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Foodex Japan 2003 |
日時:2003年3月8日(火)〜11日(金)
場所:幕張メッセ
主催:(社)日本能率協会
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スペインの隣がベルギー |
フェルミエの本間るみ子さん(中央) |
国内最大の食のイベント、フーデックス・ジャパン2003が幕張メッセで開催された。
(株)廣島がベルギーのコーナーにブースを出店しない中、目立ったのはトーシン・ブラッセルズのブースであった。ブラッセルズが扱うブリュノー醸造所、アベイ・デ・ロック醸造所からも来日し、自分たちのビールをPRされていた。
もちろん、ベルギービールの牽引役である小西酒造のブースにも人は絶えない。ベルギービールの普及活動を行っているベルギービール広報センターでも各社輸入のベルギービールの試飲で大勢が集まった。
こうした中、今回注目は、チーズ輸入販売のフェルミエが、シメイチーズを輸入販売するということでブースを設けていたことである。シメイチーズとシメイビール、オルヴァルとオルヴァルチーズといった組み合わせが今後、あたりまえの時代が到来することを期待したい。 |
写真 |
ブリュノーのギィ・バルシェールさん |
小西酒造株式会社のブース |
ベルギービール広報センター |
初登場のNamuroise BlondeとAmbrée |
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トーシン・ブラッセルズ・醸造者懇親会 |
日時:2003年3月11日(金)
午後7時30分〜
場所:イドロパット(渋谷)
主催:トーシン・ブラッセルズ |
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フーデックス会場を片付け後、来日した醸造家は渋谷イドロパットに集まった。ワロニア・ビール専門店などベルギーにもないのだから驚いたことであろう。
来場した醸造所の方は、ブリュノー醸造所のギィ・バルシェール(Guy Valshaerts)さん。昼間、また夜お会いしましょうと懇意になった方である。もう一人は、アベイ・デ・ロック醸造所の輸出
& マーケティングマネージャーのドミニク(Dominique Schoeps)さんである。主に、ギィさんと話をする。
特に新しく醸造されたRaméeについて、昼間話したこともあわせ総合して書くと、ラメ・アンバーであるが、ローストしたWheat小麦を42%使うという。これは立派なウィート・エールで、ローストしていなければ、ホワイト・ビールの範疇にはいる。このことは秘密だと言われた。ホップはザーツとスチリアンの2種類使用し、ドイツのビール純粋令どおりラメは作っている。ベルギーでアンバーな小麦ビールは他にない。 ラメ・ブロンドもドイツ・ビール純粋令どおりで、ザーツとスチリアンホップの2種類と大麦麦芽で造るという。
ラメは、Biere Artisanaled D'Abbayeとラベルにあるように修道院と関係あるが、ラメ修道院は14世紀に出来た修道院だが、過去ビールを造っていた事がないので、アベイビールとは言えない。ビールのレシピは?と聞くと、当然修道院にないので、自分で考えたという。
ブリュノー・ブロンシュはオーガニックの小麦を最低40%使用している。
サン・マルタンはアベイ・ビールである。名前の由来は、トルネイにある今は教会となっている修道院名だという。教会のステンドグラスには、ビールを税として納めている光景が描かれているものがあり、ラベルにもそのステンドグラスを描いているという。一番新しいアベイビールということだが、Les
Bieres d'Abbaye Reconnuesに一番新しく加わり、ロイヤリティを払っているということである。
同じ、アベイの名を持つ、Abbaye de St-Amandは、ベルギーではなくベルギー国境近いフランスの町の教会の名であるという。ブリュノー醸造所は国境から8キロくらいしか離れておらず、フランスとのつながりが大きいという。
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