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第1回ベルギー王国ビール探訪記(12)
ビアカフェ探訪
〈ブルージュのビア・カフェ〉
ブルッグス・ビエールチェ Brugs Beertje
運河で有名な水の都ブルージュは、中世の街並みが運河の水面に映える街。日本人の観光客もよく訪れ、この街の伝統工芸品
ボビンレースを扱う店には、日本人を誘うように片仮名で「レース」と書かれた看板や貼紙をよく見かけたが、逆に辟易してしまう。
ブルージュのシンボル、鐘楼がある観光の中心マルクト広場や隣接するブルグ広場付近には、観光客がよく利用するレス
トランが何軒もある。我々は、ストラッフ・ヘンドリック醸造所を見学後、マルクト広場に面したLA CIVIERE D'Rというレストランで昼食。この街の地ビール:BRUGSE TRIPELの樽生(125BF)とベルギーで最も評価の高いビールの一つである
DUVEL(100BF)を味わった。
この街で最もビールの種類が豊富な店が、ブルッグス・ビエールチェで、 200種類以上のビールを揃える。マルクト広場からブルージュ最古(12〜13世紀のゴシック建築)の教会である救世主大聖堂へ向かう繁華街の
STEEN通りの脇道にある。レンガ造りの店構えは、この街の雰囲気に溶け込んでおり、店のウインドーにはクリスマスの装飾とともにクリスマスビールを展示していた。
店内は5つのテーブルとカウンター席という小さな店に見えた。カウンターにはビア・サーバーが4本、カウンターの天井から背後の壁いっぱいにグラスやジョッキがぶら下がっている。実は、奥にも別室があって本当はもう少し広い店であった。壁中ほとんど隙間なく、ビールの看板やポスターが貼られていて壮観。いかにもビール博士として知られるご主人のビールに対する情熱が伝わってくる。
我々はカウンターのすぐ脇のテーブル席に座る。他には観光客風な女性2人組と地元の2人のおじさんがいるだけ。静かな雰囲気にクラシック音楽が流れる。あとから黒い犬を連れてきたおじさんがカウンターに腰掛け、ビールを注文。我々の様子を窺っている様子様で、犬も我々を気にしている。
さて、我々が注文したビールは、@HAPKIN(8.5゜)、 ASTOUT LOUAEGE(4.8゜)、 BHET KAPITTEL ABT(10゜)、CSEZOENS BLOND(6.6゜)の4種類。4本で 340BFだったのだが、記念にビール瓶を持ち帰りたい旨を伝えると、1本5BFの割りで別に料金を請求された。リサイクルが進んでいる国なので、瓶の持ち帰りについては、店によって扱いが異なる。持ち帰り不可の店もあれば、無料で快くOKといってくれる店などさまざまである。
【データ】 |
BRUGS BEERTJE(5 Kemelstraat,BRUGES) |
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05 033 96.16 >16:00〜評価:CAFE★★★★★BEER★★★★★ |
目次
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