガルデンの生みの親「ピエール・セリス氏」がはなつ、洞窟で寝かせる究極の一品。ベルギーでもめったに手に入らない名品。
ベル・オーブ限定Belgaube limited
・「ベルギービール大全」12月10日発売予定
 今年春に9月発売予定とアナウンスがあった「ベルギービール大全」であるが、予定より遅れて12月10日に発売されることになったという。
 以下、紹介文。
『ベルギービール大全』三輪一記+石黒謙吾
定価:2,100円(税込)
A5判・オールカラー・160頁 ISBN 4-86193-052-9
マニア&ビギナー必携のヴィジュアルブック!味もデザインも美しい!クリエイティブなベルギービール&グラスを紹介。
http://www.artone.co.jp/books/141.html
 筆者の

左から滝沢氏、石黒氏、私(奉行)
※渋谷ベルゴにて
三輪一記氏は、ネット通販(ベルギービールJapan主宰/「木屋」店主)でおなじみ。石黒謙吾氏は、「盲導犬クイールの一生」の著者であり、ベルギービールをこよなく愛しているという。
 この本の出版に関連して、ポッドキャスティング番組「石黒謙吾&三輪一記のベルギービールのオイシイ話」が配信されていた。9月〜11月の毎週金曜日、全12回のシリーズ。石黒謙吾氏が三輪一記と語り合う内容。第10回〜第12回(最終回)にはブラッセルズの滝沢健二氏も登場する。今なら全12回を聞くことができるので、まだ聞いていない方は、是非一聴を。アドレスは、下記のとおり。
http://eureka-i.jp/bb/
 『ベルギービール大全』は、ベルギービールファンなら手元に置いておきたい1冊のようである。
・デリリュウム・トレメンス樽
渋谷ベルゴの11月7日からのゲスト樽生は、デリリュウム・トレメンス樽。ピンクの象で人気のあるデリリュウム・トレメンス樽は、昨年の愛知万博で好評で、その後も引き続き輸入されている。ゲストビールとしてたまにいくつかのビア・カフェで登場するので、機会があれば味わいたい。ビールはクリアーなゴールド色で、ほんのりした酸味と甘味があり、はっきりした苦味と調和している。8.5%のアルコールのボリュームが感じられないくらいスムーズに飲めてしまうので、ある意味危険なビール。
 さて、今回紹介するのは、グラス。デリリュウム・トレメンスのグラスには、泡を立ち昇らせるための「キズ」は当初何も無かったが、その後トレードマークの「象」のキズがカッティングされるようになっていてた。今回お店で見せていただいたのは、アルファベットの「D」の文字がカッティングされたもの。ビール名Delirium Tremensの頭文字のDのイニシャルなのでしょう。
なお、さらに調べてみると、250ml用の小グラスのキズは蛇の目のような模様で、これは何を表しているのか見当がつきません。
・ベル・オーブ六本木店4連サーバー(2)
ベル・オーブ六本木店、4連サーバーのビールタワーができたことによって、毎週月曜日にその週の樽生を告知して提供できるようになったという。
 11月6日(月)からは、「ゲンツ・トリペル樽生」提供開始。グーデンバンドは終了しており、「セント・ベルナルデュス・ウィット樽生」に切り替わっていた。あとは「セリス・ホワイト樽生」、「ビオス・ブラームス・ブルゴーニュ樽生」。セリス・ホワイト以外は固定化していないので、樽が無くなり次第、次のビールの樽が繋がれることになる。月曜日のみ1種類の樽について必ず予告ができるということのようで、実質的には週1〜3種類のビールが入れ替わる可能性がある。逆に、その樽が終わっても、同じ銘柄の樽を繋ぐこともあり、2週連続で飲めるケースも出てくる。
 とにかく4連になったことで、ますます面白くなった。
・Around Bruges in 80 Beers
ベルギービールに関する本として、“Around Bruges in 80 Beers”(Chris Pollard著, Siobhan McGinn著)が最近刊行(2006.7)されたので購入してみた。監修はTim Webbのようだ。この本はブルージュ周辺のビア・カフェ、レストラン、ビア・ショップがあわせて80軒、そしてそれぞれのお店のお薦めビールが各1本づつ紹介されている。ビアカフェはTim Webb著のGood Beer Guide to Belgiumにも詳しいが、お店が全店カラーで紹介され、その位置も詳しくブルージュの地図上に紹介されているので、道に迷うことなくお店を訪れることができそうだ。
 ベルギービールは80種類ということで網羅したものではないが、現在、どういうビールが人気があり売れているのかがわかる。ビアカフェに何種類のビールがメニューにあるかという情報もあり、ブルージュを訪れるビールファンには必携の本と思われる。400種類を置くという新しくオープン(2006年2月)したビアカフェ「Cambrinusカンブリヌス」などは是非訪れてみたいビアカフェである。
 この本は、アマゾンで購入可能。
http://www.amazon.co.jp/Around-Bruges-Beers-Chris-Pollard/dp/095477891X
・久しぶりにFantôme
(株)ブラッセルズが久しぶりに輸入したファントム醸造所のファントム(Alc.8.0%,750ml)をブラッセルズ神田店でいただいた。ビールラリー達成者パーティで再輸入初お目見えだったが、イチゴの香りと味わいが以前よりはっきり感じられるようになった。ラベルは2種類あるようで、新しいデザインの方を選んで飲む。初めビールの水色がブロンドでホップの苦味が効いてはいるが、パーティ時に感じた強いイチゴ香味は弱くどうしたことかと思ったが、ビールが進み瓶から注ぐにつれ、水色が暗くなりイチゴ香味が強くなってきた。ボトルを立てて保管してあるので、イチゴ香味と澱が底の方にたまっていたのである。大瓶を複数の人で飲む場合は注意を要する。瓶を振れば均一になるかもしれないが、瓶の上、底で分けて注いで、それぞれの味わいの違いを楽しむこともできる。好みのビールの再輸入に感謝する。

↑写真左は以前輸入時と同ラベル
↑写真右は今回初登場のラベル
11月のBisCafe(渋谷)・イレギュラービール情報
11月のイレギュラービール情報
-
11月7日からベルビュークリーク
大量のブラックチェリーを漬け込んで熟成させたチェリービール
11月14日からブロンシュドブリュッセル
11月21日からバルバール
11月28日からデ・コーニンク・ウィンターコーニンク
※以上あくまでも予定ですのでよろしくお願いいたします。
・11月のベル・オーブ六本木店樽生情報
 ベル・オーブ六本木店のビールサーバーが4連となったので、毎週月曜日に提供できるビールを決めることができるようになったという。でも残り3つのビールの方がレアな場合もあるので、ブログのチェックは怠れません。
マンデー樽生
11/6(月) ゲンツ・トリペル樽生
ベルギーの古都、ゲントで有名なビアカフェ「HopDuvel」のために醸造されるトリペルタイプ。ベル・オーブ限定Belgaube limited
11/13(月) セント・ベルナルデュス アブト樽生
世界一のビール、トラピスト「ウェストフレテレン」のライセンス品として生まれた世界でも最高の樽生の一つ。ベル・オーブ限定Belgaube limited
11/20(月) ブリューゲル・アンバー樽生(予定)Belgaube limited
11/27(月) グーデン・ドラーク クリスマス樽生(予定)Belgaube limited
・12月
12/4(月)  デリリウム・ノクトルム樽生 Belgaube limited
11月のシロナマAgooゲスト樽生情報
大門のシロナマAgooから、11月のゲスト樽生ビール情報が発表になった。
-Agooのホームページから転載-
11.6 Barbar (バルバール)
11.13 Floreffe Double (フローレフ ダブル)
11.20 Leffe Blonde(レフブロンド)
11.27 Ducassis (デュカシス)
11月は久しぶりの樽生が登場します。 中でも27日のデュカシスは本当のカシスを漬け込んだ正真正銘のフルーツビールです。
フードメニューも【ムール貝のガーリックバター焼き】【ペコロスときのこの香草グリル】【ポテトとチリビーンズのあつあつオーブン焼き】 など新メニューも加わりました。
11.3(金)は営業しております。11.23(木)はお休みさせて頂きます。
皆様のご来店お待ちしてます。
11月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
渋谷ベルゴでは、毎週月曜日は、ゲスト・樽生ビールの日として、個性のある普段はあまり飲めない樽生ビールを紹介している。
11/6(月)
デリリウム・トレメンス 9.0% ピンクの象でおなじみのしっかりした味と苦味のあるビール
11/13(月)
ゴイヤス・トラディション 6.0% 大麦の味わいと自然な甘味を持つビール
11/20(月)
デュ・カシス 5.7% カシス本来の味が楽しめる甘さ控えめなビール
11/27(月)
バル・バール 8.0% 蜂蜜入りの優しい甘さ
10月
・ベル・オーブ六本木店4連サーバー(1)
9月11日にリニューアルしたベル・オーブ六本木店であるが、その時に間に合わなかったのに4連サーバーがある。10月5日に開店したベル・オーブ豊洲店にもあった4連サーバーであるが、このほど六本木店においても取り付けが完了して、10月30日(月)からお目見えとなった。4連サーバーのビールタワーができたことによって、毎週月曜日にその週の樽生を告知して提供できるようになったという。
 その第一弾、10月30日(月)からは、セント・ベルナルデュス・アブト樽生ということで、早速うかがった。タワーに繋がっていたのは、「セント・ベルナルデュス・アブト樽生」、「リーフマンス・グーデンバンド樽生」、「ビオス・ブラームス・ブルゴーニュ樽生」、「セリス・ホワイト樽生」という豪華なラインナップで、いずれもベル・オーブ直輸入の樽生。
・サン・フイヤン・ブロンド樽
10月30日(月)の渋谷ベルゴ、ゲスト樽生ビールはサン・フイヤン・ブロンド樽生で、久しぶりに味わった。瓶ビールのアルコール度数が7.5%であるのに対し、樽生は7.0%で0.5%の違いがある。その日開けたての樽で、賞味期限は2009.1.3の表示、ブラッセルズの輸入。瓶ビールはボリューム感も伴ったしっかりした味わいのブロンドであるが、樽はクリアーですっきりさわやか、新鮮でもの凄く飲みやすい。美味しくいただきました。
・レフ大瓶750ml
 小西酒造輸入の大瓶の限定品が引き続き発売されている。レフ・ブロンドとレフ・ブラウンの大瓶(750ml)である。先のドゥシャス・デ・ブルゴーニュ大瓶とPalmパルム大瓶に遅れて到着した。
 どちらもろ過されてきれいな味わい。特段ボリューム感があるわけではなく、小瓶330mlと比べてもあまり意味がなさそうだが、大瓶なのでビールの状態はある程度保証される。
 小西酒造では、年末にはクリスマスビールのほか、Big Chouffe、Palm、ヴァルデュー・トリプル、ブルージュ・トリプルなどの1500ml、レフ・ブロンドとブラウンのダブルマグナム3000mlなどが輸入する予定という。
・ベル・オーブ豊洲店再訪
営業が落ち着いたと思われる10月末に再度訪問。当初の「売り」であったベル・オーブ直輸入の樽生ビールはものすごいスピードで無くなっていったという。例えばルート・ボック樽30Lが1日で2樽空いた(急遽六本木店用の1樽を豊洲に運んだという)。直輸入の樽は次の輸入までもたせないといけないということで、現在はセリス・ホワイト樽のみの提供で、他に小西酒造が輸入するレフ・ブロンド樽、レフ・ブリューン樽が提供されていた。ランチに付けていたセリス・ホワイト樽生も樽が無くなる心配から250ml瓶を出しているという。
 料理のメニューも充実しており、All500円、All700円、All900円の3つの価格帯のメニューのほか、アラカルトのメニューもある。この日は「合鴨のコンフィと彩り野菜のグリル、ストンプ添え」をいただいた。お店は予想を上回る繁盛ぶりということで、直輸入のビールだけでは間に合わない様子。次回の直輸入ビールは豊洲店の分も考えると輸入数量が相当多くなりそう。
・イレギュラーなビール-印刷漏れ-
銀座ファボリ(10/29)の冷蔵庫を眺めていると、いつも見ているはずなのに、何となく余白が多いなと感じたのは、Watou'Wit。確認すると印刷漏れのようです。人物の下の部分のいは本来麦の穂が描かれているはずが、完全に抜けています。実は新宿フリゴで飲んだときも同じ印刷漏れのラベルでしたが気が付きませんでした。輸入は(株)きんき、冷蔵庫全てのボトルのラベルがこのラベルだったので、デザインの変更かと疑うくらいです。
・Houblon Chouffe樽生初登場、La Chouffe樽も併せて登場
 銀座ファボリで10月29日から提供の樽生ビールはHoublon Chouffe樽生とLa Chouffe樽生。この日はスタップも小人の妖精がかぶっている赤い帽子をかぶり、また、小人の妖精の人形なども用意され、期待に満ちて店を訪れたお客さん方の雰囲気を盛り上げてくれていた。
 La Chouffe樽は8.0% 20L樽で、ホップはKent GoldingとSaazを使用し、柔らかくすっきりした味わい。
 初登場のHoublon Chouffeは、Dobbelen IPA Tripelというサブタイトルがあるビールで、イギリスのEnglish India Pale Ale (IPA)とアメリカのAmerican Double IPAの2つのタイプを融合したベルギーのTripelトリペルタイプのビールということで、なんとも複雑である。
 使用するホップは3種類で、煮沸の初めと中間でアメリカ産のTomahawkトマホーク、煮沸の終わりの10分前にチェコのSaazザーツホップ、さらにドライポッピングでアメリカ産のAmarilloアマリヨを使用すが、特別に苦いトマホークの使用、及びアロマホップであるアマリヨをドライホッピングすることによってこのビールの特別な苦味が醸されている。Houblonとは、フランス語でHopホップの意である。味わいはその名のとおりホッピー。軟らかい口当たりで、すぅ〜と地に口に入るが、すぐに刺激的な苦味がやってくる。苦味が口に残るので、このビールをさすがにいつものように何杯も「おかわり」というわけにはいかなかった。
BERGでLa Rulles Summer樽
新宿駅東口すぐのところにあるBERGでは、9月28日La Rulles Cuvee Meilleurs Voeux(7.3% 20L樽)が登場していたが、仕事が繁忙のため飲み逃がしてしまった。その後、10月27日に今度はLa Rulles Summer(ラルーズ・サマー)が登場するというので、早速お店を訪れた。La Rulles SummerはアメリカのWarriorとAmarilloというホップを使用した苦味の強いビール。アルコール度数は5.2%で、すっきり爽快に喉を通る。
 La Rulles Summer樽は、木内酒造輸入のビールのようで、アメリカ経由での輸入。えぞ麦酒が輸入するLa Rulles Estivaleラ・ルーズ エスティヴァルと同じ中身であろう。
 毎回、レアな樽を提供するBERGであるが、オリジナルグラスでビールを提供できないところが残念である。
・地方でベルギービール -Beer Restaurant オーデン (熊本)-

