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・ブッシュ(スカルディス)・ノエル
2003年まではベルギー国内と同ラベルのBush de Noëlブッシュ・ド・ノエルだったのが、アメリカのバドワイザーの生産会社アンハイザーブッシュ社との商標権の争いにより、日本での正規代理店(株)廣島が輸入するこのビールのラベルは2004年から米国輸出用と同銘柄のScaldis
Noëlスカルディス・ノエルに変更になっている。
以前、Bush de Noëlだったころは、マグナム1500mlも輸入されていてパーティ用に大人気であったが、今年は250mlだけ。
ところが、12月の大月酒店輸入のものの中に750mlのものがあり、それを味わう機会があった。渋谷Biscafeで、届いたばかりということで見せていただいた物。コルク栓であるが、シャンパンやグーデンカロルス・クリスマスのような針金Wirehoodではなく、金属の板状のものが折り曲げられ、瓶口2ヶ所に引っ掛けてあるというもの。届いたときから片方はずれていて、コルクが半分浮き出していた。この750ml瓶は筒状の箱に入っていて、ディスプレイに最適と上のほうの棚に飾ってあった物なのだが、小林店長が箱にしまおうとコルクを押し戻そうとしたが、逆に中の圧力が高くて、ビールが瓶から噴出してしまった。そういうわけで、店長はそこにいたお客さん方に振舞うことになり、偶然味わうことができたのである。ついでに、スカルディス・ノエル250mlも開け、味わいのチェックが始まった。
箱の750ml瓶は250ml瓶とは別のもの。ラベルにもBush de Noël Premiumとあり、アルコール度数も1度高い13%、さらに無ろ過で濁っている。天井近くの高いところに置かれていた分、暖められていたが、高アルコールであることから香り高くどっしりしたボリューム感がある。やや薄いブラウンに見えるがそれは濁りが光に当たるせい。舌にもピリッとアルコールを感じる。通常の250mlは、ろ過され透き通った暗いブラウン。冷やされていた分、スッキリ感があるが少し温まると重厚なボリュームが出てくる。どちらもノエルビールにあるハーブ・スパイス風味も加わって美味しいのだが、高アルコールのワインを飲んでいるような気持ちで、ちょっと味わっただけで酔いが回る。貴重なビールを有難うございました。
なお、大月酒店の250mlは従来どおりBush de Noëlとラベルにある。 (株)廣島が輸入するScaldis
Noëlスカルディス・ノエルと中身は同じで12%である。 |
・今年のクリスマスビール/
カナスターCanaster Winter Scotch
(Kleinbrouwerij De Glazen Toren)
Kleinbrouwerij De Glazen Torenドゥ・グラゼン・トールン醸造所は、2004年にできたばかりのベルギーでも最も新しい醸造所の一つ。Kleinとは”小さな”の意で、1回5hlの醸造で年産250hl以下の本当に小さな醸造所。全て大瓶のみ。
カナスターCanasterは、数世紀前のAalstアールストにあったカルメル修道院のレシピに基づく。
カラメルモルト使用しダークな色合い。ホップは地元Aalst産のハラタウ・ミッテルフリューで、地下水を使用している。水質のためか柔らかい口当たりで、ホップの上品さとカラメルモルトのローストされた苦味のバランスがよく飲みやすい。 |
・セント・ベルナルドス・ウィットSt.Bernardus Witbier
ピエール・セリスのホワイトビール第3弾。ベルギーを出て、アメリカで作ったホワイトビールがセリス・ホワイトなら、アメリカから帰国し、自分の醸造所を持たないセリス氏が新しいレシピでセント・ベルナルドス醸造所と共同で作り上げたのが、このセント・ベルナルドス・ウィット。この醸造所のグロッテンビールもセリス氏の作であり、セリス氏とセント・ベルナルドス醸造所とのつながりは深いようである。もっとも、セリス氏はセント・ベルナルドス醸造所と関係を持つ前は、デスメット醸造所と深い繋がりがあって、セリス・ホワイトを委託醸造していたり、グロッテンビールも始めはデスメット醸造所で作られていた。デスメット醸造所が買収によりアフリゲム醸造所と名前を変えてからセント・ベルナルドス醸造所と関係を持つようになったようである。同時にセリス・ホワイトもヴァン・ステーンベルヘ醸造所で醸造されるようになり、こちらの醸造所との関係ではセリス・ホワイトとベースとしたブラッセルズ・クリーク、ブラッセルズ・フランボワーズ、ブラッセルズ・ピーチというフルーツビールも手がけている。ピエール・セリス氏は今はビールのプロデューサーとしてベルギービール界で注目を浴び、尊敬されている存在である。
さて、セント・ベルナルドス・ウィットは、瓶内二次発酵による複雑な香味も持つ白ビール。Alc.5.5%
vol.とセリス・ホワイトより0.5%軽くさわやかなホワイトビールの次に味わうべきビールである。
このビールは大月酒店により6月に輸入されたものであるが完売し、この12月に再び輸入された。輸入量に限りがあるのでどの店でもでも限定ビールということになろうが、Copaや蔵くら、ボアセレスト、Biscafeなどで飲めそうなので問い合わせを。 |
・ヒューガルデン・ホワイト750ml瓶
ピエール・セリスが復活させたホワイトビール第1弾、ベルギービールの樽生では定番のヒューガルデン・ホワイトであるが、小西酒造がその大瓶750mlを今年初めて輸入した。330mlの瓶はもともと輸入されており、河内屋など250ml瓶を輸入するなど瓶ビールは珍しくないが、大瓶となると興味をそそる。
樽生があるなら瓶なんか注文するしない、という方もいるかもしれないが、やはり樽と瓶とでは味わいが異なる。
大瓶には、注ぎ方が図解されている。1.グラスを冷水ですずぐ。2.ゆっくり二回、回転させる。3.三つのグラスに均等に注ぐ。というもの。
海晴亭阿佐ヶ谷店で注文してみた。グラスは図解の3等分とは異なるがせっかくなので、普通の倍量はいるLサイズのグラスでお願いしてみた。
澱(酵母)の量の関係だろうが、樽生よりもより香り高く、ボリューム感あるホワイトビールに感じた。二回転させても瓶を振るわけではないので、750mlである分、瓶底に濃醇な澱がたまり風味を強くするのであろう。輸入されて間もないということと、変化の度合いの緩やかな大瓶ということもあって、極めて美味しい状態でビールをいただいた。
なお、樽生1杯250ml3杯分の値段よりも大瓶1本750mlの方が安いという考え方もできるので、是非お試しあれ。
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・バルバール樽 /バルバール・ウインター・ボック樽
今年のクリスマスは、サン・フイヤン・スペシャル・ノエル樽に話題を奪われたが、昨年であれば、バルバール・ウインター・ボックがその地位を占めていた。
ベルギービールの冬ビールにはクリスマス(ノエル)ビール以外の名のビールいくつかあり、その中で傑出したものが、ルフェーブル醸造所のバルバール・ウインター・ポックである。もともとバルバールBarbãr(8%)というハチミツを使用したやや苦味を持った甘く香り高い美味しいビールがあるが、バルバール・ウインター・ボックその冬ヴァーションとして、ロースト麦芽を使用したブラウンなビールとなっている。
瓶のビールもあるが、今樽出しのビールがブラッセルズの輸入により新しいロットが届いているので、是非さらにフレッシュなバルバール樽とバルバール・ウインター・ボック樽を味わいたい。ベルギービールのグラスには珍しいジョッキ型のグラスが標準だが、樽出しビールの場合は250mlが基本。瓶ビール用の330mlグラスもあるので、店によってはMとかLサイズとして供している。たっぷりな量をじっくりと味わいたいときは330mlグラスがお薦め。
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・年末年始の営業について
ベルギービールを扱うビアカフェ各店の年末年始の休みが発表になっている。今年も都内各店の情報をまとめてみた。
※△印は営業時間に注意。◎はカウントダウン
店舗 |
12月 |
1月 |
28
水 |
29
木 |
30
金 |
31
土 |
1
日 |
2
月 |
3
火 |
4
水 |
5
木 |
6
金 |
7
土 |
ブラッセルズ神田店・原宿店・
神楽坂店・神谷町店 |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
カフェ・ヒューガルデン |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
イドロパット |
○ |
○ |
○ |
△ |
× |
△ |
△ |
○ |
○ |
○ |
○ |
シャンブルクレール |
○ |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
酒肆びにまる |
○ |
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○ |
○ |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
ギボン |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
ベルゴ |
○ |
○ |
○ |
◎ |
× |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
フリゴ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
ファボリ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
Biscafe |
○ |
△ |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
ベル・オーブ六本木店 |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
× |
△ |
○ |
○ |
ベル・オーブ六本木TV朝日通り店 |
○ |
○ |
△ |
× |
× |
× |
× |
△ |
○ |
○ |
○ |
店舗 |
12月 |
1月 |
28
水 |
29
木 |
30
金 |
31
土 |
1
日 |
2
月 |
3
火 |
4
水 |
5
木 |
6
金 |
7
土 |
ポパイ |
○ |
○ |
○ |
◎
△ |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
Copa青葉台店 |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
× |
△ |
○ |
○ |
○ |
Copa町田店 |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
× |
△ |
○ |
○ |
○ |
蔵くら |
○ |
○ |
○ |
◎ |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
海晴亭本店・阿佐ヶ谷店・AGLIO |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
白ナマAgoo |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
店舗 |
12月 |
1月 |
28
水 |
29
木 |
30
金 |
31
土 |
1
日 |
2
月 |
3
火 |
4
水 |
5
木 |
6
金 |
7
土 |
横濱Cheers |
△ |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
ドルフィンズ
堺筋本町店、天満橋店、肥後橋各店 |
○ |
○ |
× |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
グランドルフィンズ |
○ |
○ |
○ |
◎ |
× |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
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・グーデン・ドラーク樽
ベル・オーブが輸入したヴァン・ステーンベルヘ醸造所、セリス・ホワイト樽に続く第2の樽は、グーデン・ドラークGulden Draakの樽である。これは、12月20日からベル・オーブ六本木店で提供が始まった。私が訪れたのは3日目。
瓶のグーデン・ドラークが甘く、ボリュームあるビールなので、この樽出しビールの方も相当重厚な味わいではないかと思っていたが、意外にも甘味が強くなく、10.5%のアルコールもあまり感じず、すっきりして飲み易いのに驚いた。澱はなく透き通ったブラウンで、泡立ちがよい。強いビールなので、こればかりを何杯も重ねるわけにはいかないが、かなり美味しいビールである。
ところで、グーデン・ドラークの大瓶(大月酒店輸入)を店長の誕生日祝いに差し上げていたが、このとき一緒に味わう。大瓶は瓶内2次発酵による複雑さや濁りによるボリューム感があるが、小瓶ほど甘味がなく、実は大瓶と樽出しのビールは近い味わい。なお、大瓶はコルク栓で若干気が抜けていたのか泡立ちが弱かった。再び、グーデン・ドラーク・クリスマス瓶も味わうが、グーデン・ドラーク樽と同じ傾向だが、アルコール感はやはり7.5%ということを感じる。グーデン・ドラーク樽は時間とともにグラスの中でボリュームを増していくようで、素晴らしい。樽は数樽輸入されているので、しばらくは味わえる機会が多いはず。
なお、ヴァン・ステーンベルヘ醸造所の樽は他の銘柄も輸入されているとのことで、店で提供される時期などは、ベル・オーブのブログをこまめにチェックするとよい。
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・グーデン・ドラーク・クリスマス瓶
ベル・オーブが輸入したヴァン・ステーンベルヘ醸造所の瓶ビールは、セリス・ホワイトだけではない。グーデン・ドラークのクリスマス・ヴァージョンも輸入している。グーデン・ドラークGulden
Draakは、この7月にベルオーブで1ケースだけ独自輸入し人気を博した銘柄だが、(株)廣島でも定番で輸入しているビール。アルコール度数10.5%のブラウンビールで、かなり甘めのバーレイ・ワインというイメージを持っている方が多いはず。
クリスマス・ヴァージョンということで到着前に予想していたことは、アルコール度数はグーデン・ドラークの10.5%と同じかやや高め?、もっと甘い?、度数同じでも各種スパイスの使用量が多く薬酒的な味わい?などと思い巡らせていた。
いざ登場の12月14日、早速ベル・オーブ六本木店を伺ってみた。ラベルは通常のグーデン・ドラークの龍の絵にサンタクロースの帽子を被せ、背景では雪が降り、「Gulden
Draak」の文字に雪が積もっているという凝った物。クリスマスビールだが、ラベルには「Vintage」との表示。アルコール度数は7.5%と意外や意外。
味わいは甘くなく、ブラウンキャンディシュガーが多用されていない分、麦汁濃度を7.5%分きっちり発酵させた感じ。ビールとしての美味しさを感じる。
通常のグーデン・ドラークのボリューム感もよいが、このグーデン・ドラーク・ヴィンテージ(クリスマス)も捨てがたい。
7〜8ケースの輸入とのことだが、人気が高く、凄いスピードで売れているという。
なお、別の機会に、通常のグーデン・ドラークとクリスマスの比較をし、味わいの違いを確認している。 |
・サン・フイヤン・キュベ・ド・ノエル樽
例年、クリスマスビールの中でもトップレベルと評価しているサン・フイヤン・キュベ・ド・ノエルSt.Feuillien
Cuvée de Noëlであるが、12月15日から出まわるようになった。それ以前にお店に置いてあったものは昨年輸入のものである。330mlと750mlの瓶のほか、嬉しいことに樽出しビールが初輸入された。
瓶と樽を飲み比べを行ったが、瓶が輸入されて間もないということもあって、樽出しビールと瓶ビールとの差は期待とは裏腹にそれほど大きく感じない。瓶ビールの状態が極めて良いことの証明でもある。瓶の方は1年寝かせて熟成させてみたい。今比べるなら、昨年の瓶と比べる方が面白いかもしれない。樽出しビールは特にアルコール度数9%を感じさせずスイスイ飲めてしまうが、苦味と甘味のバランス、ほどよいボリューム感をゆっくり楽しみたい。
なお、今回の輸入は50樽ほどということで、ブラッセルズ系各店(12/15〜)、ベルゴ(12/19〜)、フリゴ(12/19〜)、ファボリ(12/20〜)、海晴亭阿佐ヶ谷店(12/22〜)、AGLIO(12/22〜)、Biscafe(12/20〜)、Agoo(12/25パーティ)、横濱Cheers(12/16〜)、vivo!
