酒蔵奉行所・川崎代官所 新年会
川崎代官所 新年会
日時:2004年2月14日(土)
    午後2時〜
場所:川崎代官所

参加者:奉行、与力、川崎代官、鴻巣同心、多摩同心+ご子息、八州回り、製造技術部長+お連れの方、エヌ柿+エフ柿、小石川養生所医師、中澤、桐生(14名)     
 川崎代官所で新年会をやろうと昨年から言っていたら、代官がボジョレー・ヌーヴォーの15リットル樽を購入し準備を進めてくれた。代官は我々の胃袋(または肝臓)を過大に評価していたのか、さらに日本酒やベルギービールも準備してくれた。さらに、昨年末ベルギーツアーに行かれた小石川養生所医師からビールの土産も届き、ワイン・日本酒・ベルギービールちゃんぽんの大宴会が繰り広げられた。
 代官用意の15リットルものワインは1人1リットル飲めば無くなるとはいうものの、いろいろな酒を試したいのが奉行所の会員である。ワインを大量に残し、以下のような酒類を次々に味わいまくったのである。

.Fagnesファーニュ醸造所のビール

カラコール醸造所のビール
最初の一杯
1.Beaujolais Nouveau 2003 (15 リットル樽)Bouchard Aine & Fils
   まずは、ボジョレー・ヌーヴォー2003の15リットルの樽。昨年2003年11月20日(木)が解禁日であった。ヌーヴォーは年を越えると味が劣るといわれているが、さすがに15リットルの樽となれば、そんなことを感じさせない。
 なお、樽の内側は蝋でコーティングされているのでオーク樽の風味は無い。
ベルギービール
2.St.Feuillien Triple(8% 3リットル ジェロボアムJeroboam ) Brasserie St.Feuillien
   トーシン・ブラッセルズが昨年末サン・フイヤンの巨大ボトルを輸入した。巨大ボトルはパーティでもないとなかなか味わう機会がない貴重なもの。
3.Cuvée Jinior (0.8% 75cl) Brasserie des Fagnes
   アルコール度数が0.8パーセントのこのビールはテーブルビール。キュベ・ジュニアという名のとおり、未成年の飲み物。ビールの色は本格的ブラウンビールの色(Brune)であるが甘い。この甘味が発酵して高アルコールのビールに変化してくれると嬉しいと思ってしまう。
 素材のよさを感じる。
※ビールとして分類できないので評価は差し控える。
4.Super des Fagnes Blonde (7.5% 75cl) Brasserie des Fagnes
  うすく濁る。そんなに特徴あるブロンドには感じられないが、きれいですっきりした味わいである。★★★
5.Super des Fagnes Brune (7.5% 75cl) Brasserie des Fagnes
  これもわずかに濁りがある。ボリュームある味わいだが、ちょっと甘い。★★★
6.Scotch (8.5% 75cl )Brasserie des Fagnes
  スコッチとはウイスキーのスコッチではなくビールのタイプ。スコティッシュ・エール。この醸造所のブラウン・ビールはみんな甘味が強いのか、と思って飲むと全く意外にもドライな味わい。アニスの香味がする。★★★
7.Brassin d'Hiver (8.5% 75cl)Brasserie des Fagnes
  ファーニュ醸造所で造る冬の季節ビール。クリスマス・エール。先のScotchよりもはるかにボリューム感がある。ローストした麦芽の甘味がほどよいバランス。★★★☆
8.Troublette (5% 75cl)Brasserie Caracole
  カラコール醸造所のホワイト・ビール。ホワイトビール特有のほのかな酸味とオレンジピールの香味が素晴らしいバランスを出している。あまりろ過されておらず、濁りがあって、飲み応えのある白ビール。ワロニアのホワイトビールにはヒューガルデン・ホワイトとは一線を画す味わい深さがある。★★★★
9.Saxo Bio  (8% 33cl)Brasserie Caracole
  サクソSaxoは、小西酒造が輸入しているが、これはそれとは異なる有機ビール。もともと大好きなビールなのだが、Bioになってよりコクが増している気がする。発泡感が強い。★★★★
10.Nostradamus  (9.5% 75cl)Brasserie Caracole
  ローストした麦芽の甘味とコクがある。このビールをまた味わえる機会を与えてくれた小石川養生所医師に感謝!★★★★
11. Trappistes Rochefort 6 (7.5% 33cl)Abbaye Notre Dame de Saint Remy
  トラピスト・ロシュフォールのレア物-6。地域限定で売られているようで、ロシュフォールの全生産量に占める比率はわずか5%。なお、ロシュフォール8は60%。ロシュフォール10は35%の生産比率とのことなので、いかにレアかわかるであろう。
 ロシュフォール8や10が強いと思っている人にはこの6のアルコール度数7.5%というのがちょうどよいと感じられるだろう。
12.Martin's Pale Ale (8% 33cl) John Martin's
  ランビックビールのTimmermansを傘下に置く会社。John Martinが、どこの醸造所で製造されているかは不明。
ホップの香味が強いややアンバーなビール。★★★
13.Vedett Extra Blond (5% 33cl) Brouwerij Duvel Moortgat
  デュベルを醸造するデュベル・モルトガット醸造所のビール。1965年に醸造され始めたこのビールは下面発酵によるラガービールであるが、ブロンドBlondビールを名乗り、ピルスナーとは異にしている面白いビール。★★☆
ワイン

Morey-Sant-Denis
1er Cru Les Ruchot
2001

(Domaine Arlaud)

Fantinel
Borgo・Tesis・
Cabernet Sauvignon

(イタリア・Fantinel社)

20年物のポートワイン
日本酒

開運(静岡)

磯自慢(静岡)
※その他、天法(長野)
料理

じっくり煮込んだおでん

トマトのおでん

奉行所御用達のバゲット
(上から ポンパドール、カイザー、ポール)

手作りピザ
(製造技術部長によるお手製)
写真

寝てると、いたずらされます。


ベルギービールの魅力
酒蔵奉行所関連
Copyright(C) T.Nawa 2004