第48回 銘醸酒を味わう会

− 福島の酒特集 −

日時2001年2月15日(木)午後6時から
会費2,500円
今回は、福島の酒の特集です。奉行が故郷の郡山で購入してきた酒を中心に味わいました。
お手ごろ価格の旨い酒(コストパフォーマンスの高い酒)が多数登場。
○ 出品酒一覧 ○
銘柄 生産者 産地 使用米・精米歩合 酵母 酒度 酸度 アルコール度 杜氏 容量
1 藤乃井純米酒 (有)佐藤酒造店 郡山市 チヨニシキ - - - 15-16 藤原勉 1.8l
※2000東北清酒鑑評会(秋)・純米酒の部優等賞受賞酒
2 飛露喜山廃特別純米無ろ過生原酒 廣木酒造 会津坂下町 亀の尾55% - +3 2.0 17.8 廣木健司 1.8l
3 飛露喜 特別純米無濾過生原酒 廣木酒造 会津坂下町 五百万石50%・花吹雪55% - +3 1.5 廣木健司 1.8l
※約700石の小さな蔵。「飛露喜」は今年で3年目。2番亀の尾は昨年の造り。3番は今年の新酒です。
4 会津娘・「雄町純米吟醸 高橋庄作 会津若松市 雄町50% 901 0 1.6 16〜17 - 720ml
※約300石の小さな蔵です。ホームページはhttp://village.infoweb.ne.jp/~sakeshou/index0.htmです。
5 夢心大吟醸斗瓶囲い 夢心酒造株) 会津若松市 - - - - 17-18 下條勇雄 720ml
※金賞受賞酒を斗瓶取りした超限定品。市販の金賞受賞酒と異なり、純米の原酒です。郡山の泉屋酒店用の特別規格品。
6 奥の松 純米吟醸かめぐち番 奥の松酒造(株) 二本松市 地元米58% - 1.4 - 17-18 殿川慶一 720ml
※第27回(2001)特選街日本酒コンテスト・普通吟醸部門で第16位を得ています。
7 豊国・吟醸酒「真実 豊国酒造 会津坂下町 五百万石50% 9号 - - 15-16 高久禎也 720ml
※第25回(1999)特選街日本酒コンテスト吟醸酒部門グランプリ受賞
8 豊国・純米吟醸「ばんげぼんげ 豊国酒造 会津坂下町 華吹雪60% TM-1 +4 1.3 15-16 高久禎也 720ml
※第27回(2001)特選街日本酒コンテスト・純米酒部門第6位と高位を得ています。「ばんげぼんげ」についてはhttp://www.akina.ne.jp/~sakanaya/bangebonge/をご覧ください。
9 豊国純米酒 豊国酒造 会津坂下町 - - - - 15-16 高久禎也 720ml
※東北清酒鑑評会6年連続金賞受賞の知られざる実力蔵です。
10 会州一大吟醸 山口(名) 会津若松市 山田錦35% 9号 +5 1.2 15-16 猪俣一徳 720ml
※第27回(2001)特選街日本酒コンテスト・大吟醸部門第16位の酒です。
11 蔵粋純米協奏曲 小原酒造(株) 喜多方市 華吹雪40%五百万石50% 9号 +2 1.5 15.7 小原嘉左衛門 720ml
※大吟醸は、第27回(2001)特選街日本酒コンテスト・大吟醸部門グランプリに輝く。この純米酒も純米酒部門第8位と高位を得ています。蔵内でモーツァルトをもろみに聞かせています。
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福島の酒について

- 今、福島が面白い -

 福島県には約100軒の蔵元があり、酒の出荷量は東北で第一位、全国でも六位にランクされています。会津・喜多方といった銘醸地のほか、県内各地で酒造りが行われています。蔵元の数が多い分、知られていない銘柄が多数あるので、幻の銘酒を求めて宝探しするにはうってつけの県です。ただし、幻の酒と騒がれプレミアムがついている「花泉」には、全くそのプレミアに見合う価値はありません。石高が少なくても努力して旨い酒を造っている蔵元を探しましょう。

 さて、近年までその酒質はバラバラでしたが、昔から有名な蔵元や名も知られていなかった蔵元が奮闘し、鑑評会でも優秀な成績をとる蔵元が多数でてきました。有機農法による地元米にこだわって醸造する蔵元も多くあります。また、福島県ハイテクプラザ会津若松技術支援センター醸造食品科が開発した「うつくしま夢酵母」(F7-01)を使用した純米大吟醸がありますが、これはまだまだ未知数。何となく穏やかで個性やインパクトに欠けていると思います。


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