BEER+DINING BAR(12/22〜)、The Jha BARなど限定で飲める。ブラッセルズ系列以外は各1樽〜3樽ということで、クリスマスまでにはなくなりそう。 |
・グーデン・カロルス・クリスマス
昨年輸入のクリスマスビールで最も印象に残る、すなわち最も美味しかったと記憶するビールがグーデン・カロルス・クリスマスGouden
Carolus Christmas(10.5%)である。一昨年(2003)のものと比べ香り高く味わいのバランスが取れていた。ワールド・ビア・カップ2004でもBelgian-Style
Dark Strong Ale部門でもSilver銀メダルを受賞している。
グーデン・カロルス・クリスマスは、2002年に(38年ぶりに復活して)登場し、2003年のものから小西酒造が750ml瓶を輸入している。昨年2004年からは大月酒店でも輸入が始まり、少量輸入かつ小西酒造のものより安いので、こちらはすぐに品切れた。
さて、皆が期待していた今年のグーデン・カロルス・クリスマス。大月酒店では330mlの小瓶も輸入されており、これも期待するところである。昨年のビールが美味しかったということで、小西酒造の在庫をわざわざ1年寝かせるために購入してあるというビアカフェもあり、今年のボトルと昨年のボトルを味わう機会があった。
昨年のボトルは1年経って熟成を重ねさらにまろやかな味わいになった。香りはビールに少し溶け込んだのか強烈さが弱まり、1年経った時点での味わいとのバランスがとれている。よりじっくり時間とともに変化する香りと味わいを楽しみたい複雑な香味を表現するビールとなった。
今年輸入のものは、十分発泡していて発酵しているのだが、味わいは甘さが支配し、スパイスの類がまだ渾然一体となっていない様子。甘さはカステールビールのような、ちょっと甘いポートワインを思わせる。原材料は「麦芽、カラメルモルト、小麦麦芽、スターチ、ホップ、酵母、コリアンダー、オレンジピール、アニス、リコリス」。リコリスは以前カンゾウ(甘草)と表示されていたものである。まだビールとして完成していない若さを感じるので、これをもう少し寝かせ瓶内2次発酵させるとさらに複雑でバランスがとれたものになると思われる。
昨年と今年のボトルの見分け方は、賞味期限欄を見ること。に昨年のものは「2006」年。今年のものには「2008」年とある。昨年までは賞味期間が2年間であったが、今年のものは3年間の賞味期間ということで1年長くなっている。さらに大月酒店が12月に輸入した物には、大瓶、小瓶ともにWorld
Beer Cup 2004銀賞のトロフィーが描かれている。 |
・セリス・ホワイト(樽出し・瓶)
ベル・オーブがセリス・ホワイトを輸入した。セリス・ホワイトCelis Whiteは、Van
Steenberge(ヴァン・ステーンベルヘ)醸造所のビールだが、このビールのプロデューサーは、ホワイトビール復活に尽力し、そしてヒューガルデン・ホワイトの生みの父であるピエール・セリスさん。デクラウス醸造所が火事に遭い、再建のためにインターブルーに売却の後アメリカに渡り開設したのがセリス・ブルワリー。アメリカではセリス・ホワイトという白ビールなどを醸造し人気を博し、セリス・ホワイトはベルギーでもデスメット醸造所で委託生産されて販売されていたが、やがて、セリス・ブルワリーは大手ミラー社の傘下となり閉鎖された。セリスさんはベルギーに戻り、セリス・ホワイトはヴァン・ステーンベルヘ醸造所で作られることになった。
このヒューガルデン・ホワイトと兄弟ともいうべきセリス・ホワイトをベル・オーブでは7月に330ml瓶を他のヴァン・ステーンベルヘ醸造所のビールとともに各1ケースづつ輸入し提供し完売の状態だったが、このほど本格的に瓶と樽を輸入し、再び提供することになった。なお、今回輸入の瓶は250ml瓶」で、ほかにオリジナルのグラスやコースターなども一緒に輸入している。
ベル・オーブ六本木店では12月15日からセリス・ホワイト樽出しが、12月21日からセリス・ホワイト瓶の提供が始まった。
ベル・オーブテレビ朝日通り店でも12月20日からセリス・ホワイト樽出しが提供されているという。
樽には、Celis Brewery
(Austin Texas)の文字がある。
アメリカから樽を持ってきた? |
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20リットル
5% vol. Alc
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さて、ベル・オーブ六本木店に早速伺い、セリス作のホワイトビール飲み比べを行った。まず、ヒューガルデン・ホワイト樽であるがセリス・ホワイトよりも色が白く、さらに向こう側が透けて見える。セリス・ホワイト樽はより色に黄味を帯びていて、柑橘系の香味が強い。麦芽や小麦の使用割合が高いのかボリューム感がありしっかりした味わい。ヒューガルデン・ホワイトは飲みやすく、万人受けタイプ。セリス・ホワイトはビール好きのためのじっくり味わいながらいただくビールである。なお、セリス・ホワイト樽にはオリジナルグラスで供するMサイズのほか、倍量のLサイズがあるがこちらはヒュガルデン・ホワイトのLサイズグラスでの提供となっている。
セリス・ホワイトの樽はかなりの本数の輸入と聞いているが、20リットルの樽は毎日1本、または2日で1本の割で消費されていくという。「3ヶ月くらいで売り切りたい」とは菅原店長の弁。すでにその後輸入すべきビールの銘柄の検討に入っているというから驚きである。
後日、再びベル・オーブ六本木店を訪問する。今度はセリス・ホワイトの瓶と樽出しビールの飲み比べを行うためである。
瓶の方がより柑橘系の酸味の個性が感じられるが、樽出しビールの飲みやすさも心地よい。
セリスさんプロデュースのホワイトビールは、実はもう1種類あり、それは、St
Bernardus Witbierである。アルコール度数が5.5%でセリス・ホワイトよりも高濃度。ヒューガルデン・ホワイト、セリス・ホワイト、セント・ベルナルドス・ウィットの3種類で、「ピエール・セリス作3兄弟飲み比べ」という企画も楽しそう。セント・ベルナルドス・ウィットは、大月酒店で購入できる。 |
・特大瓶
ベルギービールの特大瓶が輸入されている。今年初めて輸入されたのは、レガル・クリスマスの3リットル瓶。ヴァル・デュー・トリプル1500ml、特大ではないがヒューガルデン・ホワイト750mlも併せて小西酒造が輸入した。他に大きな物ではサン・フイヤンの3リットル、6リットル、9リットル瓶などもある。ボン・ヴー1500ml、デュベル1500ml、ブルージュ・トリプル1500ml、シメイ・グランド・リザーヴ・マグナム1500ml、ジェロボアム3000ml、トリプル・カルメリート1500mlなども入手できるかもしれない。
お店主催のクリスマスパーティやカウントダウン・パーティなど普段飲めないこれらのビールを味わえる機会があるので、要チェックです。
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・特大グラス
秋にベルギービール用の特大グラスが輸入されていた。デュベル、レフ、ヒューガルデンの3リットルグラスである。クリスマスのが近いこの時期、パーティなどに大いに活用されていると思われる。
デュベルの大きなグラスにマグナム・ボトルを全部注ぎ入れるのも、ヒューガルデンのグラスに樽出しビールを目一杯注ぐのも楽しい演出である。そして大きな重いグラス(ヒューガルデンの3リットルグラスは重さ
4.3kgあるという)を手に持ってビールを飲むというのは最高のひとときであろう。 大人数のグループなら是非試してみるとよいだろう。
左から3リットル、500ml、250ml、ミニグラス |
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・デリリュウム三昧
デリリュウム・トレメンスの樽出しビールが11月にいくつかのビアカフェで登場したが、12月になっても引き続き、12月5日からアグー(2樽連続)、12月8日から銀座ファボリにおいて販売されている。愛知万博の残りというが、残りがなくなっても、定番の樽出しビールということで輸入を続けて欲しい。
また、デリリュウム・クリスマスもこの時季各店で用意されている。
デリリウム・クリスマスのラベルは330ml、750mlともに2種類あり、箱にはランダムに2種類のラベルの瓶が入れられている。
味は同じ。
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・クリスマスビール2005
今年もクリスマスビールが続々と到着している。
毎年の定番となりつつあるものとして、
★グーデンカロルス・クリスマス750ml(小西酒造)
★メール ノエル 330ml・750ml(小西酒造)
★レガル クリスマス 330ml・750ml(小西酒造)
★リーフマン グリュークリーク250ml(小西酒造)
★デリリウム クリスマス330ml・750ml(廣島) ※象のラベル2種有り。
★スカルディス・スペシャルノエル250ml(廣島)
★シリィ エンギエン ノエル330ml(廣島)
★サン・フーヤン・ノエル330ml・750ml(ブラッセルズ)
★アベイ・デ・ロック・スペシャル・ノエル330ml・750ml(ブラッセルズ)
がある。
他に購入可能なものとして、
★コルセンドンク・クリスマスエール750ml
があるし、
12月中旬入港という、大月酒店のビールリストには、他の輸入元と重なるものも含め、
★Kerkom醸造所 Winterkoninkske 33cl
★De Ranke Pere Noel 33cl・75cl
★Achilles Serafijn Kerstlicht 75cl
★Bush Noel25cl ・ 75cl
★Gouden Carolus Christmas 33cl・75cl
★St.Feuillien St.Feuillien Noel 25cl ・ 75cl
★Glazen Toren Canaster 75cl
が輸入される予定。
ブラッセルズでは、今年初めて
★サン・フーヤン・ノエル樽
を輸入するし、さらに、ベルオーブでは独自輸入の、
★グーデン・ドラーク・クリスマス330ml
の販売を予定している。小西酒造もパーティ用に
★★レガル クリスマス 3000ml
という大型瓶の輸入も予定。
樽出しビールが増え、ベルギーに行かずとも美味しいビールが飲めるようになったと喜んでいたが、クリスマスビールの種類においても、凄いことになっている現状にさらに喜ぶ。
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・レフ・ブラウン樽
11月11日にオープンしたベルジアン ビア・カフェ アントワープ セントラルであるが、オープン時まだ入荷の無かったレフ・ブラウン樽の提供が、12月9日からはじまった。
もともと5つある樽出し用のタップには、レフ・ブラウンのマークが取り付けられており、オープン時に聞いた話しによると、12月中旬ごろの入荷ということであった。思っていたより僅かに早く飲めるようになったわけで、喜ばしい。
さて、待ちに待ったレフ・ブラウン樽は1杯1100円と、レフ・ブロンド樽が1杯900円であるのに比べ、少々高めの設定。ブラウン樽とブロンド樽を飲み比べてみる。
ブロンド樽はやや甘味がありるがすっきり飲みやすい。ブラウンは甘くボリュームある物との予想と反し、軽めのボリューム感で、麦芽のローストした感じがはっきり伝わってくる。ろ過されていてクリアーだが、色は暗く、グラスの向こう側は見えにくい。フレッシュで状態が極めてよいと感じられる。
この次は、瓶と飲み比べを試してみたい。
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・ポペリング・ホンメルビールPoperings Hommelbier樽
10月に予告していた、(株)きんきで輸入したVan Eecke醸造所のPoperings Hommelbier樽出しビールである。10樽ほどの輸入と聞いていたが、その後、いくつかの店舗で味わう機会があったので報告する。なお、きんきの呼び名は、ポペリンフス・ホンメルビールである。
Hommelはオランダ語でホップHopの意で、ベルギーのホップ生産地Poperingeポペリンゲ産のブルワーズ・ゴールドとハラタウホップを使用して、まろやかなホップの苦味を特徴としている。
樽出しのホンメルは、明るいブロンドで、きれいにろ過されている。すっきりしていて飲みやすい。アルコール度数は7.5%あるが、上品なホップの苦味で、アルコール感を感じない。飲み飽きせず何杯でも飲めそうな危険なビールである。〜
さて、各店ではできるだけ瓶ビールとの飲み比べを行った。今入手できる瓶ビールは樽と同じ輸入元である(株)きんきの250ml瓶(賞味期限2006年3月末)と、小西酒造輸入の250ml瓶(賞味期限2007年6月)、大月酒店輸入の750ml瓶(賞味期限2006年2月)の3種類。
樽出しビールと比べると、どの瓶も香りが高い。瓶中の澱が複雑な香味を出しているようで、7.5%のアルコールに伴ったボリューム感もある。250mlの瓶は輸送や保存状態の影響を受け易いためかボトルによる個体差が大きく、良いものは良かったが、古くカビくさいものも存在した。
(株)きんきでは、継続して輸入するらしいので、また、飲める機会が訪れるのが楽しみである。
月日 |
店舗名等 |
|
11/8 |
渋谷Biscafe |
11/9 |
海晴亭阿佐ヶ谷店 |
11/15 |
アグー |
11月中旬 |
ベルオーブ六本木店 |
12/4 |
新宿フリゴ |
|
・12月のBisCafe(渋谷)・イレギュラービール!
