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グリュー・クリーク Glühkriek | |||||||
2000.12 | |||||||
今年の冬、ついに本格的ホットビールが日本でも飲めるようになった。
日本酒の燗酒がこの季節に合うように、ベルギーでもホットビールやホットワインが飲まれている。ちょっと変わったこのタイプのビールは、ランビックビールのクリークを材料として、ベルギーのビアカフェではそれぞれオリジナルなホットビールを作りメニューに載せている。例えば、TimmermansのKriekを暖めてコーヒーカップに注ぎ、シナモンスティックを入れていた店があった。 しかし、オリジナル製を作らずとも最初からグリュー・クリークとして製造されているビールがある。それが、リーフマンのグリュー・クリークである。アルコール度数はリーフマン・クリークが6.4%なのに対し、こちらは6%。ビール1リットルに対し150グラムのクリークが漬け込んである。Boonのクリークが1リットルに対し200グラム、Boon Oud Kriekが1リットルに対し300グラムを漬け込んでいたのと比べると、クリークの量が少ない。温度は70℃が適温と瓶に書いてある。発泡感はない。 どうやって暖めるのか聞いてみたところ、ブラッセルズ神楽坂店では雪平鍋、神田店では電子レンジで温めているという。暖めすぎるとちょっとグラスが持てなくなる。オリジナルグラスは、その辺を考えてあるのか、足の部分に取っ手が付いていて、多少熱くても持てる形状になっている。 味は、もともとリーフマン・クリークが持っていた酸味そのままで、暖かいふわっとした香りが心地よい。 たこやき海晴亭において、あえて冷でお願いした。本来の飲み方ではないが、結構すっきりしたクリークとして飲めた。 (2001.1 奉行)
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