酒蔵奉行所
有り得ないビール会(お土産ランビックビール特集)
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主 催:酒蔵奉行所
日 時:平成16年5月22日(土)
     午後2時〜
会 場:酒蔵奉行所川崎支部
     (川崎代官所)
参加者:奉行・与力・川崎代官・鴻巣同心・ベティさん、中澤、桐生、エヌ柿、エフ柿、計9名
「有り得ないビール会」の有り得ないと思わせる所以は、この後半ランビック特集。再びレアなランビックのオンパレード。

 【進行状況】
やっと、ランビック・ビールの登場です。惜しげも無く、まずは未知に近いモリオーMoriau Oude Geuze。賞味期限からすると昨年と同じ醸造のもの。「発泡感がよくなっている。」と昨年よりも好評。1年経って熟成してきた。
次は、デ・カムDe Cam Oude Geuze。責任者が変わってちょっとつまらなくなって来たかと思っていたが、復活してきた。「グレープフルーツの味がする」。
閉鎖したままのオウド・ベールセルOud Beersel Oude Geuze Vielleである。これは小西酒造が輸入したもの。「味はオウド・ベールセルではなくオード・ビアッセルですなぁ」との声。
今回もベルビュー・セレクシオン・ランビックBelle-Vue Selection Lambic Gueuge 1999。どのグーズとも異なる強烈な個性。グレープフルーツを越えたレモンの酸味。「私がショックなのは、一番おいしいランビックが、ベルビューだったということなのよ。」との声。
次はクリーク特集。まず、Oud Beersel Oude Kriek Vielleは小西酒造輸入のもの。「ちょっと廣○みたいな味がする。」
奉行所初お目見え。De Cam Oude Kriek。デ・カムでは創業時からクリークを造っていたが、瓶詰めしていなかった。初めてのクリーク瓶。もう少し熟成が必要です。
「終電、大丈夫?」
これで最後。ドリー・フォンテイネン。3 Fonteinen Kriek van Schaerbeekse Krieken。2003.1.18にボトル詰めのもの。原材料のクリークの味わいがそのままビールに反映されるのだなぁ。素晴らしい味わいに脱帽し、終了。
 
◆講 評◆
銘柄 印象
23 Moriau
Oude Geuze


(6.5% 37.5cl)
Moriauは、Sint-Pieters-leeuwのランビック醸造所。一時閉鎖し、最近復活。今はボーン醸造所で造っているらしい。
ボーンのマリアージュ・パルフェのような味わいで、発泡感よし。
24 De Cam
Oude Geuze

(5.5% 37.5cl)
+
はっきりとグレープフルーツの味がする。ボトルは2002-2003のもの。
グーズとしての味わいと酸味のバランスがよくとれている。
25 Oud Beersel Oude Geuze Vielle
(6% 75cl)
+

小西酒造輸入
小西酒造輸入の物。
オウド・ベールセルはもっとグレープフルーツの味があって、ボーンのように柔らかいはずだが、ちょっと硬く閉じた感じ。
ドリ・フォンやボーンの在庫品なのか、新たに醸造したものなのか。
熟成が足りない感じだが、どこで作っているのだろう。
26 Belle-Vue Selection Lambic Gueuge 1999
(5.2% 75cl)
+++
酸っぱすぎるとまず感じる。しかし、他のどのランビックにもない強烈な個性の虜になる。グレープフルーツを越えたレモンの酸味。極限のバランスで出来ている。
27 Oud Beersel Oude Kriek Vielle
(6.5% 37.5cl)


小西酒造輸入
小西酒造輸入のもの。
若い。キレイだが、もっと複雑味が欲しい。最近良くなってきたが是の以前の○島輸入にも似た状態悪さ。
28 De Cam
Oude Kriek

(5.5% 37.5cl)

+
香りはデ・カム香があり満点。味わいに硬さがある。濁り方もよい。チェリー色がちょっと薄い。もう少し熟させると素晴らしい味わいに変化しそうな予感。
29 3 Fonteinen
Kriek
van Schaerbeekse Krieken

(6% 75cl)

2003.1.18ボトル詰め。ヴィナイオータ輸入の物の1日後。ラベルも異なるが、中身はほぼ同じとみてよいだろう。ボトルごとにコンディションが異なるといわれているが、このボトルは素晴らしい味わい。チェリーの色素が濃く出ていて、風味よし。
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