・「愛・地球博」今となってはモリゾーとキッコロも懐かしい思い出です。そこでBisCafeでは「思い出の愛地球博」と題しましてベルギー館で好評だった生樽を「イレギュラービール」として提供させていただきます。
第五回 12月6日(火) マレッツ・ブロンド 6.0%
若干の苦味があり、香りはとてもフルーティー、ボトルはマレッツNO6として出ている
第六回 12月13日(火) デリリウム・トレメンス 8.5%
ピンクの象でお馴染みのビール、ゴールデンストロングタイプ
第七回 12月20日(火) 未定
第八回 12月27日(火) 年末の為「イレギュラービール」はお休みです
売切れ次第終了とさせていただきます |
・12月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
毎週月曜日をゲスト・樽生ビールの日として、個性のある普段はあまり飲めない樽生ビールをご紹介していきます。
12/ 5(月)フローレフ・ダブル 6.5% アニスの香り。少し甘めで奥行きのある味わい。
12/12(月)ゴイヤス・トリプル 9.0% 麦芽の力強い味わい。
12/19(月)サンフーヤン・ノエル 9.0% 日本初上陸の樽生。スパイシーなビール。
12/26(月)バルバール・ウィンターボック 8.5% 蜂蜜を使った濃厚なブラウンビール。 |
・トリプル・カルメリート Tripel Karmeliet 樽
11月23日(祝)、銀座Favoriにてトリプル・カルメリートの樽が開封された。1樽限定。午後4時の開店とともに、このビールを狙って来店するお客さんたちで店内はすぐに賑やかになった。カウンターのお客さんは全員トリプル・カルメリート樽出しを飲んでいる。11個用意したというオリジナルグラスがカウンターにずらりと並ぶ。このグラスは醸造所の6代目、現社長のアントワーヌ・ボステールス氏がデザインしたかなり大きめな個性的なものである。ビールはすごい人気で、注文する人が後を絶たず、オリジナルグラスが不足しがち。
さて、我々も開店後すぐに入店し、カウンターに席を設けた組である。樽出しビールと小瓶、そして大瓶を飲み比べる。樽出しビールはフルーティで香り高く、味わい軽やか。ろ過されていて、クリアーなブロンド。小瓶・大瓶は(株)廣島輸入のものだが、比較的最近輸入されたばかりのボトルのようで、賞味期限が新しい。瓶物には澱があって軽く濁っており、フルーティな香りとボリューム感がある。もともとほんのり甘味のあるビールだが、瓶の方が甘味が強い。最初の香りや一口目は樽出しビールの立ち昇るさわやかさな香や飲みやすい味わいに惹かれたが、状態の良かった大瓶もかなりの味わいを見せてくれた。時間が経つと樽出しビールは香味が飛んで味わいが薄れてしまったが、大瓶の方はいつまでも美味しくグラスに残っている。なお、小瓶はボトルにより個体差が大きく、状態の良かった物はかなり魅力的であった。
最初のお客さん方が帰り始め、カルメリートの注文が減ったように見受けられたので、30リットルの樽は一晩では空かないように思えたが、実際には当日完売した模様。翌日の樽出しビールはマレッツ6ブロンド樽に切り替わっていた。
ベルゴ・フリゴ・ファボリの直輸入樽出しビールも残り6樽。飲み逃したくない銘柄ばかりである。 |
・デリリュウム・トレメンスのアルコール度数は?
ピンクの象でおなじみのデリリュウム・トレメンスだが、まずはビール名から。輸入元である(株)廣島の商品名は「デリリュウム瓶」。一般にデリリュウム・トレメンスと表記されることが多いが、デリリウムと表記している場合もある。オランダ語ビール名Delirium
Tremensは、「アルコール中毒による震え」の意で、医学用語なので、薬品や元素名などにおいては、「・・・リウム」と文字で書いても「・・・リュウム」と発音するから、どちらでも可なのでしょう。
さて、そのビールのアルコール度数であるが、(株)廣島輸入のボトルの裏のシールをはがしてみると8.5%の文字が現れた。旧ラベルには9%との文字が表面にはっきりと記載されていたし、Huyghe醸造所のホームページにも「DELIRIUM TREMENS VOL.ALC:9%」とある。
樽出しビールの表記は、8月に新宿フリゴで提供された直輸入の樽は9%との表示であったが、万博の残りである(株)廣島の樽は8.5%。
なお、同じ醸造所のギロチンも9.3%から9%にラベル上(廣島の裏ラベルも同様)は下がっているが、ホームページ上は9.3%のままである。ギロチンが9%表記になった時点で、「ああやっぱりギロチンとデリリュウムは中身が同じなんだ」と思ったものだが、実はその同時期にデリリュウムも8.5%に度数を下げていて、以前よりも度数の較差が開いたことになる。
ベルギービール全体に軽くなっている傾向を裏付けるようである。 |
・デリリュウム・トレメンス樽生
11月になって、愛知万博の残りの樽出しビールとして(株)廣島輸入のデリリュウム・トレメンス樽がいくつかの店舗で提供されるようになってきた。
東京では、ベルオーブ六本木店で11月4日に開栓されたのが最初。ベルオーブ六本木店は、マレッツ6ブロンド(10/13)、ドシャス・ド・ブルゴーニュ(10/14)に続き、万博ビールを関東で最初に開栓した店となった。その後、海晴亭阿佐ヶ谷店でも販売があり、複数の味わう機会を持てたので報告する。
すでに万博ベルギー館でも味わっているが、樽出しはろ過されてクリアー。瓶と飲み比べたが、瓶は瓶詰め時に酵母を加えた瓶内二次発酵によるので、酵母で少し濁っている。味わいも瓶は二次発酵による複雑な味わいがありやや甘味があるのに対し、樽出しはフレッシュで飲み易く甘くない。樽出しビールの方は、アルコール感もあまり感じずスッキリしているので何杯でも飲めて危険である。
なお、万博終了時から間があいたので、樽によっては状態が完璧でないものもあるようだ。そうしたものは少し酸味が強くなり、口中に刺激がある。(株)廣島では今後も継続的にデリリュウム・トレメンス樽を輸入していくらしいので、今後いろいろなビアカフェで飲める機会が増えることを思うと楽しみである。
月日 |
店舗名等 |
|
10/7〜9 |
インターナショナルビールサミット2005会場 |
11/初 |
POST@bar(函館) |
11/4 |
ベルオーブ六本木店 |
11/17 |
ベルオーブ六本木店(2樽目) |
11/21 |
海晴亭阿佐ヶ谷店 |
11/22 |
両国ポパイ |
11/26 |
POST@bar(函館) |
11/末 |
The Jha Bar |
12/5 |
白ナマAgoo(2樽連続) |
|
12/8 |
銀座ファボリ |
|
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・コゼルVelkopopovicky Kozel(チェコ)
またまた、チェコビールである。Velkopopovicky Kozelベルコポポウ゛ィツキ・コゼルは、1874年創業のプラハ近郊のビール。この醸造所の黒ビールが、渋谷ベルゴと新宿フリゴで11月16日(水)から販売されている。これはピルスナーウルケルと一緒に輸入されたという。チェコはピルスナーだけではなく、シュヴァルツ(黒ビール)も有名。柔和で上品な味わい。
|
・再びピルスナー・ウルケル樽(チェコ)
ベルギービールを中心にヨーロッパ各国のビールが飲める専門店、渋谷ベルゴ・新宿フリゴ・銀座ファボリで、チェコのピルスナーウルケルPilsner
Urquellを独自のルートで輸入した。輸入した9樽は各店3樽づつ。11月14日に銀座ファボリで提供が開始されたのにつづき、11月17日からは、渋谷ベルゴ・新宿フリゴでも提供されはじめた。1樽30リットルは、500mlのジョッキで60杯分。新宿フリゴの話によれば、17日に開栓後、翌日に1樽目が終了し、すぐに2樽目。2樽目も翌19日に終了。3樽目が20日から提供されたが翌21日に完売した。銀座ファボリも3樽連続提供ですでに完売。
やはり独自ルートで仕入れている500ml瓶と飲み比べを行った。キリンで輸入する330ml瓶よりも格段に500ml瓶が良いのは確認済だったが、500ml瓶の方を先に味わった後、樽出しウルケルを一口すすった途端、美味しくて顔がほころんでしまった。
ベルギービールも良いが、たまにはこうしたピルスナーの根源たる基本のビールも良い状態で味わっておきたい。
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ウルケルの包装紙の一部 |
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・ヨーロッパ秋まつりin日比谷
11月12日・13日の両日、日比谷公園において、外務省主催で「ヨーロッパ秋まつりin日比谷」が開催された。2日間で延べ6万人が来場したという盛況ぶり。ベルギー関連では、小西酒造がベルギービールを販売するほか、フリッツの販売などは長い行列ができていた。
ベルギービールの販売(小西酒造) |
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フリッツの販売 |
さて、このイベントの中でチェコビールの販売があり、その美味しさに再びであった。というのも、愛知万博において、その種類の多さやビールの多彩さで人気を集めたベルギービールであるが、高価さやサービスの悪さで不評も買っていた中、常に評判が良かったのが、チェコ館のチェコビール。万博チェコ館では、本邦初となるクルシュヴィツェのピルスナーと黒ビールの2種類の樽出しビール(それぞれ900円)が非常に美味しかった。その後クルシュヴィツェが輸入される気配はないが、このイベント会場で、プシトロスが輸入したばかりのチェコビールを8種類販売していた。そのすべてを味わうことはできなかったが、空輸で輸入したばかりのチェコビールはどれもフレッシュ。味わい深いホップの香味があり、飲みやすさも抜群。ドイツビールの麦芽たっぷりでボリュームあるビールと異なり、柔らかで上品なビールばかり。すっかり虜になってしまった。1本600円で販売されていたが、相当な人気だったようで、完売のビールが続出であった。
プシトロス販売のチェコビール
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スタロプラメン グラナート |
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スタロプラメン
ダーク |
他に興味ある所では、週刊モーニング」連載のコミック「神の雫」の原作者亜樹直ワイントークショーがあり、今まで出会ったヨーロッパのワインについて語っていた。
亜樹直ワイントークショー |
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入り口のピングー |
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・Charles Quintのグラス
10月30日、銀座ファボリでパスポートホルダー限定でCharles Quintの提供がありました。Charles
Quint(シャルル・カント)とは、ハプスブルク家のカール5世(1500〜1558)のフランス語読みで、ラベルにはKeizer
Karelとも記載があります。
Charles Quint(Br.Haacht、9%)は、取っ手付きの陶器で飲むという変わったビールで、銀座ファボリでは、このオリジナルグラスがありましたので、お願いして使わせていただきました。「ベルギー
トラベル マニュアル2000(ベルギー観光局発行)」によれば、取っ手の由来は以下のとおりです。
アントワープから東へ約30km。オーレンの町で、カール5世はあるインに立ち寄り、そこのレストランでビールを注文した。宿屋の主人が大ジョッキの取っ手を持って渡そうとしたためジョッキを受け取ることができなかった。そこで、カールは主人に金のコインを与え、これを使ってもう一つ取っ手をつけるように指示。主人は早速それに従った。しかしながら、またしてもカールは大ジョッキを受け取るこができなかった。というのも、主人今度は両方の取っ手を持ってしまったから。それならと、もう1枚の金のコインで3つ目の取っ手を取り付けた。しかし、今度は主人が3つ目の取っ手を自分の体に向けた状態でカールにジョッキを差し出してしまったため、結局カールは最後までジョッキを受け取れなかった。
この日からこのインは「3つの取っ手が付いたジョッキ」で有名になり、オーレンにはこのジョッキを形どった泉がある。
しかし、実際には、取っ手が3つのものと4つのものあり、地方によってこの話も異なるということです。取っ手が4つあるということは、最後にもう1つ取っ手を付けさせ、カールはビールが飲めたということでしょうか。ファボリには取っ手が3つのものと4つのもの両方がありました。
なお、このビールには、取っ手の付いていない通常のガラスのグラスもあります。
(※右写真:ベルギー、ブリュッセルにて)
また、このCharles Quintは、肉のハナマサ銀座店で、他のHaacht醸造所のビールとともに購入することができます。※肉のハナマサ直輸入。
ビールは、ブラウン色のアルコール度数9%ということで、甘さの残るボリュームある味わいです。醸造水に由来すると思われるちょっと金属的で硬質な感じがあります。 |
・(株)大月のビールが飲める店
ベルギービールを販売している大月酒店さんの輸入元としての会社名は(株)大月です。東京で大月さん輸入のビールを置いたのは、赤坂のボアセレストが一番早く、最近少しずつ、飲める店が増えてきたようです。
大月さんのビールもメニューに加えると、他店との差別化を図れるということもありますが、小規模な醸造所の魅力的なビールが多数リストにあることが扱う店が増えてきた理由の一つと思われます。(さらに、安い)
また、他の輸入業者が輸入するビールと同じ銘柄もありますが、「大月さん輸入のビールを味わって初めてそのビールの本来の味わいがわかった」という体験をする店長さんも多くいます。
-(株)大月のビールが飲める店-
※大月さんが扱うビールの種類が多いため、定番としてではなくイレギュラー、限定ビール、メニューにないビールとして置かれることが多いようです。なお、限定なのでオリジナルのグラスを揃えていない場合があるのは容赦すべきだが、グラスにも拘る店があるのは嬉しい。
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・大月酒店再訪問
報告が遅れましたが、先月末、所用のついでに吹田市岸辺にある大月酒店さんに寄りました。
私が訪れた時は丁度、全国からの注文に対して発送の梱包・手続きが終わったあとということで、時間的余裕もありベルギービール談義を交わしました。
なお、大月さんがこの春ベルギーを訪問した時の様子は下記大月酒店さんのホームページをチェックしてみてくだい。
さらに、12月に入荷する予定の驚くべきビール達も公開されています。
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・ベルジアン ビア・カフェ アントワープ セントラル(11月11日オープン)
東京に出店すると聞いて随分待たされたが、ついに11月11日17:00オープン。オープン時には一夜限りの氷のバーカウンターで、先着1000名にシャンパン(Piper
Heidsieck)が振舞われた。オープンに先立つ11月8日には報道、関係者を集めセプションが開かれている。
-以下、各紹介文を引用-
世界最大のビール醸造メーカーInbev社の公認ブランドである“Belgian Beer
CAFE”。大阪のアジア1号店「バレル」でマスコミの注目を集めた“Belgian Beer
CAFE”がいよいよ東京に上陸!醸造企業直営だからこそ、ここでしか味わえないビールの入れ方にまでこだわりがあります。「アントワープセントラル」はBelgian
Beer CAFE日本第2号店、世界で59番目の店舗になります。
世界中で展開しているベルギービールレストランが関東初上陸!1920年代のビア・カフェを再現したフロアで、本場そのもののドラフトビールやスローフードをお楽しみください。
12月中旬より、日本初上陸のドラフトビールが登場!!