ODEN(オーデン)
熊本に出張。せっかくなのでベルギービールの探求に出る。
 昼間、熊本一の百貨店である鶴屋デパートの酒売り場やダイエーの酒売り場をのぞく。思ったよりもベルギービールの種類が多く、特に鶴屋デパートでは世界のビールも含めてかなりの種類のビールが入手できる。ただし、ビールを見ると(株)廣島が輸入するビールがほとんど。(株)廣島は福岡に本社があるのでさもありなん。
 夜は、世界のビールが70種類と自家製ソーセージが魅力というビア・レストラン・オーデンを訪問。店に入るとドイツのビアホール的な雰囲気で、ベルギービールへの期待は薄いなと思ってメニューを開く。ところが、ドイツビールもたくさんあるが、それ以上にベルギービールがメニューの一番多くを占めており、18種類掲載してある。日本のアサヒを含めて樽生は6種類あり、うち2種がヒューガルデン(630円)とベル・ビュー・クリーク(588円)である。
 さっそくヒューガルデン・ホワイト生をいただく。熊本でヒューガルデン生が飲めるのはこの店だけだという。泡立ちもよく香りも味わいも問題なく非常に美味しい。ヒューガルデン生は小西酒造、ベル・ビュークリークはアサヒのものだが、ほかの瓶ビールは(株)廣島と小西酒造が輸入する銘柄が中心。
 次に注文したのはデュベルだが、これは(株)廣島のもの。廣島輸入のデュベルは初めて飲んだ。泡立ちや色合いは悪くはないが、小西酒造ものとは苦味の具合がちょっと違う。
 料理はさすがにドイツ料理が中心となるで、特にハム・ソーセージは阿蘇の自然豚を使用し、店舗裏にある工房作る添加物を使用しない自家製のものという。
 シメイはブルーのみ、ロシュシュフォールは8のみであるが、「昔はもっとベルギービールの種類があった時期があるが、厳選してこうなっています。」とは村山店長の言葉。熊本ではベルギービールがなかなか浸透していかない様子。ベルギービールのグラスはオリジナルを揃えており、パウエル・クワックのグラスもある。店長はビールに対するしっかりとした知識を持っており、ベルギービールについても語れる人で、私は熊本で楽しい夜を過ごせた。

【データ】 Beer Restaurant オーデン
住所: 熊本県熊本市下通り1‐9‐8銀座ビル1F1
電話: 096-325-9230
営業: 11:00〜24:00(L.O.23:30)/無休
URL: 店舗:http://www.kyumaki.co.jp/oden/
・ドゥシャス・ド・ブルゴーニュ樽(20L)
 10月22日(日)、銀座ファボリで久しぶりにドゥシャス・ド・ブルゴーニュの樽が登場するということだったので、早速行ってみた。
 ドゥシャス・ド・ブルゴーニュの樽(30L)は、昨年の愛知万博で供されたのち、残った樽が若干ビアカフェに出回って好評であったが、輸入元の小西酒造で樽を輸入する気配はなかった。今回輸入の樽は、最近、北海道のえぞ麦酒(株)が輸入したもの。樽は20L入りで、メタリックなケグである。前回の30Lとは大きく外観が異なるが、味わいはいかがであろう。なお、ファボリでは翌週、同じ北海道のえぞ麦酒(株)が輸入するLa Chouffe樽とHoublon Chouffe樽が登場予定。これらも20リットル樽。
 さて、ブルゴーニュの樽であるが、小瓶、大瓶ともアルコール度数が6.2%であるにもかかわらず、樽には6%との表示がある。ブルゴーニュは18ヶ月樽で熟成させたものに8ヶ月熟成の若いビールをブレンドしてさらに12ヶ月以上熟成させたビール。瓶と樽詰め用とで作り分けているようにも思えない。いつものように飲み比べ。小瓶、大瓶とも小西酒造輸入のビールだが、ちょっとした甘味と酸味が飲みやすい。樽の方には、この甘味が全くなく、酸味が素晴らしい。徳岡が輸入するブルゴーニュもこうした甘味がなく酸味が勝るビールであったが、今回の樽が一番酸っぱい。私は、小西酒造輸入の瓶に感じられる甘味は、本来あるべきレッドビールの味わいにはそぐわないと感じている。いまのところベストと感じたのは、1.今回の樽、2.徳岡輸入の小瓶、3.大月酒店輸入の大瓶である。 
 なお、ドゥシャス・ド・ブルゴーニュ樽は大好評で、ほとんど1日で売り切る勢いで飲まれていた。翌日には6杯程度しか残らなかったという。

ドゥシャスの樽(左)、
Houblon Chouffe(中央),
La Chouffe(右)




えぞ麦酒(株)のビールを置く渋谷のレストラン・バー アミューズメントなどにもドゥシャス・ド・ブルゴーニュの樽登場です。
・ケルコム・トリプル大瓶など-ベルギービールJapan輸入のビール
ベルギービールのネット販売で知られる「ベルギービールJapan」の木屋さん(名古屋)が、独自輸入したベルギービール及びジェネヴァが登場している。
 ビールは7月10日に神戸港に到着していたが、9月1日から一般にも販売が開始されている。3つの醸造所、9種類の銘柄で、ケルコム・トリプル(9% 750ml ケルコム醸造所)、ビンク・ブロンド(5.5% 330ml ケルコム醸造所)、ビンク・ブラウン(5.5% 330ml ケルコム醸造所)、ブルーセム・ビンク330ml(ケルコム醸造所)、ビーケン(8.5% 330ml ボーレンス醸造所)、スペシャル・デ・ライク(5.5% 330ml デ・ライク醸造所)、ロヒュス(6.3% 330ml デ・ライク醸造所)、クリーク・ファンタスティーク(4.9% 330ml デ・ライク醸造所)で、すべてリーファーコンテナでの輸入である。
 ケルコム醸造所のビールやビーケンは大月酒店での輸入の先例があるが、デ・ライク醸造所のビールは初輸入となる。デ・ライクの3種を味わってみるとAlc.4.9%〜6.3%ということもあって、ベルギービールのボリューム感や飲み応えというものは無いものの、他の醸造所とは異なる個性が感じられる。どれも極めて泡立ちがよくなかなか泡が落ち着かない。ブラウンなビールであるが甘くなく、苦味とほんのりした酸味のバランスが取れたもの。 クリーク・ファンタスティークは、チェリーの果実味よりもホップの苦味が勝るという変わった味わい。初輸入ということで期待が大きかったせいかちょっと残念。いい醸造所だと聞いているので、もう少し時間を置いて、再度試してみたい。
 素晴らしいのはケルコム・トリプル。ケルコム醸造所のビールは皆素晴らしいのだが、今回初輸入となるケルコム・トリプルは、2005年ヴィンテージがラベルに記載されたフェストビール。Alc.9.0%にしてはアルコールを感じない飲み易さがあり、フルーティな香り、苦味や酸味、スパイス味など複雑な味わいでじっくり味わえる。これはお薦め。
 なお、今後これらの他にも直輸入のクリスマスビールの輸入も予定されているというから楽しみである。

