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銘柄 |
印象 |
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Drie Fonteinen
Oude Geuze
(6% 75cl)
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ドリー・フォンテネンは、グレープフルーツの香味が感じられ、明るく濁る。強い酸味があるが、さまざまな要素からなる複雑味によって、非常にバランスがよいものとなっている。時間がたってもそのバランスを失わない。生き生きしている。 |
2 |
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Oud Beersel
Oude Geuze Vieille
(6% 75cl)
※2本出品 |
オウド・ベールセルは、角がとれた酸味と複雑味がバランスよく、スムーズな喉越しのグーズである。ややオレンジ色に濁り、ドリーフォンテネンよりは暗い。ドリー・フォンテンネンほどの発泡感はなく、壮年期のビール。
もう醸造所は閉じているので、貴重な一本。 |
3 |
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Cantillon
Bruocsella
(5% 37.5cl))
〜
※4本出品 |
4本の出品。昔、小西酒造で輸入していた物。10年の間、それぞれのおかれた状況が異なるので、味わいも1本ごとに異なる。複雑な味わいのもののあれば、ストレートなものも。 |
4 |
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Cantillon
Bruocsella1996
(5% 75cl)
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1996年ヴィンテージのもの。最近では1998年ヴィンテージ物も輸入されている。2年に1回造るのであろうか。 |
5 |
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Cantillon
Iris 1998
(5% 75cl)
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フレーバーがドライホッピングのピルスナーのようである。原料が大麦麦芽であることに起因する。やはり、ランビックとしては特殊なビールである。よく発泡している。
これも2年に1回の醸造。1996、1998、2000のヴィンテージ確認済み。 |
6 |
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Drie Fonteinen
Framboise
(6% 75cl)
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フランボワーズを漬け込んだもの。水色はやや濁ったピンクや茶が混じった赤。濃い。酸味のバランスが素晴らしい。フランボワーズ系は、クリアーで水色が薄いのが多い中で、このフランボワーズは異色の存在。 |
7 |
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Liefmans
Frambozenbier
(5.4% 37.5cl)
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ブラウン・ビールにフランボワーズを漬け込んだもの。ランビックのような強い酸味はない。穏やかな酸味とフルーツを楽しむ。
1月に、リーフマン醸造所を訪ねたとき味わったフランボワーズは、非常にフレッシュで満点のビールだったが、これはちょっと古いビールだった。 |
8 |
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Boon
Framboise 2000
(6% 75cl)
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色が薄い。ドリ・フォンと比べると原材料のフランボワーズの漬け込む量をけちったと思えるほどキレイ。フレッシュだが、味わい不足。 |
9 |
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Boon Faro Pertotale
(6% 75cl)
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昔、小西酒造で輸入していた750ml瓶。先年輸入された250ml(5%)のものとはまるで違う。250m瓶のせいで、ファロのイメージがダウンした。この大瓶は賞味期限1999年8月のもの。さすがに古酒になっていて、紹興酒やシェリーのような味。醸造酒はみんな最後はこうなるのか。うまく老ねたと思う。 |
10 |
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Lindemans Faro
(4% 37.5cl)
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リンデマンスのファロはバランスが良い。 |
11 |
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De Cam
Oude Geuze
(5.5% 75cl)
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この瓶は生産はじめのころの瓶。2000年1月にデ・カムで購入してきたもの。グレープフルーツやバターの風味が強く、個性があるグーズ。ドリー・フォンテネンの協力があってか、にごり方も似ており、明るく濁る。 |
12 |
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De Cam
Oude Geuze
(5.5% 37.5%)
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2001年1月にデ・カムに行った時には、ラベルが存在していた。これは、2003年1月購入のもの。若いので、まだまだ熟成によりおいしくなると思われる。11番よりはクリアーで、色もやや暗い。バターの風味はこちらの方が強く、若いランビックの個性が残っている。 |
13 |
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Belle-Vue
Selection Lambic Gueuze
(5.2% 75cl)
※2本出品 |
ベルヴューでこんなに驚くとは誰も思っていなかった。インパクトは、この日一番。とんでもない酸味は、レモン汁でさえ甘く感じさせるほど。もっと複雑味があるグーズはあるのだが、これには、麻薬のようにクセにさせる怖さがある。 |
14 |
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Belle-Vue
Gueuze
(5.2% 37.5cl)
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あまりにも素材が酸っぱいので、甘味を付けざるを得なかったのだろうか。甘味を付けるとつまらないグーズに変身してしまいました。
なお、製造中止とのうわさがありますが、ベルギーでは、スーパーなどで大量に売っており、入手可能です。ただし、250ml瓶です。(2003.1現在) |