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・11月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
毎週月曜日をゲスト・樽生ビールの日として、個性のある普段はあまり飲めない樽生ビールをご紹介していきます。
11/7(月)デュシェス・ド・ブルゴーニュ 6.2% ルビー色。パッションフルーツ。甘酸っぱいワインのようなビール。
11/14(月)マレッツ・ブロンド(No. 6) 6.0% フルーティな香りとイーストのほろ苦さ。
11/21(月)デ・コーニック 5.0% ホップの苦み、モルトとコクのバランス。
11/28(月)ゴイヤス・トラディション 6.0% ブロンド色。バランスのとれた味わい。
※デュシェス・ド・ブルゴーニュ、マレッツ・ブロンドの二樽は、万博でのみ紹介された樽生ビールになります。この機会に是非。 |
・11月のBisCafe(渋谷)・イレギュラービール!
渋谷のBisCafeにおいて、11月初旬より「イレギュラービール」と題し、不定期入荷 樽生の販売を始めることになった。
第一回 11月8日(火)ポペリング・ホメルン 7.5%
ベルギー・西フランデレン州ワトゥ地区のビール、爽やかで苦味の効いたビール、国産ビールのような味わいに近いがコクも強く甘味も若干ある
第二回 11月15日(火)デ・コーニック 5%
ベルギー・アントワープ地方で一番飲まれているエールビール、アルコールの割には少々重めでほのかな甘味としっかりした苦味が特徴
第三回 11月22日(火)サン・フイヤン・ブロンド 7.5%
ベルギー・エノー州のビール、少し甘味の強い黄金色のビール、ブロンドにしては若干アルコールが強めモルト臭は強いが苦味は強くないので女性人気
四回 11月29日(火)グリセッテ・フリュイ・デ・ボア 3.5%
サン・フイヤンと同じ醸造所で作られている。白ビールに三種類のベリーを加えてあるフルーツビール、ランビックよりも酸味が無いのでよりジュースに近い、甘くてフルーティー
※各一樽ずつですので売切れ次第終了。 |
・ドゥシャス(デュシェス)・ド・ブルゴーニュ樽(その2)
2005.10.14ベルオーブ六本木店で開栓されたのを皮切りに、その後、各店に登場。
万博閉幕後からの出現を追いかけてみると、私が知り得る限りでは以下のような状況である。当初10樽ほど残っていると伺ったが、各店で順次提供されて、このあと再度飲める機会は少なくなってきた。まだ飲んでいない方は、機会を逃さないようにしたい。
月日 |
店舗名等 |
|
10/7〜9 |
インターナショナルビールサミット2005会場 |
10/14 |
ベルオーブ六本木店 |
10/17? |
白ナマ・アグー |
10/? |
海晴亭ARGIO(下高井戸) |
10/25 |
海晴亭阿佐ヶ谷店 |
10/25 |
銀座ファボリ |
10/27 |
ブラッセルズ神楽坂店 |
10/29 |
ビアハウスケン(府中) |
11/7 |
渋谷ベルゴ |
11/11 |
Copa町田店 |
11/14 |
新宿フリゴ |
11/15 |
海晴亭阿佐ヶ谷店(2樽目) |
11/18? |
The Jha BAR |
(11/26.27) |
すがや秋のほろ酔い会 |
2006.4.11 |
ベルオーブ六本木店(2樽目) |
|
・マレッツ6ブロンド飲み比べ
銀座ファボリにおいても10月19日に、愛知万博の残りであるマレッツ6ブロンド樽出しの提供が始まった。我々が訪れたのは10月21日で、すでに2樽目に入り、それも開栓して2日目という人気。
さっそく樽出しビールと瓶との飲み比べを行いました。嬉しいことに、お店の方が用意してくれたのは、マレッツのグラスの新旧、コースターも新旧ということで我々の飲み比べにさらなる雰囲気を与えてくれた。
|
・マレッツ6ブロンド生樽(その2)
愛知万博の残りであるマレッツ6ブロンドの樽出しビールであるが、10月13日にベルオーブ六本木店で私も味わった後、都内各店でも飲めるような状況になってきた。
万博閉幕後からの出現を追いかけてみると、私が知り得る限りでは以下のような状況である。飽きがこなく飲みやすいビールで何杯でもイケルので、20リットルの樽は、1日で消費してしまいそうな勢いで飲まれていくという。当初40樽ほど残っているとの話も伺っており、一度提供した店でも再度の提供を考えている店が多いようなので、各店が発信する情報は要チェックである。
月日 |
店舗名等 |
|
10/7〜9 |
インターナショナルビールサミット2005会場 |
10/13 |
ベルオーブ六本木店 |
10/14 |
シャンドゥソレイユ |
10/.? |
八重洲TOWERS |
10/.? |
白ナマ・アグー |
10/18? |
海晴亭阿佐ヶ谷店 |
10/19 |
銀座ファボリ(※3樽連続) |
10/22 |
コパ町田店(10.29、2樽目) |
10/22 |
ビアハウスケン(府中) |
10/27? |
PANGAEAパンゲア(品川区・洗足) |
10/28〜 |
両国ポパイ |
10/30 |
新宿フリゴ(2樽連続) |
11/1 |
ドルフィンズ天満橋店 |
11/1 |
The JHA Bar |
11/ |
グラン・ドルフィンズ |
※今後(予定) |
|
Copa町田店 |
(11/14) |
渋谷ベルゴ(11/14) |
(11/16)? |
両国ポパイ |
(11/24) |
銀座ファボリ |
11/26.27 |
すがや秋のほろ酔い会 |
2006.1/10 |
シロナマAgoo |
|
1/23 |
ブラッセルズ神楽坂店 |
|
1/31 |
渋谷Biscafe |
|
2/10 |
アグリオ |
|
2/7 |
渋谷Biscafe |
|
2/20 |
シロナマAgoo |
|
|
・(株)きんきの新輸入ビール
ALHEUR BRUT CUVEE ROYALEを輸入した(株)きんきであるが、今度は、WATOU'S WIT(ワトウズ・ヴィット)やPOPERINGS HOMMELBIER(ポペリンフス・ホンメルビール)
を醸造するVan Eecke醸造所からあらたにKapittel WATOU Pater'sAle(カピテル・ワトウ・ペーターズ・エール)、Kapittel
WATOU Prior(カピテル・ワトウ・プリオール)、KapittelWATOU Abt(カピテル・ワトウ・アブト)を輸入した。いずれも、大阪の大月酒店で輸入実績があるが、ラベルは大きく変更された新ラベルのものが輸入されるようである。新ラベルのビールは新宿フリゴに入荷しており、11/5から販売。
なお、併せて、おなじみのデ・コーニンク樽のほか、POPERINGS HOMMELBIERの樽が本邦初輸入されており、近いうちに登場する。
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・ヴァル・デュー樽
10月17日から順次BELGO系列で、ヴァル・デュー樽出しビールが提供された。アベイ・ド・ヴァル・デューは、リエージュ州北部のVal-Dieu修道院内に設けられた醸造所で造られるアベイビールである。シトー派の修道院であったが、現在修道院は解散している。
独自に輸入した3種の生樽が、3週連続、渋谷Belgo、新宿Frigo、銀座Favoriの各店舗にて順次開栓された。
樽出しビールはいずれも醸造水の軟らかさが感じられるスムーズな飲み口。泡立ちがよくクリーミィだが、やがて消えていく。スパイスを効かせて特徴を出すビールではなく、麦芽の味わいとボリューム感を大切にしたビールで、なんとなく杯が進むビールである。
ビールの販売は2種類の容量が用意され、250mlまたは330mlのいずれかを選択して注文できる。330mlグラスはヴァル・デューのオリジナルグラスであるので、我々はもちろんこちらのグラスでいただいた。1樽30リットルなので3日間くらい残りそうだと思っていたが、各店好評で、開栓後2日間で終了したという。
樽出しとは別に瓶ビールとの飲み比べが出来るよう小西酒造が限定で輸入したもの揃えていただいた。各店の苦労に非常に感謝するところであるが、残念ながらすでに輸入されて久しく、賞味期限ギリギリ、または僅かに過ぎたものということで、樽出しビールと比較するのは気の毒な状態であった。唯一トリプルだけが、往事の味わいを保っていたが、アルコール度数が9%という高度数であることが理由であろうか。
10/17(月)渋谷Belgo
VAL-DIEU BLONDE 6.0%
10/23(日)新宿Frigo
VAL-DIEU TRIPLE 9.0%
同じ醸造所なのに、樽の外観が3種3様なのが面白い。
10/30(日)銀座Favori
VAL-DIEU BRUNE 8.0%
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・ブラッセルズ神楽坂店西條店長のご勇退
ブラッセルズ各店の中でもとりわけ名店の呼び名が高い神楽坂店だが、西條真弓店長が10月31日をもって退職、独立を目指すという。野坂(現・Binimaru店長)、岡(現・Gibbon店長)の名店長のあとを引き継いだ西條店長だが、神楽坂店一筋11年、立派に名店を維持するだけでなく、さらに様々な企画やイベントの開催によって、神楽坂店ファンを増やしていった功績は大きい。独立後は、過去の店長のように成功して欲しい。
さて、11月からの神楽坂店であるが、原宿店から鵜飼店長が神楽坂店に店長として戻り、原宿店には元原宿店長だった高田さんがカムバックするという。
なお、西條店長勇退に伴い以下の企画が開催。
● 神楽坂「西條店長」卒業式!(ブラッセルズのホームページより引用)
長年皆さまにご愛顧頂きました神楽坂店長の西條がブラッセルズを卒業いたします。そこで今までの労をねぎらい卒業式と題した慰労会を行います。今までカウンター越しに皆さまに楽しい時間を提供させていただきましたが、この時間は共に飲み語らう会になると思います。長年の思いでと今後の激励でご一緒に卒業を祝ってください。
10月29日(土)24時〜終了時間未定
●西條真弓店長を囲んでぱーてー
神楽坂店客有志による。11月5日(土)14:00〜17:00 |
・「The Beer & Pub」第3号が発売(10/25)
ビール専門雑誌「The Beer & Pub」第3号が発売された。この第3号は、「味わい深き、秋から冬のビアライフ」と題した特集号で、ボアセレストなどが紹介されています。
また、去る9月15日愛・地球博ベルギー館で開催されたWorld Draught Master国内予選競技会の様子などもレポートされています。
----------------- The
Beer & Pub
全104ページ、オールカラー/定価1300円(税込み)
編集:プラネットジアース/発売:プラネットバルーン |
・デュベル飲み比べ
10月23日新宿フリゴにおいて、輸入元が異なるDuvelがあったので飲み比べを行いました。一方は、小西酒造が輸入するもので、ラベル表面にアルコール度数8.5%と容量330nlの表示があるもの(右)。賞味期限は2008.5。もう一方は、(株)徳岡が輸入するDuvelで、ラベル表面にはアルコール度数も容量の表示もなく、裏ラベルに記載されているもの(左)。これも賞味期限は2008.5。
ラベルの違いは、正規代理店の小西酒造のものが輸出用で、(株)徳岡や(株)廣島のものが平行輸入品でベルギー国内で流通しているラベルのようです。
気になる味わいの差ですが、どちらも良い状態でほぼ同じ味わい。(株)徳岡のものが平行輸入品でありながら、ワインやチーズなど扱っている関係で、状態に気を使っているのか、小西酒造のものより若干フレッシュに感じました。好みの差程度でした。
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・ベルギービールパスポート
BELGO(渋谷)、FRIGO(新宿)、FAVORI(銀座)の3店舗共通のBELGIAN BEER PASSPORTであるが、このほど当酒蔵奉行所・鴻巣同心がパスポート3冊目のベルギービール100種類目を新宿フリゴで達成した。10月23日に、新宿フリゴの久能会之店長からベルギービール醸造所組合が発行するベルギービール・テイスターの認定証を受け取った。
--ベルギービールパスポートについて--
(BELGO、FRIGO、FAVORIのホームページeurobeer.netから引用)
ベルギービールを1種類お飲み頂くごとに1ポイントを獲得し、20ポイントごとにベルギービール専用グラスをプレゼント致します。100ポイント達成時には、ベルギービール醸造所組合が発行するベルギービール・テイスターの認定証を獲得することができます。
パスポート・ホルダーへのエントリーは、ベルゴ・フリゴ・ファボリにてパスポートを300円でご購入頂き、全店でご利用になれます。
その他の特典として…
(1)パスポート・ホルダーのみにお送りするメールマガジン「ベルビ通信」
新ビールの入荷情報、入荷停止情報、各店のイベント情報を配信致します。
(2)日本では入手不可能なベルギー直輸入ビールをパスポートホルダー限定で販売
詳細はベルビ通信にてお知らせ致します。
※ベルギービール・パスポートは、ベルギービールの普及を目的として、ベルギービール広報センター・ベルギービール醸造所組合の協力を得て実現しました。 |
・ピルスナー・ウルケル樽(チェコ)
ベルギービールではないが、ちょっと珍しいビールを飲んだのでご報告。ビールはプルゼンスキー・プラズドロイPlzensky
Prazdroj (ピルスナー・ウルケルPilsner Urquell)の樽である。今回試験的に2樽だけの輸入という。10月19日、Tail's
ALE HOUSEにて開栓。、2樽限定。
ピルスナー・ウルケルは、1842年に初めて作られた、ピルスナー・ビール。ビール名どおり、まさに、ピルスナーの根源・原点。現在、木製の発酵槽を使った伝統的な醸造は行われていないが、木の大樽が並ぶ地下貯蔵庫で熟成されているという。瓶詰めのものは、日本には300mlのものを大手が輸入しているが、500mlの瓶も僅かに輸入されている。