ロヒュス

クリーク
ファンタスティーク

ケルコム・トリプル
2005
・ワールドフェスタ・ヨコハマ2006
10月7日(土)から8日(日)の2日間、横浜の山下公園において、今年もワールドフェスタ・ヨコハマが開催された。開催前日は台風16号の雨で開催を心配したが、当日は風はやや強いものの晴れ。
 イベントのメインである“食文化”では、毎回「世界の屋台村」に数多くの店舗が出店するが、ベルギーのテントは、ブラッセルズが出店し、ベルギービール、フリッツ、ムース・オゥ・ショコラの販売をしていた。なお、ブラッセルズは1995年の第1回目からずっと出店しているという。ビールは樽生1杯500円も瓶ビールも1本500円という価格で、グリゼット・ブロンシュ生やグーデンカロルス・クラシック、モアネット・ブロンドなどが販売されていた。グーデンカロルス・アンブリオの6.5%のものなどは久しぶり(2007年3月賞味期限)。
 ベルギー以外のテントでもビールの販売があり、特にドイツのテントではオクトーバーフェストビールの樽生が人気を呼んでいた。
・Keyteの肩に「175」
(株)きんきが輸入するStrubbe醸造所のKeyte。銀座ファボリで見つけたKeyteの肩に「175」の文字のラベルが新たに貼られている。昨年2005年はベルギー建国175周年ということで国をあげてイベントが多数開催され、これを記念するマルール・キュベ・ブリュット・ロワイヤル(1830-2005)というシャンパン製法のビールも発売された。建国175年は昨年のお祝いなので今年の新しい瓶にはそぐわない。
 また、Keyteは、もともとオステンド奪回400年を記念して2004年に発売されたもの。オステンドをオランダ(北部7州ネーデルランド連邦共和国)からスペインが奪取しベルギー領を維持していることを記念している。Keyteとは、そうしたベルギーとしての一体感を表す言葉で、「私たちは一緒」という意味の西フランドル方言という。北部ネーデルランド(オランダ)はプロテスタントで、南部ネーデルランド(ベルギー)はカトリックを信奉し、この当時の宗教対立は決定的な状況であった。Kayteの文字が赤いのは、2つの宗派間の戦いで流された多くの人々の血の色という。(※輸入元の説明に補足)
 建国ともKeyteとも関係ない「175」。さらに調べるとこれは醸造所175周年記念のラベルらしい。「175」の下にSTRUBBEの文字もある。醸造所の創業は1830年とされるが、創業者Carolus Strubbeは1830年の夏に農家として麦の栽培をし、それを原料に冬にビール作りを行うということで、実質を取って1831年を起算の年とするならば、2006年が175年ということもできる。いずれにしても醸造所は今年2006年5月に祝っている。
・ベル・オーブ豊洲店オープン
 10月5日、ららポート豊洲がグランドオープンするのに伴い、ベル・オーブ豊洲店も同時にオープンした。
 我々(奉行と鴻巣同心)は、10月2日のららぽーとの特別内覧会の案内をいただいたので、オープン前に一足早く、お店を訪れた。
 この時点では、メニューもまだ完成しておらず、スタッフもグランドオープンに向けて研修中という状態であったので、詳しくは、後日再訪した時に報じたいが、ベル・オーブ直輸入のビール中心の品揃え。六本木店より僅かに少ない程度だが、価格は六本木店よりも安いビールも多数ある。

【データ】 ベル・オーブ ららぽーと豊洲店
住所: 〒135-8614 東京都江東区豊洲2-4-9 1F 17720
電話: 03-6910-1275
営業: 11:00〜23:00(L.O.22:00)無休
総席数: 30席
URL: 店舗:http://www.belgaube.jp/toyosu.htm
ぐるナビ:http://r.gnavi.co.jp/a123204/
10月のBisCafe(渋谷)・イレギュラービール情報
10月のイレギュラービール情報
Biscafeのホームページから引用
10月3日グリセッテ・フリュイ・デ・ボア
10月10日サンフイヤン・ブロンド
 甘味と苦味が渾然一体となりしっかりとしたコクがある。
10月17日ステラ・アルトワ
 世界各国で愛飲されているベルギーの代表的ピルスナー
10月24日フローレフ・ダブル
10月31日フローレフ・トリペル(予定)
10月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
渋谷ベルゴでは、毎週月曜日は、ゲスト・樽生ビールの日として、個性のある普段はあまり飲めない樽生ビールを紹介している。
10/2(月)  セゾン・ヴォアゾン  5.0%  ベルゴ初登場。ローストされた麦芽の香ばしさ、きれ味のあるビール 
10/9(月)祝日 レフ・ブラウン  6.5% りんごのようなフルーティな香りのするブラウンビール
10/16(月) グリセッテ・ブリンシュ 5.0% すっきりとした喉越しと香りのあるブロンシュ
10/23(月) グリセッテ・フリュイデ・ボア   3.5%   3種類のベリーの上品な甘さ
10/30(月) サンフーヤン・ブロンド   7.5%    きめ細かな泡とオレンジのようなフルーティなビール
10月のシロナマAgooゲスト樽生情報
大門のシロナマAgooから、10月のゲスト樽生ビール情報が発表になった。
-Agooのホームページから転載-
10/2 Stella Artois(ステラ アルトワ)
10/16 Saison Voisin(セゾン ヴォアザン)
10/23 Grisette Fruits des bois (グリゼット フリュイ デ ボア)
10/30 Blanche des Honnelles (ブロンシュ デ ゾネル)
10月はベルギービールの美味しい季節です。
16日 セゾン ヴォアザン、30日 ブロンシュ デ ゾネルはAgoo初登場です。お楽しみに!!
☆10/9は祭日の為、ゲスト樽生はお休みさせて頂きます。お店は営業しております。
9月
・すがや ぷちほろ酔い会終了
9月30日(土)、“すがや ぷちほろ酔い会”が開催され、32名の参加を得て終了した。ベルギービールでは、ベル・オーブ直輸入のビールやえぞ麦酒の新着ビール、小西酒造の新着ビールなど新しい銘柄のビールが多数出品されていた。「ぷち」会なので、3リットル瓶とかの目玉はなかったが、グーデン・ドラークのマグナム(1500ml)が2本用意され、その美味しさの話題で会場は盛り上がっていた。
・「The Beer & Pub」第6号
日本唯一のビール専門雑誌「The Beer & Pub」第6号が9月29日に発売された。
今回の内容は、
・ロンドン「エール&パブ事情」を探れ
〜グレート・ブリティッシュ・ビア・フェスティバル・レポート〜
・ハシゴビア33軒〜池袋・高田馬場・横浜・大阪〜
・今すぐいきたい「ビールの旨いPub&Bar」
・地ビール巡礼「名水の麦酒を訪ねこと巡礼・京都」
・いいじゃん!日本の黒ビール「シュバルツ」
・ブルワーに訊け!「新進気鋭、挑戦の日々。志賀高原ビール」
など。
 ベルギービール関連では、9月1日池袋に開店した関根亭の紹介、8月開店のBitterの紹介記事などが新しい情報。ビアカフェや酒販店(ビア・ハウス・ケン、すがやなど)広告が増えていて、リストとして使えそう。(ベルギービールカフェで広告を出していないのはブラッセルズ系、ベルゴ系、海晴亭系くらい。)
・ラゾーナ川崎にBelgian Brasserie Patrasche(パトラッシュ)オープン
すでに報じたとおり、「ラゾーナ川崎」にベルジアン・ブラッセリー・パトラッシュがオープンした。9月28日のグランドオープンの日に奉行、与力、川崎代官の3人で訪れたので、報告する。
「ラゾーナ川崎」はJR川崎駅直結のテナント数300の大型商業施設である。中央広場まで行き、正面電光スクリーンを見上げると、その右上4階にパトラッシュの店舗が見える。あとは、左右にあるエスカレーターで目指すのみ。わかりやすい場所である。オープン初日とあって、入り口にはどの飲食店にも行列ができていた。
 パトラッシュに入ると店舗の天井から大きな木樽が配されているのにちょっと圧倒される。これは、ベルギー・フランダース地方にあるビール醸造所をイメージしているというが、具体的にはレッドビールの醸造所(ローデンバッハなど)の樽のイメージである。
 メニューを見ると樽生が6種類常設。ヒューガルデンホワイト(680円)、ホメル(750円)、デ・コーニック(730円)、レフ・ブロンド(800円)の4種類のベルギービールのほか、ギネス(700円)とヱビス(M680円、L930円)がある。瓶ビールはホワイトビール、フルーツランビック、セゾンビール、トラピスト、レッドビール、ベルジアン・エールなどビールのタイプで分類されており、わかりやすい。看板のレッドビールは、ドゥシャス・ド・ブルゴーニュ、ローデンバッハ、ローデンバッハ・グラン・クリュの3種あるが、看板という割には、メニュー上ではそういう扱いがされていないのが残念。ビールの輸入元は小西酒造、きんき、ブラッセルズの3社のビールが中心であり、全部で70種類程度である。価格はブラッセルズ輸入のビールが、川崎という立地を意識したのかかなり意欲的な設定になっており、ブラッセルズ各店で飲むよりも安いと思われる。
 さて、樽生ビールのホメルとデ・コーニックを注文する。ビールの泡を落ち着かせるためにちょっと時間がかかるという説明だったが、やっとテーブルに運ばれてきたときには、もう泡などほとんど消えかかっていた(笑い)。その後、瓶ビールを味わう。料理は、クロケットはメンチカツ状態。バケツ一杯のはずのムール貝Lサイズも写真ではバケツから盛り上がっているのに、バケツを覗かないと見えない量。それも殻から身が外れて、殻だけの状態のものが混ざっていて極めて不満。ただし、ムール貝は冷凍物ではない。
 クワックの木製スタンドが数脚(それも42センチ大のもの)飾ってあるので、メニューには無いクワックが隠しビールとしてあるのか思ったが、クワックはない。クワック似の木製スタンドの小さいグラスで飲んでいる方がお一人いて、ビールの色はゴールド。どうもヱビス樽生のようである。聞いてみると大きいクワックグラスはヱビスL用とのこと。さっそく3人で注文する。中身のビールはともかく、クワック大グラス3本立ては、なかなか見られない光景。スタンドから外してグラスを傾ける。途中から飲み方に気を付けないと危険なグラスである。ビール奥からドボッと流れ出てくる。
 気が付くと、我々のまわりのテーブルは、みなクワックグラスでビールを飲んでいる。それもスタンドからグラスを外して飲んでいる。どうやら、我々が飲んでいる光景が呼び水となったようだ。ベルギービール店ではあるが、一番のお薦めはクワックグラスで飲むヱビス樽生Lサイズかもしれない。

