第5回 Beer Lover's Club ベルギービール試飲会
日時:2005年5月28日(土)
    15:00〜20:00
場所:ボア・セレスト(赤坂)
主催:Beer Lover's Club

参加費:10枚綴りチケット3500円を購入

※奉行参加
 Beer Lover's Clubベルギービール試飲会も第5回を迎えた。
 今回から、ビールは1本単位ということに変更になり、チケット2枚から330mlのボトルを味わうことができる。試飲会というより、味わう会といった方が適切である。大瓶を除く約200種類のリストからビールを選ぶシステムだが、前回と比べると品切れのビールが少しあり、線で消してある。輸入されなくなったビールもあるが、また、リストにない新入荷のビールもある。
 ボアセレストのビール管理は徹底しており、冷蔵庫も4℃、6℃、8℃、10℃、12℃、14℃、15℃の7段階で温度管理しており、それと室温を加えれば8段階となる。こだわる方は、ビール温度が何度なのか聞いてみるのもよい。
 店長お薦めのビールも含め、以下、私が試飲したビールを紹介する。
飲んだビール
1. Bondel (8.5% 33cl) Brouwerij Riva 輸入:大月酒店
幾分酸味を感じるブラウンビール。
リヴァ醸造所のビールだが、リヴァはリーフマン醸造所と麦汁(ウォート)の製造までを共有している。途中まではリーフマン・グーデンバンドと同じウォートだったののが、別々の醸造所で発酵してこうなったのではないかとの説も考え得る。
 
2. Watou's Wit(5% 25cl) Brouwerij Van Eecke 輸入:きんき
柑橘系の香味。ヒューガルデン・ホワイトの明るさと比べるとブロンド色で、やや暗めのホワイトビール。さわやかであるが、ボリューム感もあり、飲み応えのあるホワイトビールである。
3. NØGNE #100 (500ml) Det Kompromisslose Bryggeri A/S ノルウェー
これは、ノルウエーのビール。
ノルウエーのパイロットの方が、日本に飛来するたび、ボアセレストに立ち寄り、この醸造所のビールをお土産に持参してくるという。その方は、本国では何とビールの醸造も行っているという。名前はKjetil Jikiunシエテル・ジキュームさんという。
 この#100は、Dobbel India Pale Aleと書かれている。スタウトにホップを利かせたような味わいで美味しい。
4. Floreffe Blonde (6.3% 33cl) Brasserie Lefebvre 輸入:大月酒店
固形化した澱が見受けられるので、やや古いボトル。賞味期限2004年8月27日。華やかな香りが素晴らしい。
5 Artevelde Grand Cru (7.3% 33cl) Brouwerij Huyghe 輸入:小西酒造
Arteveldeとは、Jacob van Artevelde(1290〜1345)のことで、中世ゲントの政治家。ゲントに銅像がある。
 このボトルは小西酒造が以前輸入していたもので、賞味期限が2004年7月のもの。
 ややドライになったが、いまだボリューム感がある。
6. Adelardus Trudoabdijbier Bruin (7% 33cl) Brouwerij Kerkom 輸入:大月酒店
賞味期限2006年2月のもの。色はブラウン。香りにバナナが感じられ、美味しく飲める。12℃で管理。
7. Kerstbier Donker (8.5% 33cl) Brouwerij Boelens :ベルギー土産
麦芽の麦っぽい香りと、ロースト香味。ハーブ入り。
8. Hercule Stout (8.4% 33cl) Brasserie Ellezelloise :ベルギー土産
スタウトらしくやや酸味がある。ローストした苦味。しっかりしたボリューム感があり飲み応えがある。
9. Moinette Blonde  (8.5% 33cl) Brasserie Dupont 輸入:大月酒店
ブラッセルズでも扱うので日頃よく飲んでいるビール。これは輸入が大月酒店のもの。賞味期限は2006年3月のもので、ブラッセルズ輸入品は現在新しい2007年期限のものが飲めるので、醸造に1年の開きがある。フレッシュ感がまろやかに変わり口当たりがよくなっている。

ボア・セレスト
住   所:港区赤坂2-13-21清川ビルB1
電   話:03-3588-6292
営業時間:午後6時〜11時(ラストオーダー10時)日曜・祭日休み

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