今回500mlの瓶と樽を飲み比べ。ジョッキはウルケルのロゴが入ったガラスが重厚で重いグラス。本場チェコでもこの500mlグラスが一般的なのだという。樽の味わいは素晴らしい。今までイベントで出品されたウルケルの樽を飲んだことがあるがひどい状態であった。それに比べると全く別物。旨い!今回の輸入を期に、今後輸入が継続されることを期待したい。
なお、Tail's ALE HOUSEは、ベルギービールを約100種類置くビアカフェで、ベルギーの樽出しビールも常設している。この日(2005.10.19)の樽は、ブランシュド・ブリュッセル樽でした。
【Tail's ALE HOUSE】 |
文京区本郷1-33-9コージュ後楽園ビル2F |
Tel : 03-5684-8008 |
月〜金 18:00〜26:00、土 20:00〜26:00、日祝休み |
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http://www.tails1998.com/(作成中) |
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・肉のハナマサの新輸入ビール
最近見かけた意外なものでは、業者向けの食材スーパーや外食チェーンの経営で知られる肉のハナマサが輸入するベルギービール。銘柄はHaacht醸造所のPrimus瓶と缶、Tongerlo
6 Dubbel Bruin瓶、Tongerlo 8 Tripel Blond瓶、Charles Quint(Keizer Karel)瓶の5種類である。肉のハナマサでも扱う店舗は限られているようで、近所のハナマサにはPrimus缶のみでしたが、銀座店では全種類揃えていたので購入した。
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・大丸・東京「第68回世界の酒とチーズフェスティバル」で、ビールの販売と有料試飲
毎年、春・秋恒例の世界の酒とチーズフェスティバルであるが、この秋も、10月19日(水)〜25日(火)の期間開催されているので、早速会場を訪れた。
メインのワインの他、近年出来たビールコーナーが、ビールファン達を喜ばせてくれる。
今回のビール販売コーナーでは、ネストビール、小西酒造のベルギービール、海外ビールが販売がある。また、ビールの有料試飲コーナーでは、全ての樽ビールが1杯500円ということで、ベルギーのヒューガルデン・ホワイト、レフ・ブロンドの他、ドイツのアヴァンティヌスAventinus、これは初登場だと思われるが、シュレンケラー2種、イギリスのコンケスト・マスターブリューConquest
Ale Masterbrew、オールドエンジンオイル、そしてネストビール各種の樽(ケグ)が味わえる。
イベントによくあるプラスチックカップの提供ではなく、ネストビールの各形状によるグラスで250ml提供されるので、ビールの風味を味わうには十分。レフ・ブロンドもオリジナルグラスでの提供で、500円での提供は最安値。仕事帰りに1杯いかが。
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・ドゥシャス(デュシェス)・ド・ブルゴーニュ樽
「速報!2005.10.14 Friday 22:21ドゥシャス ド ブルゴーニュただ今開封しました!!」。再びベルオーブ六本木店である。
ベルオーブ六本木店では、10月14日(金)午後10時過ぎにマレッツ6ブロンド樽が完売し、直ちにドゥシャス(デュシェス)・ド・ブルゴーニュ樽が繋がれ提供されたという。これも関東初ということになろう。丁度この時間、ベルオーブ六本木店に居た与力から、「マレッツとブルゴーニュの両方の樽を味わうという幸運に恵まれた」との報告がありました。
前日の13日に樽を拝見させていただきました。樽は30リットル入り。普段見慣れた物とは異なる黒い樽にはVerhaeghe醸造所の文字。中身のビールを証明するものは、樽に貼られた1枚のラベル。それは25cl・250ml瓶の裏ラベルでした。
万博の残りであるブルゴーニュ樽。残りは10樽ほどだったということで、その行き先は、インターナショナルビールサミット2005(提供済)、ベルオーブ六本木店(提供中)の他に聞くところによると渋谷ベルゴ、銀座ファボリ、海晴亭阿佐ヶ谷店、白ナマAgoo、アグリオ、・・。
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・マレッツ6ブロンド樽生
ベルオーブ六本木店に10月13日(木)に訪れ、マレッツ6ブロンド樽をいただきました。前日の深夜に開けた樽は、開栓後2日目ということで、味わいのバランスが丁度よい状態。
店長の菅原さんに無理を言って樽を見せていただきました。樽にはモルトガット醸造所の文字があり、容量は20リットルとのこと。
このビールを味わいたいがために万博まで行ったのに、「無い」と言われて苦汁を舐めただけに、いざビールを前にすると感慨深い。
さて、Maredsousマレッツはデュベル・モルトガット醸造所が作る修道院ビール。ワロン地方ナミュール近くのベネディクト派の修道院のビールをフランドル地方の醸造所が醸造する。1963年に商業契約を結び、当初マレッツ6Amber、マレッツ6donker、マレッツ8、マレッツ9、マレッツ10(トリプルでない)があったが、その後、マレッツ9が生産中止、マレッツ6Amberがマレッツ6Blondに変更。ラベル変更時にマレッツ6donkerが生産中止となり、マレッツ6Blond、マレッツ8Bruin、マレッツ10(トリプルでない)の3種類となる。そのマレッツ10がトリプルとなり、再度のラベル変更を経て、現在瓶はマレッツ6Blond、マレッツ8Bruin、マレッツ10Tripelの3種類。樽があるのは6と8だが、8の樽はマレッツ8donkerの名。
ビール色は、やや暗目のブロンドで濁りがなく透き通っている。泡のきめ細かさが同じ醸造所のデュベルに近く、やや硬く盛り上がるタイプ。味わいの中で苦味のバランスもよく端正なビール。飲めてよかったと幸せ感で、結局3杯いただいた。
なお、この日からのメニューでムール貝のヒューガルデン蒸し(バケット付)500g1500円をいただきました。カナダ産のムール貝ということでベルギーと同じ北大西洋の物。貝が小ぶりながら、実がたっぷり入ったもので、日本産のムール貝(ムラサキイガイ)とは別物。500gでもかなりの個数を食べられるので1人前なら丁度よいが、ベルギーのバケツ一杯を再現して食べようと思えば1kg2800円もある。冷凍物なのか解凍した感じがあり、ベルギーで食べる生プリプリ感には劣るが、非常に美味しい。プリプリ感では三河産など国産の生ムール貝を調理した物の方が上だが、一長一短なので、それぞれを楽しみたい。メニューには、白ワイン蒸し他もあるが、ヒューガルデン蒸しは柔らかいやさしい味付け(にんにくを使っていないという)。
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・ベルギービール樽情報
マレッツ6ブロンド樽生は、ワールド・ドラフト・マスター世界大会日本予選に出場したシャンドゥソレイユでも、10/14に開栓。
同じく出場したベルゴ系列でもベルゴとファボリでドゥシャス(デュシェス)・ド・ブルゴーニュ樽の提供がいずれあるということで待ちたい。
ベルゴ独自輸入のヴァル・デュー ブロンド樽が10/17渋谷ベルゴで、ヴァル・デュー
トリプル樽が10/23新宿フリゴで、ヴァル・デュー ブリューン樽が10/30銀座ファボリで提供される。ベルゴ独自輸入の樽はこれらを提供してもなおまだ7種類残っている。
また、(株)きんきが輸入する、デ・コーニンク樽は好評で、このビールを限定ビールとして入れているビアカフェが増えてきている。なお、(株)きんきではさらに新しい樽として、Van
Eecke醸造所のポペリング・ホンメルビール樽を11月に輸入するという嬉しい知らせも仄聞している。 |
・マレッツ6樽生、関東初登場(速報)
「2005.10.12 Wednesday 22:33、マレッツ6樽生が開封されました!」、場所はベルオーブ六本木店である。
この樽が空き次第、ドゥシャス(デュシェス)・ド・ブルゴーニュ樽生になるという。 |
・Biscafe2周年ウィーク
渋谷のBiscafeがこの10月26日に開店2周年を向かえる。それを記念し、下記のようなフェアが開催されるという。
--以下、通知文抜粋--
10月も後半になろうとしています。夜もめっきり冷えてきてビールをがぶ飲みする人も減ってきました。皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
今月26日に当店は満2周年を迎えます。そこでお客様皆様に感謝祭としまして
10月17日から22日まで2周年ウィークを開催します。
樽生ビールをはじめとする様々なものが割引価格にてお楽しみいただけるお得な一週間です。 特に22日の土曜日はお安くなっています。
限定ビールの2回目の仕入れも終了しビールのラインナップも充実。お誘いあわせの上ご来店お待ち申し上げます。
-------------------- 2005年10月17日から 22日
SPECIAL OFFER
樽生割引セール
ビンテージCHIMAY試飲セット発売1998〜2004のセットです(1999除く)
22日
GUINNESS ¥600(1Pint)Fried Potato ¥500Fish & Chips ¥700
その他料理も特別価格 |
・万博でしか飲めなかったビールが出現し始めた
万博でしか飲めなかったマレッツ6樽生 、デリリュウム・トレメンス樽生、デュシェス・ド・ブルゴーニュ樽生が、万博が終了して少しずつビアカフェなどに姿を現してきた。
10/7〜9大阪、インターナショナルビールサミット2005会場でドルフィンズがマレッツ樽生 、デリリュウムトレメンス樽生、デュセスドブルゴーニュ樽生を提供したのを皮切りに、10/11グラン・ドルフィンズでデリリュウムトレメンス樽生が販売開始という。関東でもベルオーブや海晴亭、Copa、など9月に万博ベルギー館で行われたワールド・ドラフト・マスター世界大会日本予選に出場した店やBEER HOUSE KENなどで、提供が予定されているという。いつ、どの店舗でどのビールが現れるか、注視していきたい。 |
・ベルジアン ビア・カフェ アントワープ セントラル(11月11日開業)の場所
丸の内に11月11日にオープンする東京ビル(千代田区丸の内2-7-3/地上 33階・地下
4階)の商業ゾーンの名称が決定した。地下1階から3階の施設名称は「東京ビルTOKIA(トキア)」となり、地下1階に「ベルジアン ビア・カフェ アントワープ セントラル」がオープンすることになる。
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【交通】 JR、東京メトロ丸ノ内線「東京駅」前
東京メトロ有楽町線「有楽町駅」より徒歩3分 |
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・ワールドフェスタ・ヨコハマ2005
今年もワールドフェスタ・ヨコハマが10月8日(土)・10月9日(日)、横浜山下公園で開催。
毎年、ベルギーのテントはブラッセルズの出店で賑わうが、今年もブラッセルズ各店長らが忙しい中、ビールの販売などを行っていた。例年、おつまみはフリッツであったが、今年はムール貝のワイン蒸し。人気のためか、私が訪れた時には完売。
ビールはグリゼット・ブロンシュ樽生がプラスチックカップ1杯500円のほか、瓶ビールがブロンシュ・ド・ブリュッセル330ml、モアネット・ブロンド250ml、グリゼット・フリュイ・デ・ボア250ml、アベイ・デ・ロック330ml、アルティチュード330mlが各500円で提供。ムール貝のワイン蒸しも500円。
なお、ベルギー以外のテントでは、ドイツのテントではホフブロイハウスのオクトーバーフェストビール樽生、、同デュンケル樽生、同オリジナルミュンヘン樽生、イエバー瓶、Frankenheim
Alt瓶、トルコのテントでは、エフェス瓶・、エフェス・ダーク瓶、メキシコはコロナ瓶、ブラジルはブラマー缶、台湾は青島ビール瓶(中国)、バングラデシュはキング・フィッシャー瓶(インド)、インドネシアはビンタンなど各国多彩なビールが販売されていた。 |
・ルフェーブル醸造所の5代目Philippe Lefebvre氏が来日中
ブロンシュ・ド・ブリュッセルやフローレフなどの銘柄を醸造するルフェーブル醸造所の社長Philippe
Lefebvre氏が来日中である。ルフェーブル醸造所のビールは、トーシン・ブラッセルで輸入しており、10月8日(土)はワールドフェスタ・ヨコハマ2005のベルギーブース(ブラッセルズが運営する)に顔を出していた。この日の夜や翌日は都内のベルギービアカフェを回る予定であるという。(2005.10.8)
Philippe Lefebvreさんと記念写真 |
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・インターナショナルビールサミット2005でベルギービール樽
大阪、インターナショナルビールサミット2005に出店するドルフィンズによると、ベルギービールのブースで以下の生樽を出品するという。 当日のメニュー(予定)
・ヒューガルデン樽生、 ・ベルビュークリーク樽生 ・マレッツ樽生 、デリリュウムトレメンス樽生、デュセスドブルゴーニュ樽生 ・ゴリアス樽生 など
なお、インターナショナルビールサミット2005は、
◆2005年10月7日(金) 12-22時
◆2005年10月8日(土) 12-22時
◆2005年10月9日(日) 12-21時
開催場所:新梅田シティ・祭典広場(ワンダースクエアー)
※・マレッツ樽生 、デリリュウムトレメンス樽生、デュセスドブルゴーニュ樽生は万博ベルギー館で提供されていたもの。 |
・ベルギービール樽生情報
ブラッセルズ神楽坂店では10/3(月)から、“ボンブー”の樽。---当日完売!