【データ】 Belgian Brasserie Patrasche
住所: 〒212-8576 神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ4F
電話: 044-874-8430
営業: 11:00〜23:00(L.O.22:00)/ランチ 11:00〜15:00(L.O.)
不定休 (ラゾーナ川崎プラザに準ずる)
総席数: 130席
チャージ料: 350円(ダイニングゾーンのみ)
URL: 店舗:http://www.diamond-dining.com/patrasche/
ぐるナビ:http://r.gnavi.co.jp/g600123/
・ヒューガルデン・ホワイト樽-今だけ30リットル
 小西酒造が輸入するヒューガルデン・ホワイトの樽生。通常20リットルの樽に詰められているが、今回30リットルの樽が出現した。
 ヒューガルデン村の工場での生産中止や労働者のボイコット騒動で、20リットル樽の生産が追いつかなくなったという。在庫の20リットル樽はアメリカなどに輸出され、日本向けには急場をしのぐために30リットル樽となったという。30リットルの樽はその容量の多さから、ヒューガルデン・ホワイトの回転の速い店舗にのみ回されたという。
 20リットル樽と30リットル樽とでは、味わいに違いがあるようだが、より美味しいとの評価や封切りの香りが弱いとの評価などさまざま。いずれにしろ今だけの30リットル樽で、もうすぐ無くなるという。無くなれば今後20リットルが継続される。
・デュベル・グリーンの新ラベル
デュベル・グリーンは、モルトガット醸造所のデュベルDuvelの特別ヴァージョン。通常のデュベル(赤ラベル)のアルコール度数が8.5%、無ろ過で濁っているのに対し、グリーンは7.5%で、ろ過されていてクリアー。アルコール度数も高く、ボリューム感があり、飲みごたえのあるデュベルで、ビール単体で極めて美味しく何も不満はないのだが、ベルギーの現地では、「食事と一緒に楽しめるデュベルを作って欲しい」との要望があり、アルコール度数を1%下げ、ろ過して、一見ピルスナーっぽく見えるデュベルを製造。瓶の容量も330mlから250mlに減らして飲みやすいビールに仕上げてある。このデュベル・グリーンは、現地では醸造所近辺のレストランに卸す程度ということで、ちょっと入手困難なビールであり、ベルギーに行った者の自慢話の種となっていた物。日本では河内屋等が輸入しており、あまりレア物扱いされなくなってきているという変なビール。
 さて、そのデュベル・グリーンのラベルであるが、通常のデュベルのラベルが現在のラベルに変更になって久しいが、グリーンのラベルは昔のデュベルのラベルデザインのままであったが、最近やっと新ラベルに変更になったようである。なお、デュベル・グリーンのラベルはグリーンだが、王冠はノーマルのデュベルと同じで赤字のDuvelのロゴである。
 なお、デュベル・グリーンのオリジナルのグラスの形状はフルート型のグラスであるが、これは日本ではまだ見たことが無い。
・ベル・オーブ六本木店ではVan Steenberge祭り状態
 ベル・オーブが輸入する樽生ビールであるが、各1〜3樽という銘柄のビールが多い。5月から順じ提供されてきたが、そろそろ最後の1樽の登場となるビールが相次いでいる。
 9月19日にベル・オーブ六本木店を訪れると、樽生の3種類がCelis White樽、Gouden Draak樽、Augastijn樽という組み合わせ。すべてVan Steenbergeヴァン・スティーンベルヘ醸造所のビールたちである。
まず、Augastijnアウグスティン樽を注文する。Augastijn樽は5月以来久々だが最後の1樽という。Augastijnの専用サーバーハンドルも取り付けられており、ビールが注がれた。樽を開けたのは9/16で3日目。比べるのは小瓶と大瓶。樽の方はやや暗いブロンドで比較的クリアー。泡立ちクリーミイで、香り高く苦味も強いが、すっきりした味わい。初めに金属的な風味を感じるがやがて消える。瓶はちょっと明るいブロンドで濁りがある。樽ビールとは苦味の強さが違う。もっと苦く、スパイシーなあじわい。
 次は、Gouden Draakグーデン・ドラーク樽。樽を開けたのは9/14ということで5日目。ローストされた麦芽の香りと甘味、10.5%という高アルコールのボリューム感がよい。
 店長がエルギーで買ってきたというビールを拝見させていただいたあと、最後は、Bios Kriekenbier250mlをいただく。クリークのフルーツ味が強く、酸味とのバランスが取れて美味しいビールである。この日は、すべてVan Steenberge醸造所のビールをいただきました。
・ブーン・グーズBoon Geuze飲み比べ
新宿フリゴでブーン・グーズ375mlを注文すると、大瓶750mlもあるというので飲み比べ。ブーン・グーズにはヴィンテージ表記があり、大瓶は大月酒店輸入の物で「2002-2003」、小瓶は小西酒造輸入のもので「2003-2004」とある。この「2003-2004」は新しいヴィンテージの登場である。
 小瓶のアルコール度数は日本語ラベルに約7.0%との表示、大瓶は現地ラベルに6.5%との表示があるが同じであろう。
 味わいは大瓶はヴィンテージが1年遡る分、熟成されているが、容量が多く外的悪影響にも変化が少ないので、まろやかな完成された味わい。小瓶は新しい分、フレッシュである。本格的グーズの中では最も飲み易いのがブーン・グーズであるが、まだ荒い感じが残る。
・バルバールBarbãrの新ラベル
はちみつ入りのビールとして人気の高いバルバールBarbãr(ルフェーブル醸造所)であるが、新宿フリゴで新しいラベルを見つけたので、早速いただいた。
 ラベルの変更は大胆なもので、これまでの四角形から六角形に。上下が尖った形なのはトラピスト・ウェストマレのラベルの変更にも似ている。
 ビールは賞味期限2008年4月9日付のもので、ブラッセルズが輸入元のビール。当然ながら新しいロットで、アルコール度数8%でありながらハチミツ2.5%入りということで、ハニーの甘味もはっきりしていてフレッシュ。バランスよく飲みやすい。
 姉妹ビールのバルバール・ウインター・ボックのラベルも変わるのかは不明。
・セント・ベルナルデュス祭り
ベル・オーブ六本木店が、9月11日(月)にリニューアル・オープンしたのに合わせ、同店が輸入するセント・ベルナルデュスのウイット樽、トリペル樽、アブト樽の3種類の樽生ビールを同時に提供するという「セント・ベルナルデュス祭り」が開催された。
特にトリペル樽とアブト樽は本邦初登場。ベルギーのビア・カフェでもめったにお目にかかれないレア物である。9月1〜3日ベルギーのグランプラスにおけるビールウイークエンド2006に参加した菅原店長であるが、セント・ベルナルデュスは出店していたが、アブトの樽は無かったという。トリペル樽の輸入は今回1樽限り。ベルギーのビアカフェよりもレアな光景が我々の眼前に登場しているわけである。
さて、初登場、1樽限りのSt.Bernardus Tripelであるが、アルコール度数6.7%という。大瓶・小瓶とも8.0%あるので、1.3%は違いすぎる。一体何?。この醸造所にはもう一つ「Watou Tripel」というビールでないかを疑う。ちょうど古いボトルがあったので確認すると7.0%。Watou Tripelはその後7.5%度数を高めているので、これとも異なる。6.7%というとPaterと同じ度数。Paterの作りでロースト麦芽をペールモルトに変更したヴァージョンか? Priorも大瓶・小瓶とも8%で樽は7.6%と違いがあったが、瓶と樽は別物なのであろうか。
 Tripel樽の味わいは度数がやや低い分、まろやかな口当たりで飲み易い。飲み比べをした大瓶はスパイシーでベルナルデュス香味がしっかりしていて飲み応えがある。セント・ベルナルデュス・トリプルは私のお気に入りのビールで、このTripel樽と瓶の飲み比べできて幸せ。ますますお気に入りに。
 次に、Abtアブト樽に移る。こちらのアルコール度数は10.0%で瓶と変わりなし。樽はコーヒー豆を焙煎したような味わいで、ほんのり酸味もある微妙なバランス。クリアーなブラウン色で、泡立ちよく、スムーズな飲み口で素晴らしい。飲み比べたアブト大瓶も良いのだが、味の傾向は異なり樽よりももっとどっしり感があり、甘さもあるが非常に濃い中にスパイシーさや穏やかな苦味が溶け込んでいる。どちらもベルギー最高のビールの一つと言え、素晴らしい。
・ベル・オーブららぽーと豊洲店(10月5日オープン)速報

建設中のララポート豊洲
 ベル・オーブ六本木TV朝日通り店閉店の際に伺っていた新しく豊洲に出きるというお店がいよいよ開店する。8月28日付でベル・オーブのホームページに掲載されているが、詳細は後日発表とのこと。10月5日(木)にグランドオープンする「ららぽーと豊洲」のテナントとなる。
 ららぽーと豊洲は、三井不動産が手がける豊洲再開発事業の一つ。
最寄駅は、地下鉄有楽町線豊洲駅またはゆりかもめ豊洲駅であるが、駅直結ではない。
 ※写真は、ゆりかもめ豊洲駅から撮影。
・ベル・オーブ六本木店リニューアルオープン(9月11日)
8月27日〜9月10日の間、改装工事のため休業していたベル・オーブ六本木店であるが、9月11日(月)にリニューアル・オープンした。今年5月に開店2周年を迎えたばかりだが、早くもリニューアルということで、随分と早いなという印象。どう変わったのか。どう変えなくてはいけなかったのか気になるところ。早速訪問した。
 どう変わったざっと感じたところでは、玄関前に雨避けが取り付けられた。これで、雨の日、店を出て傘を差す余裕のスペースができた。冷蔵庫の位置が変わり、大きな冷蔵庫になったので、これからさらに輸入され種類が増えるであろうビールも常に冷やすことができそうである。カウンターが長くなり、出入りの場所が厨房寄りになった。これで、料理を出す導線がすっきりした。客席数が増えた。厨房がよく見えるようになった。トイレがシックな基調となり上品な空間に生まれ変わった。店内の壁にベルギービールの看板が掲示された(いよいよ、セント・ベルナルデュス・カフェの異名をとるか?)。などなど。
 ビールサーバーは3本のままだったが、これはまだ新しいサーバーが届いていないためで、いずれ4本になるという。気になったのは、改装前はグラスの陳列棚に照明があって、明るくグラスを浮き出させており、眺めていて美しかったが、その照明がされておらず、カウンター内が暗い様子。この照明は復活させて欲しいところ。
 ビールの種類は改装前と変わらないが、リニューアル・オープンの日から、樽生は同店が輸入するセント・ベルナルデュスのウイット、トリペル、アブトの3種類を提供するというセント・ベルナルデュス祭りが始まった。
なお、改装の期間、菅原店長はベルギーを訪問し、次回輸入ビールの打ち合わせや、グラン・プラスのビール・ウイークエンドに参加してきたという。アンティークグッズなどベルギーで購入してきたものを見せていただいた。
・World Draught Master 2006 日本代表決定競技大会
「World Draught Masterは、InBev(インベヴ)社製造のベルギービールの樽生ビール・瓶ビールのそれぞれの正しい注ぎ方と、お客さまへの適切なサービスを競うコンテストで、1997年に第1回世界大会が開かれ、毎年20数ケ国からそれぞれの国内予選を勝ち抜いた精鋭が集結します。」という。
 その第2回日本国内予選競技大会として、9月3日(日)14:00-18:15関西予選競技会が「バレル」で開催され、20名が選ばれた。また、9月10日(日)12:00-18:15関東予選競技会、引き続き国内決勝大会が「アントワープ・セントラル」で開催された。
決勝大会には6人が出場し、大阪の「ベルジャンビアカフェ バレル」の岩田 弘さん(25歳)が優勝し、世界大会出場の切符を手にしたという。
 日本からの代表を送るのは今年で3回目となるが、2004年、2005年、2006年と3年連続日本国内代表は、「ベルジャン・ビアカフェ バレル」から輩出することになった。
 詳しくは、小西酒造のホームページで。
・ブラッセルズ・ビール・ラリー達成者パーティ2006
ブラッセルズ・ビールラリー2006達成者を対象に、9月10日(日)、「渋谷ラファブリック」(ZERO GATE B1F)で達成者パーティが開催された。は7月22日(土)〜8月5日(土)までの2週間のラリー達成者は162名であったという。
 今年はブラセルズ20周年ということで、いつも以上にスタッフにも熱がこもったパーティであった。司会はアフロヘアに扮した藤田店長(神谷町店)であったが、最初は無理があるかなと心配しつつも、完全になりきっていていつもと違った側面を見た思い。
 今年もラリーの1番乗りの方が表彰されたが、なんとゴールは6時台。過去もっとも早いスピードで完走したという。タクシーを駆使してのゴールということで、ちょっとまねは出来ないが、その努力は報われるべきであろう。また、恒例の「狙ってもらえるものではない」ブービー賞の方も表彰された。
用意されたビールは各種あり、樽生ビールや瓶ビールを好きな物を選んで飲める。飲み放題。マグナム1500mlのボトルのビールなどはなかなか飲むことができる機会が少ないので、人気が集まったようである。
 途中、クイズ大会があり、抽選で当たった人が5人づつ壇上に上がり、クイズに答え優勝した方は豪華賞品を受け取っていた。
 最後は、会場一杯にディスコミュージックが流れ、全員踊り、興奮し、盛り上がる中、パーティは終了した。
 なお、本会場のラファブリックは禁煙のため、喫煙者のためイドロパットを貸切り、第2会場として開放された。移動は自由だが、確認のために手にスタンプが押された。イドロパットにも樽生や瓶ビールが用意され飲み放題。ワロニアビール専門店のイドロパットにヒューガルデン・ブロンシュ樽があるのは、醸造場がワロニアのJupiler醸造所になったからと考えるのは考えすぎ?。最近はワロニアビール100%にこだわっていない様子。料理はイドロパットの料理なので、こちらの方が美味しい料理を食べることができる。本会場でのイベントに参加できない不利さがあるので、混んでいない様子であった。
 その後、2次会場として多くの者がイドロパットに流れ、パーティの余韻にいつまでも浸たっていた。
・バンショワーズBinchoise醸造所のビール
バンショワーズ・ベルジュBinchoise Belge 250ml瓶が輸入された。瓶は初輸入で、輸入元は(株)えぞ麦酒である。2004年に樽生をブラッセルズが輸入していたが、いつの間にか見なくなった。上面醗酵、アンバーなビール色で、Alc.5.0%のベルギーエール。この瓶は濁りがあり、なぜか柑橘系の味わいを感じる喉越し良いビール。
 もう1本、ローズ・デ・ランパートRose des Remparts a la Framboise 250ml瓶である。フルーツビールなのであまり気にかけていなかったが、ラベル、容量が変更になっていた。さらにアルコール度数も以前は4.5%であったが、この新しい物は3.5%である。これは、(株)廣島の輸入品である。このビールも2004年に樽生をブラッセルズが輸入していた。さて、味わってみると、以前とは変わって果実味が非常に強く感じられる。アルコール度数が下がった理由は、それだけ多くフランボワーズの果汁を加えたためであろう。昨今のフルーツビールのプレミアム(果汁をより多く加えた物)ブームに沿った作りに変えたようだ。飲んで美味しいと思えるビール(カクテル)。
 なお、長らく輸入元の(株)廣島はBinchoiseを「ビンチョイセ」という商品名(カナ表示)にしていたが、2005年から「バンショワーゼ」に変更している。
・オルヴァルの新グラス
オルヴァルに新しいグラスが出回っているという話は今年の5月くらいから聞いていたが、なかなか出会う機会がなかった。このほど、ベルゴ、フリゴ、ファボリのトラピスト巡礼の旅の賞品としてオルヴァルのグラスをいただいたが、そのグラスが求めていた新しいグラスであったので、紹介する。
 形状は現行のグラスと変わらないが、台に「1931-75-2006」との文字。さらにオルヴァルのシンボルである指輪をくわえたマスの浮き出しがある。記載の年号から記念グラスということが推測できる。
 オルヴァル修道院がビールを醸造を再開したのは1931年。今年2006年は醸造75周年にあたる。まさしく75周年記念グラスである。

