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第6回ベルギー王国ビール探訪記(20)
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帰国-スカンジナビア航空
帰国のルートはスカンジナビア航空利用で、ブリュッセルからコペンハーゲン経由で成田空港というもので、往路の逆である。今まで帰路では往路と同じせいもあって、機内で新しいビールに出会うことはなかったが、コペンハーゲン行きの機内でノルウェーのリングネス・ピルスナーRingnes Pilsnerを発見。これをいただくことにした。 すっきりした味わいのピルスナーであった★★。 このリングネス・ピルスナーまでビールの数を数えると、今回の旅行で飲んだビールの種類は120種類であった。これでやっと当初の目標に達することができた。 コペンハーゲンでのトランジットではビールは飲まず、その後の飛行機内ではワインをいただいていたので、今回のビールはこれで終了。 探訪を終えて日本には1月19日午前10時35分到着である。この日は、新宿のフリゴで限定ビールが販売される日であった。新宿で与力や代官と別れ、私は一旦家に帰り荷物を置いた後、再び新宿に向うことにした。
さて、この日の限定ビールは3種類。Ename Blondは、まろやかな苦味で味わいよし。★★★☆。Ename Dubbelは、麦芽のロースト香味で、コクがある。★★★☆。ベルギーで味わう味と同一とまではいかないかも知れないが、ビールの状態は満足できるものであった。Juliusは、製造中止との情報があって日本に輸入されなくなって久しい。実際には当時扱っていた小西酒造が単に輸入を止めただけであり、フリゴの限定ビールは直輸入のものである。スムーズな飲み口。★★★。 ベルギーを訪れる愛好家が増えつつある。そして、ベルギービールについての知識ばかりでなく、本当の味わいを知る者が増えてきている。しかし、現地ベルギーでしか状態のよいビールが飲めないわけではない。日本でも輸入元の努力によって、ベルギーと変わらない状態のよいビールが飲めるようになりつつある。 ベルギービールは、国内では今、品質が問われる時代となっている。我々は、これからも品質にこだわる輸入元を応援していく。 |
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