ベルギーとの姉妹都市
ベルギービールの普及に尽力している小西酒造がベルギービールを扱い始めた理由の一つに、会社がある兵庫県伊丹市が、ベルギーのハッセルト市と姉妹都市であったことがあげられます。ハッセルトには国立ジュネヴァー博物館があり、伊丹は江戸時代から伊丹酒で有名な酒どころ。小西酒造は長寿蔵で地ビールの醸造を平成7年(1995)から開始し、ブロンド、ダーク、ブロンシュの3種類のベルギービールタイプの地ビールを醸造しています。
 そこで、ほかにもベルギーの都市と姉妹都市の提携をしている国内の自治体はないかと調べてみました。
自治体名 姉妹都市 提携年月日
埼玉県羽生市 デュルビュイ市 平成6年11月4日
茨城県結城市 メッヘレン市 平成8年10月31日
石川県金沢市 ゲント市 昭和46年10月4日
石川県小松市 ヴィルヴォールデ市
(ビルボールド)
昭和49年5月15日
愛知県長久手町 ワーテルロー市 平成4年10月8日
兵庫県伊丹市 ハッセルト市 昭和60年4月5日
兵庫県姫路市 シャルルロア市 昭和40年7月13日
岐阜県大垣市 ナミュール市 フレンドリー(友情)都市
ベルギーの都市と姉妹都市の提携を結んでいる自治体は全国で6つ。それぞれの自治体のホームページから交流の情報などを得られますが、ベルギーの食文化の1つであるベルギービールについて、どの自治体も何も触れていないのは少し寂しい気がしました。酒類愛好家としては、是非、「ベルギービールと日本酒との交流」も深めて欲しいものです。

なお、羽生市はつい最近(平成13年4月28日)、キヤッセ羽生(三田ヶ谷農林公園)という公園オープンさせました。そこに「レストラン・地ビール工房」が出来、ベルギータイプを含めて4種類の地ビールが味わえるということです。羽生市が姉妹都市としているデュルビュイは、“世界で一番小さな市”と言われ、中世の石造りの町並みや古城が美しく保存されている町です。羽生市のページではさらに 
この静かなまちには多くのレストランがあり、国境に近いこともありフランスやドイツから食事を目当てに訪れる人も多く「グルメのまち」と呼ばれています。
と紹介しています。デュルビュイには”Ferme au Chêne”という小さな地ビール醸造所があり、"Marckloff"という銘柄のビールを造っています。これを機に、日本の地ビールとベルギービールの交流というのもいかがでしょうか?

ベルギービールの魅力
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