新旧さまざまなグラス(銀座ファボリ)

新グラス
Trappist Orval glass special edition 75 year
・ベルギービールJapan直輸入ビール
名古屋の(株)木屋(ベルギービールJapan)さんが、今年の3月ベルギーを訪れ、ベルギービールの輸入を計画している旨は、木屋さんのブログ(ベルギービール生活)で発表になっており、楽しみに待っていたところであるが、7月10日ついに神戸港に届き、9月1日から一般にも販売されるようになった。到着から販売まで期間が随分あるのは、ティスティングや販売の準備のためという。輸入されたビールは以下のとおり。リーファー(定温)コンテナで輸入である。
・Bink Blond ビンク・ブロンド(Alc.5.5% 330ml ケルコム醸造所)
・Bink Bruinビンク・ブラウン(Alc.5.5% 330ml ケルコム醸造所)
・Bloesem Binkブルーセム・ビンク(Alc.7.1% 330ml ケルコム醸造所)
・Kerkomse Tripel ケルコム・トリプル(Alc.9.0% 750ml ケルコム醸造所)
・Beieken ビーケン(Alc.8.5% 330ml ボーレンス醸造所)
・Special De Ryck スペシャル・デ・ライク(Alc.5.5% 330ml デ・ライク醸造所)
・Rochus ロヒュス( Alc.6.3% 330ml デ・ライク醸造所)
・Kriek Fantastiec クリーク・ファンタスティーク(Alc.4.9% 330ml デ・ライク醸造所)
・Belgian Beer Cafe - Patrasche-(パトラッシュ)が9月28日にオープン
JR「川崎」駅前の大規模商業施設ラゾーナ川崎プラザ(LAZONA Kawasaki plaza)が9月28日(木)にグランドオープンする。その出店店舗の1つに株式会社ダイヤモンドダイニングが経営する「Belgian Beer Cafe - Patrasche-(パトラッシュ)」がある。
 ラベルもPOPなベルギーBeerのボトルが1000本以上並ぶ店内はBeerづくしな内装で、ビア樽のテーブルに、ビール瓶のシャンデリア…スタイリッシュにベルギーのBeerCafeを再現しているという。約80種類のベルギービールを取り揃える本格ビアレストランということなので、川崎近くの方には朗報であろう。
・小西酒造が輸入するDuchesse de Bourgogne
小西酒造が輸入したDuchesse de Bourgogneデュシャス・デ・ブルゴーニュの新しいロットの裏ラベルが変更になっている。今まではヴェルハーゲ・ヴィヒト醸造所の現地ラベルの上に日本作成のシールがピッタリと張られていた。スポット的な輸入から完全に定番化されたようだ。ヒューガルデン・ホワイトやデュベル、禁断の果実と同じ小西ラベル。
 オリジナルグラスの方も以前入っていたグラスとはガラスの厚み、脚の太さなどで若干異なる。「25cl」のラインもプリントされており、樽生用のグラスであろうか。
 なお、大月酒店が輸入して評判が高い大瓶も、小西酒造で扱うとの話もあり、入手し易くなりそう。
すがや プチほろ酔い会開催決定
ベルギービール取扱いの東の横綱、すがやさんで、新規取扱いのベルギービール中心にプチほろ酔い会を開催するという。ベルギービールは、えぞ麦酒とベル・オーブが輸入するビールが中心。今回初登場のビールも含まれる。
平成18年9月30日(土) 時間 10時〜4時半
すがや 倉庫2F 会費:3800円
-以下、すがやからの案内を転送-
やっと涼しくなってまいりました。
皆様にはお身体変わりはございませんでしょうか。
何時もすがやをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
涼しくなりました、真夏のスッキリ麦酒に変わり(と言っても、皆さんは真夏も関係無く美味しい麦酒!の方々ですね。)重さの有る麦酒も良いのではないかと思い、プチ会を開催いたします!
これ位の暑さなら、アノ場所で倒れるヒトも少ないかと・・・
今回は新規取り扱いの商品が20酒類位揃うかと思います。
お楽しみにっ!
詳しくは此方から↓
http://bsgy.hp.infoseek.co.jp/horoyoi.htm
9月のシロナマAgooゲスト樽生情報
大門のシロナマAgooから、9月のゲスト樽生ビール情報が発表になった。
-Agooのホームページから転載-
9/4 Leffe Brune(レフ ブラウン)
9/11 Brunehaut Blanche Biologique (ブリュノォ ブロンシュ バイオロジーク)
9/25 Gouyasse Triple(ゴイヤス トリプル)
*9/18は祭日の為、お店もゲスト樽生もお休みさせて頂きます。
17日(日)は営業しております。
9月のBisCafe(渋谷)・イレギュラービール情報
9月のイレギュラービール情報
Biscafeのホームページから引用
(※Biscafeのホームページはリニューアル中)
9月5日ビオス・ブラームス・ブルゴーニュ 
ドライなレッドビール。甘味が少なくベルギービールの甘味が嫌いな人でも飲みやすい、最後の1樽です。
9月12日グーデンドラーク
濃厚なダークビール。「ゴールデン・ドラゴン」の意味を持つこのビールはかなりハードな味わい。
9月19日ポペリング・ホメル
ホップの町で作られているホップの苦味が強いビール
9月26日 ベルビュー・クリーク
ダークチェリーをふんだんに使ったランビックビール
9月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
渋谷ベルゴでは、毎週月曜日は、ゲスト・樽生ビールの日として、個性のある普段はあまり飲めない樽生ビールを紹介している。
9/ 4(月)  フローレフ・トリプル  7.5%  すっきりとした甘みのあるトリプルタイプ 
9/11(月) デ・コーニック  5.0% ホップの苦み、モルトとコクのバランスのとれた味わい
9/19(火) ブリュノ・トラディショナル 6.5% 甘味を備えた引き締まった味わい
9/25(月) ウルション   7.0%   すっきりした仕上がりの飲みやすいブラウンビール
8月
『BEER BAR Bitter』訪問しました
8月10日、Bitter(ビター)がオープンした。オープン当日は非常な混み様であったという。オープン前後、東京に不在であったので、忙しさもひと段落した頃に伺う。
 お店の場所は神楽坂というイメージであったが、実際には飯田橋駅が近い。
 さて、お店を見つけ、階段を上がって2階の扉を開けて入る。バーであるので暗いのは当然だが、多分ベルギービールのビアカフェの中では一番暗目の設定かもしれない。ブラッセルズ神楽坂店など夜がふけるにつれ少しずつ灯りを暗くしていくのであるが、その最も暗くなっている時間帯に訪れたような雰囲気になる。静かにお酒や雰囲気を味わって欲しいという気持ちが伝わってくる。
 ビールを注文するとグラスを洗浄機で洗うが、これがイタリア製でグラスを押し付けると水が下から噴水のように勢よくでてきてグラス内を洗う。東京では丸の内のアントワープ・セントラルで同じようなシステムがある程度。また、カウンターの一角にはビールが氷で冷やされている。いわゆるどぶ付けなのであるが、このビールは手にとって見ることが出来、飲みたいビールを自由に選ぶことができる。冷やしてあるのは、その日のお薦めビールということである。
 店のオープンが予定よりもかなり遅れた分、内装や調度にいろいろ工夫がほどこされていることがわかる。ヨーロッパのアンティークな小物類が展示してあり、興味深いものも多い。まだまだ集めるらしい。
 ビールはまずXX Bitterをいただいた。お店の名前を冠したこのビールは大月酒店輸入のビールである。ホップが効いた苦味のあるビールだが、飲み応えがあり、私も大好きなビールである。Alc.6.2% 330ml。
 次にいただいたのはGirardin Gueuze375ml(大月輸入)、そして、Leute Bokbier(ベル・オーブ輸入)。メニューを見ると、ブラッセルズ輸入のビールの種類が多いが、それは当然のこと。しかし、その他にもいろいろよい物を選んで、提供していく姿勢である。当初「ブラッセルズの支店がまた増えるだけという印象にならないか?」と危惧していたが杞憂であった。