10/4(火)セゾン・デュポン |
・10月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール! 渋谷ベルゴでは、毎週月曜日をゲスト樽生ビールの日として、個性のある、普段はあまり飲めない樽生ビールをご紹介しています。
10/3(月) ブロンシュ・ド・ブリュッセル 5.2% 味、香りともにバランスのとれたブロンシュビール。
10/11(火)サン・フーヤン ブロンド 7.5% スパイスの香り豊かなバランスのとれたブロンドビール。
10/17(月)ヴァル・デュー ブロンド 6.5% 軽めでバランスのよい味わい。※日本初上陸。
10/24(月)サン・マルタン ブロンド 7.0% ほのかに白桃の香りのするブロンドビール。
10/31(月)グリセッテ・フリュイ・デ・ボア 3.5% ブロンシュに3種のベリーを加えたフルーツビール。 |
・パウエル・クワック樽9/23
渋谷ベルゴ開店8周年記念時に輸入された15樽のベルギービール。ギロチン、ウエストマーレ・ダブル(2樽)、デリリュウム・トレメンスと続いた後、いよいよ銀座ファボリで5樽目としてパウエル・クワック樽生が9/23(金)に登場した。
午後4時に銀座ファボリが開店。ほぼ、私と鴻巣同心は開店と同時に店を訪れた。用意されていたのは、単にクワックの樽だけではない。クワックの小瓶は当然としても、750mlの大瓶。さらに、グラスも今回の企画のために数多く用意したという専用グラス。グラスも小クラスのほかに大グラスも4個用意されていた。クワック樽生は小グラス1200円、大グラス2400円で提供。大グラスが並ぶ様子はゲントのビアカフェ、デ・デュレ・グリートを想い起こさせる。これを注文する者の片方の靴を預かるみたいな冗談もでるところが楽しい。
せっかくなので、鴻巣同心と相談の上、とことんクワックを飲み比べすることに決心。クワック樽生大グラスを2杯、クワック大瓶1本を大グラスに注いでもらい、さらに小瓶をそれぞれ1本ずつ注文。
さて、味わいの違いはあるかというと、かなり異なる。大きな違いはビールの色と甘味である。樽生と大瓶はビールの色が明るいアンバーで、ほんのりした甘味が心地よいが、小瓶は色がアンバーでまったりした甘味がある。この甘味は状態がよくない時に現れるものである。樽の状態はかなりよい方であるが、醸造所で飲んだフレッシュな瓶ビールの飲みやすさのを思い起こすと、ベストとは言い切れない。大瓶には固形化した大きな澱が目立ったが、味わいは樽に近い。一通り味わったのち、さらに小グラスでクワック樽生を味わい再度満足。この日訪れたお客さん方もクワックを相当飲んだようで、私がさらにおかわりをしたときに樽が空いた。結局、その日のうちに、1樽30リットル全て飲み尽くしたのであった。
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・新規開店情報-横濱Cheers- 10/3(月)オープン
渋谷ベルゴの店長を務めた後、銀座ファボリに異動し勇退された高橋邦英さんが、横浜に新たに「横濱Cheers」をこの10月3日(月)にオープンする。
10月3日(月)〜5日(水)は、オープン記念としてドラフトビール(樽生)が ALL \500で提供されるという。ギネスビールの注ぎ方ではギネスマイスターとして定評があった。
ベルギービールを中心としてボトルビール30種類。店は横浜駅から徒歩5分という好立地。すでにホームページも開設されているので、詳しくはホームページで確認を!
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・9月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
渋谷ベルゴでは、毎週月曜日をゲスト樽生ビールの日として、個性のある、普段はあまり飲めない樽生ビールをご紹介しています。ヴェルテンブルガーはドイツの修道院ビール
・9/ 5(月)ヴェルテンブルガー・ピルス 4.7% ハラタウ産ホップを多く用い、引き締まった苦味。
・9/12(月)ヴェルテンブルガー・ヴァイスビア・ヘル 5.1% 華やかな風味とマイルドな味わい。
・9/20(火)ヴェルテンブルガー・バロック・ドゥンケル 4.5%
ボディは軽くなめらか。クッキーやクラッカーを思わせるモルトの味。
・9/26(月)ゴイヤス・トリプル 9.0% すっきりした力強い味わい。 |
・MALHEUR BRUT CUVEE ROYALEを味わう
MALHEUR BRUT CUVEE ROYALEは、ランツヘール醸造所がベルギー建国175周年を祝って今年2月に発売した特別醸造のビール。アルコール度数9%。輸入元は(株)きんき。
マルール・ブリュットよりもやや軽いが、普通のベルギービールよりはボリュームがある。複雑なのだがスッキリしたクリアーさがある。ほんの僅かににごりがあるので、完全透明ではない。ビールを超えた素晴らしい飲み物として感じられた。(2005.9.1海晴亭阿佐ヶ谷店)
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・マローヌの謎
えぞ麦酒(株)が輸入するマローヌ醸造所のビール。実態は醸造所ではなく輸出業者である。マローヌ・ブロンド、マローヌ・ブリュンは、ルフェーブル醸造所で醸造されているという。その実態を証明すべく、マローヌ・ブリューン(えぞ麦酒輸入)とフローレフ・ダブル(ブラッセルズ輸入)の飲み比べ。
基本的データとして、アルコール度数は、6.3%でどちらも同じ。外観として、同じ形状のボトル、同じ形状・サイズのラベル。全く同じ字体で「Brune」の文字のある朱色の王冠。
さて、香りと味を比べてみました。どちらも同じマローンのグラスで比較してみたところ、同じです。
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・えぞ麦酒(株)輸入の新ビール
この3月、フーデックス2005で出品されていたマローン醸造所のビールがついに輸入された。輸入したのは北海道のえぞ麦酒(株)。ビールは7月末ころから登場。
銘柄は、マローヌ・ブロンド、マローヌ・ブリューン、マローヌ・グリブジーヌ、グリブジーヌ・ブリューン、マローヌ・ウィンター・グリブジーヌの5種類。
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・ベルギーのビールが薄くなった
ベルギーのビールが最近薄くなったと感じていたが、それを裏付けるような記事がportfolioに掲載されていたので紹介する。
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タイトル〔ベルギーのビールが薄くなった〕
ベルギーのビールの3分の1は、水の含有量が多すぎる。 特にスーパーマーケットの自社ブランドが顕著だが、Maesなどの有名ブランドでも同じ結果が出た。
ベルギーの消費者団体Test-Aankoopの調査の結果で、この調査では各ビールにホップや穀類やイーストがどのくらい含まれているかを検査した。10年前にはすべてのブランドが一定基準を満たしていたのだが、今年の調査では3分の1が水分過多という結果が出た。
ベルギー人は年間ひとりあたり平均115リットルのビールを飲むがこれはEUでは4番目。
-2005.9.2portfolio- |
・Westvleterenその後
Rate Beerにおいて第1位を得たWestvleteren12であるが、ヨーロッパの報道(ロイター通信UK)では「ビールがすべて売れてしまったので、店を閉めました」と電話に流れているとのことから、生産を永久に止めてしまったとの誤報もでていた。
その後、celebrator.comによると、在庫は6月で全て売られてしまい、品切れ状態。修道院脇のカフェIn
de Vredeではお土産用にビールの販売をしているが、ビアカフェの在庫が無くなることからWestvleteren12の販売は中止され、Westvleteren
Blondと8は、6本パックを1人2パックのみ、後に1人1パックのみに販売制限されたという。
修道院で8月になって出来上がったビールは、今まで最大車1台あたり5ケースの購入が可能だったのが、1〜3ケースに減らされることになるという。
いずれにしても、引き続きビール醸造が継続され、一安心であるが、生産量が増えることはない。
※Westvleterenは年産4,750ヘクトリットルで、最も生産量が少ないトラピストAchel(年産2,000ヘクトリットル、2004年)よりは多い。Chimayは年産120,000ヘクトリットル。 |
・デリリュウム・トレメンス樽
渋谷ベルゴ開店8周年記念時にギロチン樽が提供されたが、ギロチン樽の輸入と同時にウエストマレ・ダブル樽やデリリュウム・トレメンス樽などが輸入されていた。ウエストマレ・ダブル樽が8月9日(火)から渋谷ベルゴで提供されたことは下記の通りである。
さて、その輸入樽ビール提供の第3段は、デリリュウム・トレメンス樽(30リットル)で、8月21日(日)から新宿フリゴにおいて販売が開始された。
我々もさっそく、21日と22日の両日、このデリリュウム・トレメンス樽を味わいに新宿フリゴに向った。当然のごとく樽と瓶との飲み比べ。
グラスは樽ビール用に今回250mlの専用グラスを仕入れたという。瓶用には330mlのグラス。オリジナルのコースターも揃え、デリリュウム・トレメンス樽の提供に対する意気込みとこだわりが感じられた。さて、ビールは樽の方はきれいに透き通ったゴールドであるが、瓶の方は全体に薄く濁ったゴールド。先日のギロチンの樽と瓶との飲み比べでは味わいに明らかな違いがあったが、デリリュウム・トレメンスの樽は瓶の酵母をろ過したものと言える程度で、味的には同じである。クリアーなデリリュウム・トレメンス樽であるが、ボリュームある味わい。瓶は濁りがある分香り高く、よりボリューム感が強い。瓶が状態のよいロットだったこともあるだろうが、ギロチン飲み比べで味わいの違いに驚いたあとだけに、デリリュウム・トレメンスの樽と瓶の味わいの同一性を逆に感じた。
なお、その他の独自輸入の樽ビールは、今後9月から10月にかけて、3店舗で順次提供されるということなので、ホームページでの発表を見逃さないようにしたい。絶対に飲み逃がしたくない銘柄が多数含まれている。 |
・ゴイヤス・トラディション樽
ブラッセルズ直輸入ビールのゴイヤス(旧ゴリアト)の樽が輸入された。最初に提供が始まったのは、渋谷のイドロパットである。毎年お盆の時期、イドロパットではブラッセルズ輸入の新着樽ビールが登場するが、今年はゴイヤス・トラディションGouyasse
Tradition樽が8月13日から初登場。ゴイヤス・トラディションの名であるが、ジェアン醸造所のホームページによると瓶のゴイヤスと同じもので、アルコール度数は6%。
瓶と樽の飲み比べは、瓶が無かったためその場では行っていないが、瓶のゴイヤスには濁りがあるが、樽はクリアーなブロンドで、ボリューム感のある柔らかい飲み口。麦芽の風味がしっかりと感じられた。
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・ウエストマレ・ダブル樽
渋谷BELGO、新宿Frigo、銀座Favoriの3店舗によるお盆特別企画『第3回 夏休み・スロービールで行こう!
トラピストビール・6修道院めぐりの旅』の目玉として、8月9日(火)から渋谷BELGOで登場したのが、Westmalle
Dubbel樽。樽は30リットル入りで2樽あったが、1樽1日半で無くなるペースで空き、8月12日の開店後、午後6時過ぎにすべて無くなった。
Westmalleの樽はDubbelのみ生産され、Tripelの樽は存在しない。
さて、さっそく樽と瓶との飲み比べ。→報告は後日イベント報告で。
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・Japanese selection of the Inbev World Draught Master Japan Competitionの開催
愛・地球博のベルギーパビリオンのページによると9月15日、ベルギーパビリオンにおいて、Japanese
selection of the Inbev World Draught Master Japan Competitionを開催するという。10月にベルギーで行われるThe
2005 World Draught Master Championship(ワールド・ドラフト・マスター世界大会)の日本予選でもある。
The World Draught Master Championshipは、インベブInbevが主催し、1997年から開催されている。日本からは昨年初めて参加し、大阪のBelgian Beer Cafe Barrelに勤務する岩本裕愛さんが、特別賞であるベスト・スマイル賞を受賞されている。(※雑誌BRIO 2005年3月号の特集ページ「ベルギー 美味の傍らにビールがある」で紹介されている。)
なお、The World Draught Master Championshipについては、こちら→(1)(2)
※追伸:
東京ではブラッセルズ、海晴亭、ベルゴ各系列のビアカフェからそれぞれ代表を参加させるとの話。大阪のバレルからも当然出場とのこと。 |
・愛・地球博公式参加国ネットオークション開催中 ! !開催期間2005.8/25〜9/25
カナダバンクーバーに本社を置くオークション等の会社であるメイナーズ社により、8月25日〜9月25日の期間中、愛・地球博公式参加国ネットオークションが開催されている。
ベルギー館からは、「絵画的オペラ」設備一式が開始価格27,000,000 円(※ベルギーパビリオンのホームページでは本国に帰ることを希望していると書いてあるのだが)、そして、ベルギー カフェレストラン設備一式が開始価格7,000,000 円で出品されている。いずれも残り4〜5日を残し、入札者がいない。
なお、オークションはYahooのシステムで運営されている。
カフェレストラン設備一式について引用すると、
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ベルギー館に併設されたカフェレストランの厨房設備・皿・テーブルなど一式を出品致します。
【含まれる主な商品】
冷蔵庫・オーブン・皿・グラス・テーブルなど
これだけでレストランを開業できるほどの充実ぶりです!
ただし、以下のものは含まれません
1.すべてのイス
2.コーヒーマシーン
3.Mannekenのワッフル関連のもの
---
ということです。ベルギー館のレストラン設備を丸の内に持ってくると、時期的にぴったりと推測していましたが、予想は違っていたようです。
他には現在スイス館から、アーミーポケットランプとスイス館レストラン設備一式が出品されている。 |
・ベルギービアカフェ「アントワープ セントラル」が丸の内に11月11日オープン
三菱地所が7月28日に発表した記事によると、
JR東京駅南口前で再開発中の東京ビルディングを2005年11月11日に正式開業するという。地下1階〜地上3階までの商業ゾーンには29店舗(飲食24店・物販2店・サービス3店)が入居し、コンセプトは「大人達が、肩の力を抜き、遊び心を持って、良いものを純粋に楽しめる場所」とのこと。
その地下1階に、大阪のBelgian Beer Cafe Barrelと同じ経営(※(株)アクアプラネット)になるベルギービアカフェ「アントワープ セントラル」の入居が決まった。
なお、東京ビルディングの概要は以下のとおり。
東京ビルディング(概要) |
所在地 |
東京都千代田区丸の内2丁目7番3号 |
敷地面積 |
約8,100u |
延床面積 |
約150,000u |
客積対象床面積 |
約139,000u |
最高高さ |
約164m |
階数 |
地下4階・地上33階・塔屋1階 |
主要用途 |
事務所・店舗・駐車場 |
着工 |
2003年10月 |
竣工 |
2005年10月 |
|
・米Rate Beer(Craft Beer Fun Online)で、Westvleteren Abt 12がTop 1に!
