デュベルの新グラス

デュベルの新しいグラスを発見

Duvelは、ベルギービールの中でも取り分け優れたビールのひとつです。ストロング・ゴールデンエールに分類されるこのビールはアルコール度数が8.5%と高く、白いクリーミーな泡立ちと明るい黄金色の水色が特徴です。
 その外観や豊かなフレーバーを楽しむには、Duvelオリジナルグラスで味わう必要があり、Duvelに限っては、他の銘柄に同型のグラスがないので、Duvel専用グラスが唯一無二のグラスということになります。

 さて、最近そのDuvelに新しいデザインのグラスを見つけました。通常の「Duvel」のロゴの上に、左手でOKマークを出した、それもウインクしている男性が描かれています。
(左)新しく見つけたもの
(右)従来のグラス
グラスに描かれた人物のアップ
一体この男性は、誰なのでしょう。輸入元の小西酒造では、醸造元であるデュベル・モルトガット醸造所の創業者ではないかという話をしているそうですが、下の写真と比べると、創業者でも現在の経営者でもなさそうです。
創業者 President Director
Jan-Leonard Moortgat Albert Moortgat Michel Moortgat
このグラスをさらに観察すると、グラスの中に1999年のヴィンテージが刻んであります。通常のもののその部分には、泡立ちを考慮して、何かで引っ掻いたようなキズが付けられています。このことから1999年にあった何かの記念グラスではないかという推測も成り立ちます。
グラスの中に1999の文字 通常の物にはキズがわざと付けられている
この謎のグラスについて、ご存知の方がおられましたら、是非ご一報ください。
(奉行)
※追伸
 グラスに描かれたおじさんの顔について、有力な情報を得たので報告します。
名古屋の木屋の若旦那・三輪さんが、デュベル・モルトガット醸造所を訪れた時に輸出担当マネージャーのスティーブン・ヴァンフォート氏に直接尋ねてみたところ、広告用に描かれたもので、今までにも何度かいろいろな広告に使用されているとのことです。詳しくは、「ベルギービールの木屋」ホームページで。
http://www.rakuten.co.jp/kiya/

※追伸
 木屋さんのホームページでも、広告用に描かれたものということまではわかりましたが、そのモデルがやっとわかりました。右は、ベルギーのビール雑誌に出ていたDuvelの広告写真です。モデルは、Paul Michielsというベルギーのポップ・ロックの歌手です。Paul Michiels & The Big M’sとしてCDを出しているようです。
 デュヴェルの醸造所は、Pukemarockというロックフェスティバルも主催しています。

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