イタリア製のグラス洗浄機

XXBitterと
お店Bitterのオリジナルグラス

カウンター

その日のお薦めビールが
氷で冷やされている

【データ】 BEER BAR Bitter
住所: 新宿区津久戸町1-14 2F(神楽坂 本多横丁)
電話: 03-5261-3087
営業: OPEN 17:00〜26:00
CLOSED 土曜日+祝日お休み
URL: http://homepage.mac.com/beer_bitter/
・ベル・オーブ輸入のベルギービールが他店でも飲める
 ベル・オーブ直輸入ビールは魅力あるラインナップなのだが、六本木にまで行かないと味わうことができないのが残念と思っている方も多いと思う。
 さて、6月に麻布税務署より条件緩和で輸出入の「卸」の免許を取得したことにより、ベル・オーブ直輸入のビールが、他店へも卸せるようになり、少しづつ飲める機会が増えてきた。
 例えば、横浜Cheersの7月24日には、「本日のゲストビール (Today's Guest Beer)は、グーデン ドラーク (ベルギー)10.5%alc./vol.」「次のゲストビールは、ビオス ブラームス ブルゴーニュ(ベルギー)です。」とのアナウンス。
 また、渋谷Biscafeでは、「8月1日ビオス・ブラームス・ブルゴーニュ 若干渋みがあり、甘味と酸味がちょうど良いレッドビール」「8月15日ギュルデンドラーク アルコール度数10.5%の高アルコールビール」とのアナウンス。
 これらのビア・カフェでは継続的に入荷することが予想されるし、今後も取扱いの店舗が酒販店にまで広がりそうなので要チェック。
※追伸 9月2日、Biscafeを訪れると、再びビオス・ブラームス・ブルゴーニュ樽であった。
・マルール10とマルール8の飲み比べ
この夏輸入された大月酒店輸入のビールが少しずつ飲める機会が増えてきた。7月3日に到着したというのになかなか登場しないのは、税関の検査方法の変更のためで、輸入業者はいづれも対応に手間取っている様子。詳しくは大月酒店さんのホームページに記載がある(記載のページを見るには会員登録必要)。
 さて、今回のロットもまたハプニングの連続らしく、ビール、数量など予定とは異なっていて大変と聞く。
 さて、今回はマルールMalheur10の大瓶を味わう。2008年3月賞味期限の印字だが、前回輸入された瓶は2007年10月賞味期限のロットであったので、これは大月酒店の最近の輸入の品のよう。1ケース12本のみと聞く。前回の輸入時の分が大変おいしく再び味わいたいと思っていたところである。ブロンド色で苦味と甘味のバランスがよ、くアルコール度数10%とボリューム感があって飲み応えがある。
 飲み比べたのはマルールMalheur8。今回が初輸入である。輸入された量は少ないと聞く。アルコール度数8%330ml。2007年7月賞味期限の瓶。10のあとに飲んだせいか、10よりはボリューム感が弱いが、こちらはかなり苦味が強く、また別の味わいがあり楽しめた。澱の量は断然10の方が多い。
別の日にEchte Kriekenbierエヒテ・クリーク。賞味期限2007.2のもの。以前、小西酒造が輸入していたが、これは大月酒店輸入のもので、ラベルが新しくなっている。アルコール度数6.8%。Verhaeghe醸造所のDuchesse de Bourgogneをベースにしてクリーク果汁を加えたと考えただけでも、これは美味しそうである。実際酸味とフルーツの味わいのバランスが見事。さすがリーファー輸入で状態がよい。残念ながらこれも極少輸入とのこと。
・Agoo皆様に感謝!!栄光の3周年フェア
 浜松町、大門にあるシロナマAgoo(アグー)が3周年を迎えた。高野店長が下高井戸のアグリオから移り、開店して3年。海晴亭グループのお店として、ベルギービールの情報発信地の1つとして大きな存在感のあるお店に成長した。
 さて、3周年を記念して白生ビールが1杯500円で提供するという破格の企画。さっそく伺ってみた。ヒューガルデン・ホワイト樽を「白生(シロナマ)」と呼ぶのはAgooほか海晴亭各店の特徴。早い時間に訪れたが今回は1人何杯でも飲めるということからか、すでにお客さんで一杯。2倍の量の大グラスはさらにお徳の900円で提供されていた。ビールがどんどん注がれ運ばれていく様は凄い。女性のグループでも皆大グラスで味わっていて、大盛況。おめでとうございます。
※参考-通知文-
「シロナマAgoo」は本日8/28でOPENしてから丸3年になります。世田谷区から港区の扉を開けて1本の道を進んで来ました。
ひとつの通過点に来れたのも日頃のお客様、スタッフ、業者の皆様、各関係者様に支えられて来たからこそ、ここまで来られたんだと思います。本当にありがとうございます。そこでささやかではありますが「Agoo皆様に感謝!!栄光の3周年フェア」を開催したいと思います。
「Agoo皆様に感謝!!栄光の3周年フェア」
8/29(火)〜31(木)の3日間ヒューガールデン ホワイト(シロナマ)を何杯飲んでも1杯500円!!!
そして3日間先着順でベルギービールオリジナルグッズ プレゼントします。
そして、そしてフェアは明日からですが今日は月曜日。ゲスト樽生の日です。
本日は「ブロンシュ・ド・ブリュッセル」ヒューガールデンとは全く違うシロナマです。
これもお楽しみに!!皆様のご来店スタッフ一同お待ちしております。
最後までお読み頂きありがとうございました。
港区芝大門2-4-5杉原ビル1F Agoo

撮影:某A店T店長
・いよいよシメイ・トリプル樽生の輸入が近づいた
 以前から強くお願いしていたが、なかなか実現していなかったシメイ・ホワイト樽の輸入がいよいよ具体化してきた。
 8月24日、輸入元の三井食品主催によるシメイ・ホワイト樽生の試飲が業者向けに銀座ファボリにおいて開催されたという。樽の容量は20リットルということで、これは新しい規格で扱い易い。
 11月下旬には、日本国内においてトラピストビールの樽生が飲めるようになりそう。待ち遠しい。
・セント ベルナルデュス プリオールSt.Bernardus Prior樽
8月17日、ベル・オーブ六本木店でSt.Bernardus Prior樽の提供が開始されたというので、翌18日に伺った。
 St.Bernardus Priorの瓶との飲み比べを行う。瓶のアルコール度数が8%なのに対し、樽は7.6%ということで、わずかに低い。瓶には「Prior 8」との記載があるが、樽には8の記載がないのがそのせいか。樽詰めは2006.2.15で賞味期限は2007.2.15との表示。香り高くベルナルドス特有の風味があるが、やや軽いく飲みやすい。330ml瓶は2011.2.28が賞味期限との表示。ことらは樽よりも香りがおとなしいと思われるが、樽よりもブリューム感があってまた、発泡感も強い。少し飲みにくいが樽と比較しての話。
 その後、知人が現れてピラート、グーデン・ドラーク、ベルナルデュス・トリペル、ベルナルデュス・アブトを味わい、酔いがまわった。 
・セゾン・ヴォアザンSaison Voisin樽
ブラッセルズ各店はお盆の時期は休業。しかし、渋谷パルコパート1地下1階のイドロパットだけは、パルコの営業日と合わせているため、お盆中でも営業している。
 毎年、このお盆の時期のイドロパットでは、ブラッセルズが輸入する新しい樽生ビールがお披露目されるので、目が離せない。
 今年は8月14日(土)から、セゾン・ヴォアザン樽が登場した。用意されたのは6本の樽だが、1日1本の割で20リットルの樽が空いていくという。
 セゾン・ヴォアザンは、ジェアン醸造所が伝統的なスタイルのセゾンビールを復活させたもので、やや暗いアンバー色。かすかに濁る程度のクリアーさ。クリーミイな泡。アルコール度数5%で、苦味が強くスッキリ爽快。思いっきり飲める。「昔、農夫が農作業中に暑さしのぎに飲んでいたビール」という話も、この樽を飲むと実感できる。
 なお、合わせて瓶も飲んでみたが、こちらは樽よりも明るいアンバー。泡立ちがよく、樽よりも発泡感が強いが、それはコカコーラのような喉に来る発泡感である。セゾン・ヴォアザンの瓶もかなりお薦めである。
※セゾン・ヴォアザン瓶のラベルが新しくなっています。周囲の文字列が異なっています。
・ヒューガルデン・ホワイト樽
Inbevからヒューガルデン・ホワイトが、JUPILERの工場で作られ、ヒューガルデン村ではボトリングのみを行うということが発表(2005.11)されて久しい。
 最近入荷したヒューガルデンの樽のキャップの色が青からねずみ色に変更になったということで、あるビア・カフェからキャップをいただきました。
 このねずみ色のキャップの樽は、JUPILER製のビールとのこと。これで、ヒューガルデン・ホワイトはフランドル地方のビールではなくワロニア地方製のビールとなったということでしょうか。なお、青いキャップにはアルコール度数4.9%の表示ありましたが、このねずみ色のキャップには4.8%との表示があります。度数をさらに0.1%下げたようです。
 また、樽は今まで20リットル樽のみだったのが、一部30リットルの樽も輸入されて、ビールの回転が速いお店に出回る。
トラピストビール・ 6修道院めぐりの旅終了
ベルゴ・フリゴ・ファボリの3店による「トラピストビール・ 6修道院めぐりの旅」だが、お盆の時期ということもあって、奉行所の面々もそれぞれの都合で各自各店を回った。期間は、8月7日(月)から8月15日(火)までの9日間であったが、私は家族旅行等で終わりのの14日にエントリーし、15日にファボリで達成した。 
 各店の指定トラピストとは、
 渋谷ゲルゴがOrvalとRochefort
 新宿フリゴがAchelとWestmalle
 銀座ファボリがChimayとWestvleteren
なお、Westvleterenは各店回り4つ以上のスタンプがあることが条件。
用意されていたトラピストビールは、通常の入手しやすいものの他に、珍しい物も。Westmalle Extra、Rochefort 6、Chimay Brue 2000、Westvleteren Abt 12。
Westvleteren Abt 12はファボリ直輸入のビールで、13日(日)より3日間、各営業日24本ずつ販売。最終日15日に私も頂くことができました。さて、隣りの方の瓶と私のビールの瓶を比べると、私の瓶の首には「TRAPPIST」と書かれた突起があり、これはWestmalleの瓶と同じもの。Westvleterenのボトルは基本的に何も無いシンプルなボトルなので、イレギュラーなボトルかとも思うが、2種類のボトルが半分づつあったという。
『BEER BAR Bitter』 8.10 OPEN!!!
ブラッセルズ神楽坂店の店長を勇退し、独立して新たなお店を出店するとの話を聞いてから大分経つが、いよいよ8月10日(木)にオープンするという。
 場所は、神楽坂の本田横丁。