アメリカのホームページで、ビール採点方式で世界のビールを評価しているRate Beerにおいて、2005年上半期のトップビールが発表(2005.6)された。その中で、ベルギーのWestvleteren
Abt 12が第1位を得た。
上位3位
順位 |
ビール名 |
得点 |
第1位 |
Westvleteren Abt 12 |
4.51 |
第2位 |
Three Floyds Dark Lord Russian Imperial Stout(USA) |
4.40 |
第3位 |
Kuhnhenn Raspberry Eisbock(USA) |
4.39 |
ベルギービールのみ抽出
順位 |
ビール名 |
得点 |
第1位 |
Westvleteren Abt 12 |
4.51 |
第4位 |
Rochefort Trappistes 10 |
4.37 |
第9位 |
Westvleteren Extra 8 |
4.27 |
第26位 |
Abbaye des Rocs Brune |
4.17 |
第33位 |
Rochefort Trappistes 8 |
4.15 |
第37位 |
Abbaye des Rocs Grand Cru |
4.13 |
第38位 |
St. Bernardus Abt 12 |
4.13 |
第47位 |
Girardin Gueuze Black Label |
4.10 |
また、国別の醸造所ランキングにおいても、Westvleterenはベルギーのトップ醸造所に位置付けられた。
Best Beers and Brewers by Country〔Belgium〕
順位 |
醸造所名 |
所在地 |
ポイント |
1 |
Westvleteren Abdij St. Sixtus |
Westvleteren Belgium |
4819.2 |
2 |
De Dolle Brouwers |
Diksmuide Belgium |
4816.2 |
3 |
Geuzestekerij Drie Fonteinen |
Beersel Belgium |
4752.2 |
4 |
Brasserie de lAbbaye des Rocs |
Montignies-sur-Roc Belgium |
4695.4 |
5 |
Cantillon |
Brussels Belgium |
4611 |
6 |
Brasserie Fantome |
Soy-Erezee Belgium |
4544.6 |
7 |
Brouwerij Het Anker |
Mechelen Belgium |
4544.2 |
8 |
St. Bernardus Brouwerij |
Watou Belgium |
4515.4 |
9 |
Dupont Brasserie |
Tourpes-Leuze Belgium |
4452.8 |
10 |
Brasserie Rochefort |
Rochefort Belgium |
4422 |
なお、この結果について、Abdij St. Sixtus修道院側の様子について、「修道院の神父たちはビールがトップに選ばれたことに不満を示している。」(これで観光客がどっと押し寄せてくる可能性があるから)との記事(poltfolio/2005.7.2)や「アッという間にソールドアウト、販売を中止せざるを得なくなった。」との記事(exciteニュース/2005.8.12)がある。
修道院側は、今後も「私たちは醸造家ではなく修道士なのです。修道士として生活できるようにビールを醸造しているだけなのです」という立場で、「需要を満たすために醸造量を増やす意志はない。」と思われる。 |
・愛・地球博の累計来場者数が1500万人突破(8月18日)、
ベルギー館も400万人以上の来訪者
愛・地球博の累計入場者が8月18日に目標の1500万人に到達したという。ベルギー館のホームページによれば、ベルギー館においても400万人以上の来訪者があったという。
絵画をモチーフとした「絵画的なオペラ」などの展示物は他のパビリオンと比べ地味なものであるが、食に関する物については特に好評のようで、レストランでは開幕以来3万2,500リットルのベルギービールが消費されたという。他に、75万個のベルギーワッフル、1日平均600個のアイスクリーム、12トン以上のチョコレートが開幕約5ヶ月に消費されているという。
※私も8月17日に会場を訪れました。 |
・ブラッセルズ樽情報
8月1日(月)におけるブラッセルズ各店の樽情報は、以下のとおり。
〔ブラッセルズ神田店〕 |
ブリュノーブロンシュ・バイオ、サンマルタン・ブロンド、
サンフーヤン・ブロンド |
〔ブラッセルズ神楽坂店〕 |
ブリュノーブロンシュ・バイオ、ウルション |
〔ブラッセルズ神谷町店〕 |
ヒューガルデン・ホワイト、ベルビュー・クリーク、ウルション、
サンマルタン・ブロンド |
〔ブラッセルズ原宿店〕 |
ヒューガルデン・ホワイト、ボンブー、フローレフ・トリプル |
〔カフェ・ヒューガルデン〕 |
ヒューガルデン・ホワイト、ベルビュー・クリーク、ウルション |
〔イドロパット〕 |
ブロンシュ・ド・ブリュッセル、モアネット・ブロンド、デュカシス |
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・ブラッセルズ、ビアラリー2005のポスター
ブラッセルズのビアラリーが8月1日(月)からいよいよ始まる。開催に合わせポスターも完成。各店ごとのロゴも出来た。デザインはの斉藤ジョージ神田店店長という。今年のパスポートも各店に配布され、ラリーのスタート準備は整った。
・ブラッセルズ神楽坂店のマンデー5〔8月1日(月)〜〕
ビールラリーが始まるのに伴い、以下のような案内をいただいた。
-以下、案内文-
始まります!期間は8月1日〜23日まで。(13日〜17日夏休み) 皆さん、ふるってご参加を!
“樽出しマンデー5”は『ブリュノーブロンシュ・バイオ』新樽です!よろしくです!(ブラッセルズ西條) |
・ベルギービール樽情報
【ブラッセルズ神田店】7/29サンフーヤン・ブロンド、フローレフ・トリプル、サンマルタン・ブロンド(7/29終了)、ブリュノー・ブロンシュ・バイオ。
※ブリュノー・ブロンシュ・バイオの樽は久しぶりの入荷である。(オリジナルグラス330mlの場合は大盛り料金。)
【ブラッセルズ神谷町店】7/29ウルション
【銀座ファボリ】サンフーヤン・ブロンド(7/28〜)
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王冠バッジ製作者の小林さん |
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・王冠バッジ
ベルギービールのラベルに興味を持たれる方は多い。同様に王冠の狭い世界にデザインを駆使した物も多数ある。こんなにカラフルならラベル同様に集めたくなるのも当然。世の中には王冠コレクターも多数いる。醸造所の方でも、例えばボステールス醸造所のIvo
Bosteels会長もジャケットの襟にパウエル・クワックの王冠バッジを付けていた。
さて、この王冠でバッジを作っている方に先日出合った。通常は王冠の裏に接着剤で安全ピンを付けるだけと思うが、彼が制作するバッジには一工夫ある。清涼飲料水のペットボトルのプラスチックスクリューキャップ、虫ピン、ストロー、安全ピンを使用して接着剤は用いない。記念にいただいた王冠バッジを観察するがよく出来ている。出合ったのは、下北沢の蔵くら。ご紹介させていただいてOKということなので遅ればせながらここに紹介する次第である。製作者の小林大さんは店の常連であるというので直接お伺いできるかも。また、蔵くらでは、この王冠バッジの作成方法を教えてくれるというから、一度訪れて聞いてみるとよいだろう。
なお、蔵くらでは、このバッジ作成のため、ビールの王冠が折れ曲がったりキズ付いたりしないように「La
Trappeラ トラッペ」の栓抜きで注意深く開けている。
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デザイン性に富んだベルービールの王冠。集めるだけでなくバッジにしてみては? |
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・「ラ トラッペ」の栓抜き・利用状況
以前お伝えした王冠を曲げない、傷つけない栓抜き「ラ トラッペ」の栓抜きであるが、これを使って開栓しているビアカフェが増えてきた。ただし、常時使用しているのは銀座ファボリと下北沢蔵くらの2店舗で、この2店舗はお店として王冠を後日利用しているため。その他の店では申し出れば使ってくれている。この栓抜きがない店でもコインを王冠に当てて開栓すれば、王冠はきれいに開く。もっとも活躍しているのは、大瓶の大型王冠を開ける時。この栓抜きは王冠の大きさを選ばない。
他に利用しているのは、渋谷ベルゴ、新宿フリゴ、阿佐ヶ谷海晴亭、渋谷Biscafe。
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ブラッセルズ神楽坂店
西條店長 |
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下北沢 蔵くら・山田さん |
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・BELGO・FRIGO・FAVORI の新しいBELGIAN BEER PASSPORT
渋谷ベルゴ、新宿フリゴ、銀座ファボリの3店共通のベルジャン・ビール・パスポートが新しくなった。私は、ほぼ1年で100種類を味わいながら、パスポートの更新を続けて5冊目になる。この間、消えていく銘柄もあり、また新しく輸入される銘柄もどんどん増えてきた。このパスポートを振り返ると、ベルギービールの輸入史を見ているようである。
さて、新しいパスポートは、現在の状況に対応できる新しいリストに生まれ変わっている。また、ビールに対するコメント、簡単な紹介も印刷されているので、お店の冷蔵庫からビールを選ぶ時の重要な参考となろう。ビールのタイプごとにインデックスが付けられ、ビールはアルファベット順に記載されているので、銘柄を探すのにも便利である。余白も十分にあり、将来未知なるビールが輸入されても、十分記載できる余裕もある。
再び1年間で100種類のビールを味わう挑戦が始まってしまった。
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-以下、ホームページから記事転載-
開始より御好評頂いておりますBELGIAN BEER PASSPORTが、輸入アイテム数、ベルギービールファンの増加に伴い、より多くの方々にご参加いただける様改訂して7月25日(月)より新しく生まれ変わります!
旧BELGIAN BEER PASSPORTよりデザインも一新、更にページ数、記載アイテム数を増やし、より多くベルギービールのコメントを記載できるテイスティングノートとなっております。
未だエントリーされてない方、ご自分で飲んだビールをチェックしたい!という方、是非この機会にご参加されてみては。
尚、BELGIAN BEER PASSPORTの販売はベルゴグループのBELGO(渋谷)、FRIGO(新宿)、FAVORI(銀座)にて販売しております。(三店舗共通)
キャッシャーカウンターにてお買い求めいただけます。(\300-)
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-パスポートホルダーの特典に関する部分の記事転載-
ベルギービールを1種類お飲み頂くごとに1ポイントを獲得し、20ポイントごとにベルギービール専用グラスをプレゼント致します。100ポイント達成時には、ベルギービール醸造所組合が発行するベルギービール・テイスターの認定証を獲得することができます。 パスポート・ホルダーへのエントリーは、ベルゴ・フリゴ・ファボリにてパスポートを300円でご購入頂き、全店でご利用になれます。
その他の特典として…
(1)パスポート・ホルダーのみにお送りするメールマガジン「ベルビ通信」
新ビールの入荷情報、入荷停止情報、各店のイベント情報を配信致します。
(2)日本では入手不可能なベルギー直輸入ビールをパスポートホルダー限定で販売
詳細はベルビ通信にてお知らせ致します。
※ベルギービール・パスポートは、ベルギービールの普及を目的として、ベルギービール広報センター・ベルギービール醸造所組合の協力を得て実現しました。
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・ベル・オーブを訪問
ベルギービールに携わっている方々から「是非、ベル・オーブには行かれるといいですよ!」と紹介を受けていたが、遅ればせながらやっとベル・オーブの3店舗を訪問した。ここでは詳しく紹介する余裕はないが、みなさんが推奨されるだけあって、どの店舗も良店。最近ではベルギービールの独自輸入も試みるほど熱意に溢れている。お店のホームページ(http://www.belgaube.com)には、「本日の樽生ビール」やおすすめメニューなども掲載されているので詳細はそちらを参照されたい。美しくお皿に盛り付けられた料理の写真を見るにつけ、食欲が湧いてくる。ビールの種類は店舗により異なるが40〜100種類を揃える。オリジナルのグラスも用意されているが、六本木店、広尾店ではそのグラスの陳列棚の照明が美しく、グラスを鑑賞するかのように眺めてしまう。
【バー
ベル・オーブ 六本木店】 |
港区六本木 7-9-2 岡野ビル 1F |
Tel & Fax: 03-3403-1161 |
月〜水・土・祝:18:00〜27:00 ( L.O. 26:30 )/
木・金:18:00〜29:00 ( 28:30 )/日曜休 |
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【ブラッスリー
ベル・オーブ広尾店】 |
渋谷区広尾 5-1-20 七星舎ビル B1F |
Tel & Fax: 03-3449-1633 |
火〜日・祝日: Lunch・Cafe 11:30〜16:00 ( L.O. 15:30 )
Dinner 18:00 〜 23:00 ( L.O. 22:00 )
月曜休 |
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【カフェ ベル・オーブ
六本木TV朝日通り店】 |
港区西麻布 3-2-5グリーンプラザアネックスノゾエビル 1F |
Tel & Fax :03-5772-2310 |
月〜水・祝:11:00〜23:30 ( L.O. 23:00 )
木〜土・祝前日:11:00〜29:00 ( L.O. 28:30 ) |
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・ブラッセルズ、ビアラリー2005
ブラッセルズのビアラリーが今年も開催される。
-以下、ブラッセルズのホームページより転載-
毎年恒例のブラッセルズの一大イベント!
「ビアラリー2005」を今年も開催いたします。
お客様にはブラッセルズが発行する「パスポート」を持って仙台店を除くブラッセルズ系列の各店を期間内8月1日(月)〜8月23日(火)に周って頂きます。
各店でご飲食をされた方にスタンプを捺印。
全店を踏破されたお客様を「ビアラリー達成者パーティー」にご招待いたします。
達成者パーティーは9月11日(日)を予定しています。詳細は決まり次第お伝えします。
間に夏休みが入りますので少し長めの期間になってます。皆さん奮ってご参加ください。
● シャンブルクレール恵比寿はラリー期間中営業時間に変更が有りますのでご注意ください
8月1日(月) 10:00〜18:00(ラストオーダー 17:30)
8月5日(金) 10:00〜17:00(ラストオーダー 16:30)
8月18日(木)10:00〜16:00(ラストオーダー 15:30)
●各店、ビアラリー期間中であっても貸切パーティー等のスケジュールを組ませていただく場合がございます。営業時間は各店のページをご覧になるか、電話にてお問い合わせください。 |
・8月の渋谷ベルゴ・ゲスト樽生ビール!