15 |
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Lindemans Cuvée René
(5% 37.5cl)
3本出品 |
キュベ・ルネが3本出品と贅沢。1本はベルギー手土産。しかし、そのボトルが一番ダメ。あとの2本は佐々木商事輸入のもの。3つともそれぞれ味わいが異なるが、基本は同じ。ほどよい酸味と複雑味がバランスよい。評判ほどの偉大さはないが、最高のグーズの一つとして数えてよい。 |
16 |
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Girardin Gueuze
Black Label
(5% 75cl)
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ドリー・フォンテネンのアルマンさんが、ブレンドのベースとして一番のお気に入りが、ジラルダン。黒ラベルは、ドリー・フォンテネンやデ・カム同様、グレープフルーツの香味がバランスよい。純潔なグーズとしての威厳を感じる。白ラベルでは、ジラルダンの本領はわからない。 |
17 |
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St.Louis Gueuze Fond Tradition
(5% 37.5cl)
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回りが凄すぎなのか、西フランダース物だからなのか、ちょっとストレートで弱かった。実力は別の機会にチェックしよう。
廣島輸入のもの。 |
18 |
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Boon Geuze
Mariage Parfait
(8% 37.5cl)
※2本出品
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味わいのバランスでは、群を抜く。飲んで素直に美味しいと思える。じわっと口に旨さが広がるのである。
ボーンさんは1月に会ったとき、もっとマリアージュパルフェの生産量を増やすと言っていたが、質を落とさないで欲しい。 |
19 |
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Chapeau Cuvée
(5.5% 37.5cl)
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レア物。あまりキレイでなかった醸造所内の設備を思い出す。田舎のひなびた味わい。なんか変だ。
ベルギーで1月に購入してきたもの。 |
20 |
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Mort Subite
Oude Geuze
(7% 37.5cl)
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Tim Webb本にはFond Gueuze 6%とあるが、それと同じものであろう。度数は7%ある。まだ、若いので、ストレートな酸味である。
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21 |
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Mort Subite
Gueuze
(4.5% 25cl)
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甘味をつけたグーズ。キャンディシュガーで甘味付けをしているので、上の20番より茶色の水色である。ランビックに砂糖で甘味をつけるとファロだが、グーズに甘味をつけてもグーズというから困りもの。味はファロじゃないか。
ファロと思って飲むと、美味しい。 |
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Hanssens
Oude Gueuze
(6% 75cl)
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素晴らしい。 ハンセンスは、最も複雑な味わいのグーズであり、クリークである。香りに酔いしれる。
至福の時。
本日のビールから1本だけ選べと言われたら、このハンセンスであろう(奉行)。
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Hanssens
Oude Kriek
(6% 75cl)
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24 |
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Moriau
Oude Geuze Vielle
(6.5% 37.5cl)
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ランビック・ブレンダー、Moriauの復活である。復活してまだ日が浅く、深い味わいに達するまで、まだ幾年かかかるようである。ボーン醸造所で瓶詰めが行われている。
味わいは、まだ若いせいかか、ストレート。グーズとして完成していない。ランビックの味わいを残している。これからに期待。 |
25 |
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Oud Beersel
Oude Kriek Vieille
(7% 75cl)
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きれいな色。泡までピンク色。ハンセンス・クリークのあとだが、それでも印象を残す凄いビール。 |
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Lindemans Kriek
(4% 37.5cl)
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泡は白い。ジュースを使うと、泡が白いのではないか。果汁がフレッシュ。本物のランビックとしてではなく、フルーツ・ビールとして美味しい。 |
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Belle-Vue Kriek
(5.2% 33cl)
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これは、熱にやられています。出品者の責任で飲む。
ベルギービールの缶ビールって、本当はいろいろあるんです。 |
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Echte Kriek
(6.8% 25cl)
Br.Verhaeghe
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レッド・ビールのDuchesse de Bourgogne(6.2%)にクリークを入れたもの。 |
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Kriek de Ranke
(75cl)
Br.de Ranke
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ブラウン・ビールにクリークを入れたもの。今はなきローデンバッハ・アレキサンダーのようなビール。 |