【データ】 BEER BAR Bitter
住所: 新宿区津久戸町1-14 2F
電話: 03-5261-3087
営業: OPEN 17:00〜26:00
CLOSED 土曜日+祝日お休み
URL: http://homepage.mac.com/beer_bitter/
『第4回 夏休み・スロービールで行こう!トラピストビール・ 6修道院めぐりの旅』
今年も、ベルゴ・フリゴ・ファボリの3店による「トラピストビール・ 6修道院めぐりの旅」が開催される。飲んだ本数を競うわけではないので、タイトルどうりスロービールとしてじっくりとトラピストビールを味わって欲しい。
-以下、通知文転載-
『第4回 夏休み・スロービールで行こう! 
トラピストビール・ 6修道院めぐりの旅』
★★ 8/07(月)から8/15(火)まで9日間 ★★
★トラピストビール6修道院勢ぞろい★
2006年の夏は、『口に含んだ瞬間に至福な時へと導いてくれる伝統の味』トラピストビールでスローな時間を過ごしてみてはいかがですか?
 トラピピストビールの呼称を使うことを許された修道院ビールは世界中で6箇所しかなく、すべてがベルギーにあります。
今回は、その6つのトラピストビールを全て揃えて店舗を巡る特別巡礼企画です。
6つのトラピストビール全てが揃うことはあまりありません。
 1.Scourmont/スクールモン修道院             CHIMAY /シメイ
 2.Orval/オルヴァル修道院                  Orval/オルヴァル
 3.Westmalle/ウェストマール修道院          Westmalle/ウェストマール
 4.St.Remy/サンレミ修道院                Rochefort/ロッシュホール
 5.St.Benedictus/シントベネディクトゥス修道院   Achel/アヘル
 6.St.Sixtus/シントシクストゥス修道院    Westvleteren/ウエストフレテレン
 【期間】   2006年8/07(月)から8/15(火)まで9日間
 【ところ】   ベルゴ・フリゴ・ファボリで開催
                 (期間中は各店休みなしで営業いたします)
 【内容】   ◆  指定期間内に、3店舗を巡り、各店舗ごとに指定された
                     トラピストビールを飲んで、修道院のスタンプを集めて頂きます。
                ◆  3店舗全てで指定のトラピストビール飲んでいただいた方
                     (3つ以上のスタンプ)には、憧れのトラピストビール専用グラスを
                     1つプレゼント致します。
                ◆  westvleteren(abt12のみ)の販売は、4つ以上のスタンプを
                     お持ちの方に限り、13日より、お一人様一本のみとさせて頂きます。
                    詳細はこちらからhttp://www.eurobeer.net
・「日経おとなのOFF」9月号にビール記事
「日経おとなのOFF」9月号(8月6日発売)にビールに関する記事が掲載されている。
最高のビール 名人の一杯、どれが旨い!? どこで飲める!?と題し、この夏、訪れたい「名人の一杯」が飲める店から、家庭のビールを美味しく飲むコツまで網羅し、本格梅酒、発泡日本酒、白ワインなど、夏に旨い冷酒も掲載されている。
 特に巻頭の「ビール大激論」では、大手ビール会社K社のほか、ベル・オーブ六本木店店長、河内屋酒販、他により「より旨い一杯」について熱く語られている。編集で縮められたのか、または、もともとそういう方針ではなかったのか、ベル・オーブ店長がベルギービールに話題を向けるが残念ながら話が続いていかないようである。
デンテルヘムス・ウイットDentergems Witbier樽
8月5日から、ベル・オーブ六本木店でDentergems Witbier樽の提供が開始されたというので、8月7日に伺った。
 アルコール度数5%のこの白ビールは、ヒューガルデン・ホワイトに近い味わいでバランスがとれている。瓶との飲み比べでは、瓶ビールの色がやや暗い。
セント・ベルナルデュス・ウイット樽とボルネン・トリプル樽
8月2日、ベル・オーブ六本木店を訪れるとセント・ベルナルデュス・ウイットSt.Bernardus Wit樽とボルネン・トリプルBornem Tripel樽がつながれていました。とちらも再登場です。
セント・ベルナルデュス・ウイット樽は7月28日(金)からの提供、ボルネン・トリプル樽は8月1日からの提供。
セント・ベルナルデュス・ウイット樽は、もう底の方で、かなりの澱があり、苦味が強い。ベルナルドス特有の酵母の香りは今回は弱いが、味わいにははっきりと清酒、吟醸酒的な風味がJ感じられる。
 ボルネン・トリプル樽は瓶との飲み比べ。樽はクリアーでスパイシー、フルーティな味わい。瓶の方には澱がありボリューム感が樽よりもある。この日の樽は本当に旨い。
ブラッセルズ・ビールラリー2006終了
7月22日(土)〜8月5日(土)までの2週間開催されたブラッセルズのビールラリー2006が終了した。我々奉行所の面々も参加しラリーを楽しんだ。初日は奉行、鴻巣代官等3人で昼間3店舗を回る。奉行はイドロパット→カフェ・クレプスキュール→シャンブル・クレールの順に回る。夕方からは、3人同じコースで神谷町店→原宿店→カフェ・ヒューガルデン→神楽坂店→神田店ゴール。途中与力にも出会う。
 今年のパスポートは3色あり、各店舗で異なる色を発行していた。
-
 今年は土曜日スタートということもあって、神谷町店の営業が5時30分からということで、昼間に回れる店舗が3店舗に限られた。「夕方オープンの各店舗を効率よく回るにはどう回ればよいか」がポイント。途中1日で回ろうとしていた有志に出会うが、夕方原宿店スタートの方が多い。電車、地下鉄以外にもタクシー利用など、必至にラリーを行っているグループにも遭遇した。昨年、トオプゴールを果たした我々だが、今年は難しいと感じるようになった。果たして結果は?
 なお、与力は3周回り、鴻巣同心は仙台へ行き、八州回りは、徒歩でラリーを達成するという個人個人のノルマを課してのゴール達成であった。奉行は2周目大瓶のみで回るノルマを自ら課したが達成できなかった。