渋谷ベルゴでは、毎週月曜日をゲスト樽生ビールの日として、個性のある、普段はあまり飲めない樽生ビールをご紹介しています。
・8/1(月)デ・コーニック 5.0% ザーツホップ使用。独特のアロマと苦味。
・8/9(火)※ トラピストビール・6修道院めぐりの旅のため火曜日
ウェストマール・ダブル 7.0% 生樽日本初上陸。
・8/15(月)モンタニャール 9.0% 赤茶色、度数を感じさせない味わい。
・8/22(月)サン・マルタン・ブロンド 7.0% 白桃を感じさせるフルーティーな香りと味。
・8/29(月)アベイ・デ・ロック 9.0% 麦々しい味わい。ダークカラー。 |
・ヒューガルデン・ホワイト その場で当たる「スピードくじ」キャンペーン
7月25日から、スピードくじが再び始まった。ヒューガルデンホワイト樽を1杯飲むごとにスピードくじを1枚。当たる確率は4回に1回という高確率。
賞品は
A賞 ヒューガルデンオリジナルカトラリーセット
B賞 専用ジョッキ
C賞 ヒューガルデンオリジナル扇子
である。
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・ベルギービール樽情報
【ブラッセルズ神楽坂店】サンフィーヤン・ブロンド 開けまーす!(7/25〜ブラッセルズ西條)
「マンデー5」と称して、毎月曜日に5種類の樽を用意していたブラッセルズ神楽坂店だが、樽の在庫が減ってきたという理由で、次の便が到着するまでしばらくお休み。しかし、何かしらの樽は開ける模様。
【銀座ファボリ】デ・コーニンク(7/25〜)
【ベルオーブ六本木店】デ・コーニンクの次はグリゼット フリュイ デ ボワ(7/25)、ヒューガルデン・ホワイトとステラ
アルトワは常設。
【海晴亭阿佐ヶ谷店】サンフーヤン・ブロンド(7/22〜)
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・ベルギー建国175周年記念のビール
今年、2005年は建国175年ということでさまざまなイベントが開催されている。詳しくはベルギー観光局のホームページで。
さて、7月21日はベルギー王国の建国記念日で、その日ベルギーでは建国175周年の記念祝賀行事が華やかに行われたようである。
ランツヘール醸造所では、このベルギー建国175周年を祝って特別醸造のビールを発売した。もともと、シャンパン方式で醸造しているMALHEUR
Biere Brut(11%)と、そのブラウンヴァージョンであるMALHEUR Dark Brut(12%)の2種類あったが、記念ビールはそれよりアルコール度数が低い9%の度数で、MALHEUR
BRUT CUVEE ROYALE という銘柄。近々輸入されるという話も聞いているので、楽しみである。
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・ウルション樽
ブラッセルズ輸入の新樽はジェアン醸造所のウルション。7月19日(火)からブラッセルズ神楽坂店において日本初お目見え。最近輸入された小瓶と飲み比べてみた。
アルコール度数は大瓶の表示は7.0%、小瓶の表示は7.5%と0.5%の差がある。樽では直接アルコール度数を確認する方法がなかったが、お店の公称は7%である。小瓶は樽よりも暗いブラウンであり、新しい割(2009年末賞味期限)には熟成感があり、0.5%アルコールが強い風にも感じられる。樽の方がよりすっきりして軽い感じで色も瓶よりは暗くない。スムーズで飲みやすい樽の方に好感を覚えたが、瓶のボリューム感を好む方もあろう。なお、今扱っている大瓶の賞味期限は2007年末で小瓶と醸造時期が異なっている。
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・ブラッセルズ神楽坂店のマンデー5〔7月18日(月)は休業日のためお休みですが〕
7月18日(月)は海の日のため、ブラッセルズ神楽坂店は休業日のためお休みですが、7月19日(火)より注目の樽を提供するという。以下のような案内が来ています。
-以下、案内文-
本日は火曜日なので、“樽出しマンデー5”お休みです。
でも、今日の樽出しは『ウルション』・『ブランシュ・ド・ブリュッセル』、ウルションは“初”です! 今週一週間“ジゴウィーク”限定7・8食!お早めに!(ブラッセルズ西條) |
・デ・コーニンク樽
(株)きんきが、去る5月に10樽ほど輸入したデ・コーニンク樽であるが、このほど再び30樽ほど再輸入され、ビアカフェで提供されることになった。
海晴亭阿佐ヶ谷店でも入荷初日、7月15日(金)から提供がはじまり、さっそく訪れてみた。
高橋店長によると、輸入元は「今後は常時輸入」と言っているという。7/13両国のポパイの青木店長からも同様の話を伺っていたので、確かであろう。なお、ポパイにも7/15に入荷したので、7/16から提供開始という。
銀座ファボリのホームページにも7/16からゲストビールとして提供開始との掲載あり。神田のTha Jha Barでも7/15〜という。
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・デリリュウム・トレメンス樽
デリリュウム・トレメンスの樽は、愛知万博・ベルギー館で提供されているのが、本邦初。(株)廣島が輸入している。6月、札幌で開催された第1回インターナショナルビール&フードチャリティーフェスティバルでもデリリュウム・トレメンスの樽(30リットル)が出品されたが、これはアメリカ経由で輸入された別のロット。6月24日(金)〜26日(日)の会期中に飲みきれなかったのか、7月11日(月)から両国にあるポパイで残ったデリリュウム・トレーメンスの樽が提供され始めた。一度口開けしたものの再度提供だが、状態は悪くない。きれいにろ過されたゴールドに近いビールである。前日に味わったギロチンとどう違うのか?やっぱりなぞ?瓶と樽の違いの方が、ギロチン樽とデリリュウム・トレメンス樽の違いよりもかなり大きかったことは確か。
さて、渋谷ベルゴ・オープン8周年にあわせ輸入されたビールにもデリリュウム・トレメンスの樽が含まれている。これは近いうちに新宿フリゴで提供予定というから、フリゴの情報発信には要チェックである。
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・ギロチン樽
渋谷ベルゴ・オープン8周年特別キャンペーンが7月11日(月)から始まったので、早速訪れた。目玉は、ギロチンの樽。本邦初輸入の物。
ギロチンの瓶と樽とを飲み比べる。樽の方は、クリアーなブロンド色。瓶から注いだ方はやや赤みがかったブロンドで、澱で濁っていて、泡立ちも豊かで固めの泡。外観上はっきりした違いが判る。香りも飲み口も別である。樽はスムーズで軽い(ライトな感じ)が、瓶の方はボリュームがある。
なお、ギロチン樽は1樽(30リットル)限りの輸入である。
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・ブラッセルズ神楽坂店のマンデー5(7月11日〜)
サンマルタンブロンド、サンフィーヤンブロンド、ブリュッセルです。
朗報!!来週19日〜23日の間“復活!ジゴWEEK”一日限定6、7食です。お早めに! (ブラッセルズ西條) |
・シメイのニューグラス?Chimay Collectors Glass
ベルギービールのグラスのデザインは、実は結構変わっている。最近ではトラピスト・ロシュフォールのグラスのデザインが変わったことを報じたばかりである。
ここに紹介するのは、シメイのグラス。シメイも変わったの?思われるかもしれないが、これは「シメイ・コレクターズグラス」という特別なもの?らしい。大きさ、形状は普通のグラスと変わらないが、シメイロゴの背面に百合の紋章と「Chimay
ADS」というロゴがプリントされている。グラスのデザインが変更になったのではなく、販売促進用の特別なグラスではないか?
ブラッセルズ神楽坂店で運がよければこのグラスでシメイを味わえる。ブラッセルズ他店でもこのグラスを見つけることができるはず。
※追伸:
輸入元によると、「Chimay ADS」のADSは、Abbaye De Scourmontの頭文字とのこと。 |
・ブラッセルズ、ビアラリー2005 開催決定!
ブラッセルズのビアラリーが今年も開催される。
-以下、ブラッセルズのホームページから転載-
●ビアラリー2005 開催決定!
毎年恒例のビアラリー今年も開催します。
期間は8月1日(月)〜23日(火)です。
間に夏休みが入りますので少し長めの期間になってます。皆さん奮ってご参加ください。達成者パーティーは9月11日(日)を予定しています。詳細は決まり次第お伝えします。
●夏季休業のお知らせ
ブラッセルズ神田店、神楽坂店、原宿店、神谷町店、ならびにカフェヒューガルデンでは8月13日(土)〜17日(水)まで夏休みとさせていただきます。
尚、イドロパット渋谷、シャンブルクレール恵比寿、カフェクレプスキュール青山、クレプスキュールカフェ仙台は通常どおり営業しております。 |
・ブラッセルズ神楽坂店のマンデー5(7月4日〜)
ボンブー、フローレフブラウン、ブリュッセルです。
セゾンデュポンキャンペーンも大好評!3本飲んでオリジナルストラップをもらおう!
(ブラッセルズ西條)
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・渋谷ベルゴ・オープン8周年特別キャンペーン
渋谷ベルゴが開店して8周年を迎える。これを記念し、7月11日(月)から16日(土)までの6日間、日本初となるベルギー生樽を新たに輸入し、常時8種類の生樽を提供するという。常時8種類のベルギービールの樽生提供というのは、ビアカフェでは日本最多で、日本初であろう。生樽カウンターにビア・サーバーを8本立てて、ベルギービールの樽生が注がれる様子を是非見てみたい。
なお、7月の渋谷ベルゴ・ゲスト・樽生ビールはドイツビールの樽生である。
-以下、案内文(一部修正)- ----------------------------------------------------------------
【1】おかげさまで渋谷ベルゴ・オープン8周年特別キャンペーン 2005年7月11日(月)から16日(土)までの6日間 日本初 ベルギー生樽 8種 一挙にご奉仕!
おかげさまで1997年7月のオープン以来8年が過ぎ、9年目を迎えることができました。皆様への感謝を込めて、7月11日から6日間8周年特別キャンペーンを行います。
【ところ】
渋谷ベルゴ
【期間】 2005年7月11日(月)から16日(土)までの6日間
【キャンペーン内容】
★ベルギービール生樽 期間中、以下の11種類から常時8種をご提供させていただきます。 日本初のギロチンも含めて、8種類が一度に飲めるのは日本初!!
1.La Guillitine 日本初上陸/2.Leffe Blonde/3.Hoegaarden White/4.Belle-Vue
Kriek/5.Bons Voeux/6.Abbaye des Rocs/7.Montagnarde/8.Floreffe Dpuble/9.Floreffe
Triple/10.St.Feuillien Blonde/11.Saint Martin Blonde
★レギュラービールも特別料金でご提供いたします。
ヒューガレデン・ホワイト Hoegaarden White Small \500
Large \1,000
ギネスビール Guinness 1 pint
\600
スタッフ一同、皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。
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【2】7月の渋谷ベルゴ・ゲスト・樽生ビール!
渋谷・ベルゴでは、毎週月曜日をゲスト・樽生ビールの日として、個性のある、普段はあまり飲めない樽生ビールをご紹介しています。
7/4(月) Franziskaner
Weiss Bier Gold 5.0% ドイツ バナナを思わせるフルーティーな香り、小麦の味わい
7/18(月) Spaten Premium Bock 6.5% ドイツ 甘みと苦味の調和、力強い味わい
7/25(月) Spaten Optimator 7.0% ドイツ
味・香りともにもっとも強いダブルボック
ホームページ毎月のスケジュールを発表いたしますのでお楽しみに。 |
・夏は白ビール
梅雨の合間だが、暑い日が続く。なので、ビアカフェに行きベルギービールを飲む機会が増えている。夏のビールは白ビール(ホワイト。ビール)である。ベルギービールの中では低い温度で提供されるビールであるし、柑橘系の風味も涼味を感じさせてくれる。
ボア・セレストの山田店長と「白ビールは何種類くらいあるのでしょうね」ということが話題となった。最近はもともと白ビールを作っていなかったメーカーまでも白ビールを作りだしたので、種類が増えてきた模様である。「多分、50種類くらいになっている」というのが現在の結論である。
白ビールの代表は、ヒューガルデン・ホワイトである。ベルギービールの専門店でなくともアイリッシュや普通の飲食店でも置いてあるケースが多い。「とりあえず、ヒューガルデン」というパターンでビールを飲みだす人たちも増えている。
日本で輸入されている樽生のホワイトビールは、Hoegaarden White、Blanche
des Honnelles、Grisette Blancheの3種類。ボトルビールだと、前の3種に加え、Brugs、Vlaamsch
Wit、Watou's Wit、Limburgse Witte、Blanche de Namur、Titij、Blanche de
Bruxelles、Blanche de Brunehaut Biologiqueがある。ランビック系のTimmermans
Lambic Blancheやスペルト小麦を使用したJosefを加えてもよい。
最近、もう1種類輸入された。St.Bernardus醸造所のSt.Bernardus Biere Blanche-Witbierである。大阪の大月酒店がこの6月に新規輸入したビールである。Hoegaarden Whiteを作ったピエール・セリスPierre
Celisさんが、Celis Whiteに次ぐ3番目のホワイトビールとしてプロデュースしたビールで、Hoegaarden
Whiteとは異なるコンセプトのビールである。酵母が同じ醸造所のGrottenbierと同じで、バナナの香りや日本酒の吟醸香が感じられる。アルコール度数は5.5%もあり、全体に強く澱で濁っており、ボリューム感のあるホワイトビールである。
たまたま一緒に味わったのが、Blanche de Namur。柑橘系の香味を強調したした作りで、これはさわやか系で、何杯でも飲めそう。
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・ボア・セレストのページ
赤坂にあるボア・セレストといえば、ベルギービールの草分け、ベルギービール博士として知られる山田正春さんのお店である。
ボア・セレストでは しばらくホームページ閉鎖していたが、この6月19日から店長の山田さん自らが語るブログを開始された。ベルギーの醸造者の話やビールについて他では得られない情報を垣間見ることができる。そして、もっとその続きの話、もっと詳しく話を聞きたいと思う方は、赤坂のボア・セレストを訪ねるとよいでしょう。
アドレスは、http://ceresteaks.exblog.jp/
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