第5回ベルギー王国ビール探訪記(3)

2日目(1)
1.Midiミディの朝市
2.Au Laboureur(オー・ラブロー)
3.Place du Jeu de Balle ジュ・ド・バル広場
4.高速道路のパーキング(屋外)

 Midiミディの朝市

 2日目は、一応山田さんオプショナルツアーの日ということであったが、ブイヨンに行くというのでは、みな一緒に行動をともにする。朝8時、ホテルロビーに集合。堀江嬢も合流。地下鉄でMidiミディへ。
 この日の昼食はレストランではなく、「食事を購入して屋外で食べよう」ということで、毎日曜日開催のMidiミディの朝市でそれぞれ食べものを調達する。みな別れて、露店でいろいろ物色する。ビールは売っていないので、ブリュッセル南駅構内のコンビニに向かうと、向こうからベティ組がやってくる。コンビニで珍しいビールがあったので購入して来たという。見せてもらうと、Cineyのグラス付きセット。私と与力は思わず「なんでそんなの買ったの?」「これからいくらでもビールを買えるのに、今からそんなの買ってどうするの?」と発言。ベティさんは「何で?」と意味が判らない様子。「あとで判るよ」と言って我々もコンビニに入る。大瓶やマグナムなど日本では見ないものに感動し、また、まだ日本には入ってきていないシメイの新ラベルやマレッツの新ラベルなどを購入する。

 AU LABOUREUR オー・ラブロー

 それぞれの買い物が終わったあとは、10時にAU LABOUREUR オー・ラブローに集合。ここはTimmermansの樽生ランビックが飲めるお店で、毎回ベルギーにくると訪れている。ビールは60種類くらいあるが、なによりランビックを陶器のピッチャーで持ってきてくれるのが、昔風でよい。
メニュー
 Bières Au Fut Lambic(Timmermans Lambic)は1リットルのピッチャーをいくつか注文し、みんなで分け合っていただく。酸味が少なく、少し甘味もあり、すっと入る。ベカッセで飲ませているランビック・ドゥLambic Douxと同じようである。
 店内に新しいビールということで、BON SECOURS Blondが飾ってあったが、ベティ組は、いつのまにかこれも注文していた。明るく濁っていて、コクがあるビール。★★★。

Bières Au Fut Lambic 1L
(Timmermans Lambic)
樽生

BON SECOURS Blond
(8% 33cl)
Br.Caulier

【データ】 AU LABOUREUR オー・ラブロー
3 Place de la Constitution, Brussels, 1000 TEL 02 520 1859
9:00〜23:00

 Place du Jeu de Balle ジュ・ド・バル広場

 ミディの朝市のあとは、近くのジュ・ド・バル広場のがらくた市に足を運ぶ。ここでは、ビールに関するアンティークがないかと見て回るが、せいぜいビールグラス程度。本当にがらくたばかりであるが、それでもゴッホの絵がここから見つかるなど、目利きの人にとっては宝のがらくら市なのだろう。以前はウエストマーレのグラスを買ったことがあるが、今回とくに掘り出し物なし。

 高速道路のパーキング(屋外)

 ジュ・ド・バルのあとは近くのレンタカー屋さんへ出向く。今回は10人プラスアルファということで、車は2台。山田さん運転のワゴン車と何年振りかでヨーロッパの道を運転するというセッピィ運転の乗用車の2台。どちらが安全なのか議論はあるが、山田組には、奉行所3人と細井ご夫妻の年配組と堀江嬢。セッピィ組はベティ・中山組と小若さんの若手グループということになった。2台がはなればなれにならないように、国際携帯電話も用意し、いざ出発。

 高速道路のパーキングで、休憩。パーキングにはレストランもあったが、公園のベンチで朝購入してきたものを食べる。なお、山田さんによれば、ベルギーでは車中飲食禁止だそうです。ビールを注ぐコップは、山田さんがこのときのためにとサベナ機から貰ってきたという。
 私が開けたのはChimay Blue 2000シメイ・ブルー2000。この時点ではまだ、新ラベルは輸入されていなかった。泡立ちがよく軽やかなブルー。スムーズで旨い★★★★。
Chimay Blue 2000
(9% 33cl)
Abbaye Nortre Dame de Scourmont

初日(2) 2日目(2)

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