イドロパット

シャンブル クレール

ブラッセルズ神谷町店

ブラッセルズ原宿店
8月のBisCafe(渋谷)・イレギュラービール情報
8月のイレギュラービール情報 IRREGULAR BEER What's 樽
8月1日 ビオス・ブラームス・ブルゴーニュ 
若干渋みがあり、甘味と酸味がちょうど良いレッドビール
8月8日 ステラ・アルトワ
ベルギーのみならず世界各国で飲まれているピルスナー
8月15日 ギュルデンドラーク
アルコール度数10.5%の高アルコールビール
8月22日 ベルビュー・クリーク
ブラックチェリーをふんだんに使ったチェリービール
8月29日 未定
以上を予定しています。
※追伸 8月29日は、レフ・ブリューンに決定
8月のシロナマAgooゲスト樽生情報
大門のシロナマAgooから、8月のゲスト樽生ビール情報が発表になった。
-Agooのホームページから転載-
8/7 Grisette Blanche (グリゼット ブロンシュ)
8/21 Brunehaut Tradition (Amber)(ブリュノォ アンバー)
8/28 Blanche de Bruxelles (ブロンシュ ド ブリュッセル)
やっぱり夏は「シロナマ」ですね!
*Agoo店は8/13〜16迄お休みさせて頂きます。
8月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
渋谷ベルゴでは、毎週月曜日は、ゲスト・樽生ビールの日として、個性のある普段はあまり飲めない樽生ビールを紹介している。
8/7(月)アベイ・デ・ロックス 9.0% 麦々しい味わいのダークカラービール
8/14(月)ブロンシュ・ド・ブリュッセル 5.2% 味、香りともにバランスのとれた白ビール
8/21(月)コゼル・チェルニー / ピルスナー・ウルケル(チェコ)
コゼル・チェルニー終了次第、ピルスナー・ウルケルをお出しします
8/28(月)ブリュノォ・ブロンシュ・バイオロジーク 5.0% 有機栽培の原料を使用した白ビール
7月
・セント・ベルナルドスの看板
7月末、ベル・オーブ六本木店の前に、鮮やかな青い看板がありました。St.Bernardusの看板です。修道士風(元修道士?)のおじさんの前にはSt.Bernardus 6、 8、 12、Tripel、の他、Watou Tripelの5本のビールが描かれています。Watou Tripelはベル・オーブでは扱っていませんが他の4本は飲めます。
 残念ながらコンセントがベルギーと日本とでは合わないということで、この看板は光らないということです。
ベル・オーブのスタンプラリー達成
 ベル・オーブ六本木店ではスタンプカードによるスタンプラリーを行っていることはすでに紹介したが、内容は直輸入瓶ビール29種類を飲むと1周、同様に2本づつ飲み終えると2周目達成となる。1週目達成でグラスプレゼント、2周目は未定。さらに樽生ビールの直輸入は24種類だが、うち15種類の樽生ビール+瓶2周目達成の人にはスペシャルプレゼントということで、2周目以降のプレゼントは達成者がしばらくなさそうなので要相談ということらしい。
 さて、奉行所、鴻巣同心は7月18日、奉行は少し遅れ7月28日に瓶2周+樽15種を達成した。店長からのスペシャルプレゼントは、Augustijnの傘。赤地にVan Steenberge醸造所のマークとAugustijnの文字がある。店長からは「是非梅雨が明ける前、雨の日に受け取って、オーガスチンの傘を差して帰って欲しい」と言われていたが、達成日は残念ながら雨が降っていなかった。 
◆ベル・オーブ輸入のビール◆
醸造所・ビール名 Alc. 小瓶 大瓶 マグナム
Van Steengerge醸造所
セリス ホワイト 5.0% 20L樽 250ml - -
セリス・ペール・ボック 5.0% - 250ml - -
ビオス ブラームス ブルゴーニュ 5.5% 30L樽 250ml - -
ビオス・クリーク 5.0%
5.2%
30L樽
5.2%
250ml
5.0%
- -
アウグスティン 7.5% 30L樽 330ml 750ml -
ボルネン・ダブル 8.0% 30L樽 330ml 750ml -
ボルネン・トリプル 9.0% 30L樽 330ml 750ml -
ルート・ボック 7.5% 30L樽 330ml 750ml -
グーデン・ドラーク 10.5% 30L樽 330ml 750ml 1500ml
ピラート 9% 9.0% - 330ml - -
ピラート 10.5% 10.5% 30L樽 330ml - -
ゲンツ・トリプル 8.0% 30L樽 330ml - -
ブリューゲル・アンバー 5.2% 30L樽 330ml - -
Liefmans醸造所(Liefmanns Breweries)
リーフマンス・オード・ブリューン 5.0% 30L樽 250ml - -
リーフマンス・グーデンバンド 8.6% 30L樽 375ml 750ml -
リーフマンス・クリーク 6.0% 30L樽 250ml,375ml - -
リーフマンス・フランボーゼン 4.5% 30L樽 250ml,375ml - -
リーフマンス・ヤン・バン・ゲント 5.5% 30L樽 375ml - -
リーフマンス・フリテッセ・クリーク 3.5% - 250ml - -
Riva醸造所(Liefmanns Breweries)
ルシファー 8.0%
8.5%
30L樽 330ml
8.5%
750ml
8.0%
-
デンテルヘムス・ウイット 5.0% 30L樽 330ml - -
ストラッフェ・ヘンドリック・ブロンド 6.0% 30L樽 250ml 750ml -
ストラッフェ・ヘンドリック・ブリューン 8.0% 30L樽 250ml 750ml -
St.Bernardus醸造所
セント・ベルナルデュス・ウイット 5.5% 30L樽 330ml - -
セント・ベルナルデュス・ペーター6 6.7% - 330ml 750ml -
セント・ベルナルデュス・ペリオール8 8.0%
7.6%
30L樽
7.6%
330ml 750ml -
セント・ベルナルデュス・アブト12 10.0% 30L樽 330ml 750ml -
セント・ベルナルデュス・トリペル 8.0% 30L樽 330ml 750ml -
グロッテンビア 6.5% - 330ml 750ml -
ブラッセルズ・ビールラリー2006
今年も都内ブラッセルズ8店によるビールラリーが開催される。期間は7月22日(土)〜8月5日(土)までの2週間。
 我々もラリーに挑戦するが、今年は初日が土曜日というのが全店制覇の難しいところ。神谷町店が土曜日は午後5時30分開店なのである。また、恵比寿のシャンブルクレールが月曜日が定休で、かつ営業時間が(火)〜(土)は午後8時まで、(日)は午後6時で終了することも忘れてはならない。表参道のカフェ・クレプスキュールも午後8時までである。
 なお、達成者パーティは9月10日(日)。
-詳しくは、ブラッセルズのホームページを参照されたい。-
・Westmalle Tripelの新ラベル
 今回到着した小西酒造が輸入したウェストマレ・トリペルはラベルが新しいデザインとなっている。正方形を45度傾けた菱形っぽいラベルで、ウエストマレ修道院のロゴとWestmalle Trappistの文字のほか、ビールタイプのTripelの文字だけといったシンプルなもの。詳しい情報はすべて裏ラベルに記載されている。
 ベルギービールのラベルのデザインは頻繁に変わるものが多いが、ウェストマレのラベルは特に変わるたびに驚かされている。 毎回以前の方が良かったと思うのは私だけ?
 なお、ベルギーでは、Dubbelのラベルも同時に変更されているが、こちらはまだ日本では未登場である。次の輸入時のロットではDubbelも新ラベルになると思われる。
ゲンツ・トリプルGentse ripel樽
ベル・オーブが輸入するゲンツ・トリプルGentse Tripelの樽が7月13日に開栓された。翌7月14日に伺う。賞味期限2007.12.25のもの。Alc.8.0% 30L。樽は濁りのあるブロンド。泡立ちがよく、泡が固くクリーミイ。口当たりもスムーズだが、ホップの苦味がかなり強い。バランスはかなりよい。
 比べたのは賞味期限2008.7.14の330ml瓶。クリアーナブロンドで泡立ちあるがすぐに消える。苦味がきつい。
 このほか、この日味わったのは、Celis Pale Bock 250ml、DuldenDraak 330ml。
渋谷Belgo 9周年!! レフ感謝祭
渋谷ベルゴ7/10(月)〜7/13日(木)までの4日間、9周年イベントとしてレフ感謝祭が開催された。渋谷ベルゴがオープンしたのは今から9年前の1997年7月16日だったという。
 イベントではビールと合わせた特別なメニューも充実しており、レフ・ブロンドとセットとなるものは「リードヴォーとアンディブのオーブン焼き」、レフ・ブリューンとセットとなる物は「豚バラのレフビール煮込みリンゴ添え」、どちらもビールとよくマッチし、非常に美味しい。
 ビールを飲むごと、特別料理を注文するごとにくじを引くことができ、一等はレフ・ブロンド樽生3リットルプレゼントということで、9周年にちなみ9杯分の当たりが用意された。その他、タオル、コースター立て、栓抜き、ポストカードなどが賞品で用意された。残念ながら、クジを7枚引くほど飲食したが、私はすべて外れてしまった。訪れたのが水曜日で、月・火の2日間でいっぱいお客さんが来店し、クジが無くなりそうということで、水曜日に再びクジを増やした(外れを多くした?)ということで、当たりクジが当たりにくくなったようである。これも運。外れても、祝う気持ちは変わらない。来年は10周年ということになる。それに期待しようかナ。
 この間、ベルギービールではないが、チェコビールの樽や瓶の良品がベルゴ・フリゴ系で直輸入されている。最後はチェコビールで乾杯!
アベイ・デ・ロック樽
7月11日、銀座ファボリを訪れると、本日の樽生ビールは、アベイ・デ・ロック。ブラッセルズ輸入の樽ビールでは久しぶりに味わう銘柄であるので嬉しい。
 開栓して2日目だという。ビールはかなり濁りがあり、本来のブラウン色よりは明るく感じる。香り良く、飲むとホップの苦味が強く、また甘く、ほんのり酸味もあり複雑でボリュームのある味わい。こうしたビールはゆっくりと味わいたい。ビールが少し温まると別の香味を感じることができる。
 アベイ・デ・ロックは、ビール名にアベイと付くのでアベイビールと思われがちだが、修道院とは関係ないのでアベイではない。そのせいかアメリカ輸出用ラベルには「Brasserie Des Rocs Brune」とビール名が書いてある。
醸造所オリジナルの漫画のコースター。
・ピラートPiraat樽とリーフマン・フランボワーズLiefmans Frambozen樽
7月10日のベル・オーブ六本木店では、7月7日より再度ピラートの樽生が、提供されていた。アルコール度数10.5%であるにもかかわらずスムーズな飲み口で複数杯を平気で飲み干してしまう危険なビールである。泡立ちよく、以前はクリアーだったがこの樽のビールは樽内2次醗酵のためだろうか、濁りがでてきている。色はブロンド。苦味も強いがほんのり甘さもありボリュームあるがまろやかな飲み口。
 飲み比べした瓶の方は賞味期限2008年1月のもの。色は樽よりも濃い目のアンバー。すっきりした苦味と高アルコール感。もう少し瓶内2次醗酵して熟成感がでてくるとさらに美味しくなりそうである。
サーバーには、セリズ・ホワイトとリーフマン・クリークが繋がれていたので、残り少ないというリーフマン・クリーク樽を頂くことにした。樽の底の方で、開けてからだいぶ経つせいかフルーツの甘味はあるが、口の中をキュット〆る酸味が不足してきたようだ。同時に飲み比べをおこなった瓶375mlの方が酸味が強くて美味しい。
 丁度リーフマン・クリーク樽が底を着いたので、ただちにリーフマン・フランボワーズ樽が繋がれた。樽には賞味期限2006年12月の表示がある。アルコール度数4.5% 30L。樽開けビールの泡の色は紅色。なお、3杯目の泡の色は白であった。樽開けの味わいはフルーティだが重厚なボリュームある味わい。だが、3杯目はフルーティだが軽やか。3杯目の味が安定した味わいなのだろう。375ml瓶との飲み比べを行う。瓶はクリアーである。樽の方が濃厚な味わいよい。
・リーフマン・クリークLiefmans Kriek樽
7月4日、ベル・オーブ六本木店で直輸入のLiefmans Kriek樽の提供が開始されたというので、早速翌日伺った。樽はAlc.6.0% 30Lで、2006.9賞味期限のもの。樽開け2日目の安定したあじわい。やや甘味を感じる酸味のある味わい。フルーツ香味が旨い。フレッシュ感よし。このクリークの樽には甘味を付けていない樽も醸造所では作っているとのことだが、今回は甘味のある方を輸入したとのこと。甘味のない方も是非味ってみたいものである。
 250ml瓶との飲み比べ。Alc.6.0%で賞味期限は2007年11月の瓶。樽よりも渋みを感じるやや甘く酸味あるバランスの取れた美味しいビール。フルーツ系はフレッシュ感でフルーティさが素直に感じられる樽の方が美味しいかな。瓶熟成の酸味も好きなのだが。
ストゥルッペ
常陸野ネストビールを醸造する木内酒造がドイツ、ベルギー、イギリスのビールを多数アメリカから輸入した。
 瓶ビールのほかにも、樽(ケグ)ビールが輸入されており、その1つが7月4日から新宿駅東口出てすぐのBergで開栓された。
 ビール名はお店によると「ストゥルッペ」とあり、チラシの解説では「Regenboog醸造所。1830年創業の様々なビールを造る醸造所です。ベルギーでは珍しいピルスなータイプ。」(※ピルスなータイプはピルスナータイプの誤植?)
 Bergではたまにベルギービールの樽が提供されることがあるが、ビール名の表示のカタカナが一体何のビールかわからない場合がある。今回の「ストゥルッペ」もそうで、いかなるビールか調べると、ストゥルッペの「ぺ」は「ペ(pe)」ではなく「ベ(be)」の間違いで、醸造名Brouwerij Strubbe(ストゥルッベ醸造所※(株)きんきの表示)である。今回木内酒造ではRegenboog醸造所のビールの樽も同時に輸入している(これもいつか味わいたい)ので間違ったのであろう。Brouwerij Strubbeで造っているピルスナーであれば、Strubbe Super Pilsとなるので、アルコール5%、50L樽。Brouwerij Strubbeの創業は1880年。
 さて、ビールを味わいに7/5にお店に伺う。大グラス380mlが787円、小グラス200mlが420円。まず、大グラスでいただく。クリアーなゴールド色で、ほんのり麦芽の甘味があるがちょっとした酸味も感じられる。苦味が強くない上品なバランスのピルスナー。なお、Brouwerij Strubbeの有名なビールはIchtegem's Oud Bruin (イヒテヘムズ・アウト・ブライン)。
※7月13日(金)に2樽目が開栓された。
渋谷Belgo おかげさまで9周年!!
渋谷ベルゴが9周年を迎える。
-以下、ベルゴのホームページから引用-
おかげさまで9周年!!
おかげさまで渋谷Belgoは今年9周年を迎えることができました。そこで皆様への感謝の気持ちを込めて、来る7/10(月)〜7/13日(木)までの4日間、9周年イベントとして「Leffe Blonde & Leffe Brune Campaign」を開催いたします。
期間中は、Leffe BlondeとLeffe Bruneのセットが\1,400-。Leffeを使ったフードメニューをご用意する予定です。
さらに期間中Leffeをご注文いただいたお客様には、Leffe Blondeの3リットル樽生(330mlグラス約9杯分)をはじめとして素敵なLeffeグッズなどが当たるくじ引きもご用意しております。
・小西酒造輸入の夏の限定品ビール
小西酒造の夏の限定ビールが到着した。新銘柄が2種類含まれている。
1.ヘット・アンケル醸造所のマルグリート(Alc.6.5% 330ml)※初輸入
2.デュ・ボック醸造所のアップルボック(Alc.3.5% 250ml)※初輸入
3.ダ・シュッフ醸造所のラ・シュフ(Alc.8.0% 750ml※再入荷・新ラベル
4.ローデンバッハ醸造所レッド・バッハ330ml※再入荷
マルグリートは、2005年に開催されたメッヘレン市の祭りの為にヘットアンケル醸造所が特別に造ったブロンドビールという。スパイスに「ローズ ボタン」を使用しているというが、ローズ・ボタンとは何?。調べてもわかりません。ローズ・ヒップRosa caninaならローズティーにも使われているが。
7月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
渋谷ベルゴでは、毎週月曜日は、ゲスト・樽生ビールの日として、個性のある普段はあまり飲めない樽生ビールを紹介している。
7月の予定は、以下のとおり。
7/3(月)コゼル・チェルニー(チェコ)3.8%
日本初上陸のシャープで力強い味わいの黒いラガービール
7/10(月)レフ・ブラウン 6.5%
おかげさまでBELGOは9周年を迎えることができました。
レフ・ブロンドとレフ・ブラウンの特別企画を予定しております
7/17(月)ピルスナー・ウルケル(チェコ)4.4%
ザーツホップの苦味が絶妙な最高品質のビール
7/24(月)ガンブリヌス(チェコ)5.0%
チェコで最も売れているピルスナービール
7/31(月)コゼル(チェコ)4.8% / ピルスナー・ウルケル(チェコ)4.4%
コゼル終了次第、ピルスナーウルケルをお出しいたします
7月のシロナマAgooゲスト樽生情報
大門のシロナマAgooから、7月のゲスト樽生ビール情報が発表になった。
-Agooのホームページから転載-
■7月のゲスト樽生情報&お休みのおしらせ
7/3 Leffe blonde(レフ ブロンド)
7/10 Abbaye des Rocs(アベイ デ ロックス)
7/24 Floreffe Triple(フローレフ トリプル)
7/31 DE KONINCK(デ・コーニンク)
ビールのおいしい7月です。お楽しみに!
*7/16(日),17(月)はAgoo店お休みさせていただきます。
7月のBisCafe(渋谷)・イレギュラービール情報
7月のイレギュラービール情報
IRREGULAR BEER What's 樽
7月4日デリリウム・トレメンス
7月11日レッフェ・ブロンド
7月18日アベイ・デ・ロックス
7月25日ブロンシュ・ド・ブリュッセル
http://www.biscafe.jp/

ベルギービールの魅力
酒蔵奉行所関連
Copyright(C) T.Nawa 2006