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ベルギービール関連図書 | |||
ベルギービールを飲みたくなる本/ビール・マニアの必読書など | |||
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◆All Belgian Beers (2007年12月/2012年2月) とにかく分厚い、重い。オールカラーでビール瓶とともにビールが注がれたグラスも掲載されているので、珍しいビールのオリジナルグラスの形状もこの本ですぐわかる。もの凄い種類のベルギービールが掲載されているが、アルファベット順に掲載。醸造所ごとではないので、ビール名を知らないと検索し難いのが欠点。 ◆マイケル・ジャクソンMICHAEL JACKSON著『地ビールの世界』 ベルギービールの種類や醸造所、カフェなどについて詳細に記述してあるこの本は、我々のバイブル。
ベルギーまで持参して、さまざまな場面で利用することとなった。 日本語訳は第2版の訳。 ◆TIM WEBB、Joe Stange “Good Beer Guide Belgium"(第7版2014) 待っていた第7版はTim WebbとJoe Stangeとの共著となった。ワインアドヴォケイト主催のロバート・パーカーが一人でワインの評価を行わなくなったのと似ている。(なお、ロバート・パーカーはその後アドヴォケイト誌を売り、自分は評価者の一人となって引退に備えている。)第6版後に訪れたアメリカ向け輸出用の新しいビールタイプについて解説が増補されており、この間のベルギービールを取り巻く情勢にについて感じとることができる。 ◆TIM WEBB “Good Beer Guide Belgium"(第5版2005・第6版2009) 下記、TIM WEBB “GOOD BEER GUIDE TO BELGIUM AND HOLLANDの新らしい版は、オランダも削除されて、ベルギーオンリーになった。ページ数はそれなりにあり、情報量が増えた。オールカラーである。新しい醸造所も増えているが消えいく醸造所もあり、醸造所の変遷を理解しようとするならば、新旧、さらにはもっと古い版も所持していていたい。 ◆TIM WEBB “GOOD BEER GUIDE TO BELGIUM AND HOLLAND"(1994) 我々は、ブリュッセル北駅に近く、アドルフ・マックス通りに面したプレジデント・ノルドというホテルに宿泊した。
このホテルのすぐそばにW・H・SMITHという洋書(英語専門)店があり、たまたま見つけたもの。
出版はCAMRAの発行(第2版1994)だが、CAMRA(The Campaign for Real Ale)といえば本物の英国ビールを守る運動をして
いる団体で、マイケル・ジャクソンも協力している。この本は、ベルギーのほとんどの醸造所、カフェを網羅し、個々のビールやカフェについて5つ星を満点に評価している。カフェのメニューに知らないビー
ルがあっても、この本にはちゃんと載っていて参考になった。 ◆JOHN WOODS/KEITH RIGLEY“THE BEER OF WALLONIA"(1996 THE ARISAN PRESS) 情報の少ないワロニア・ビールを知るうえで非常に参考になった。この並でない2人組みの著者が、ワロニアビールにはまっていったエピソードを読むと、私奉行と友人の与力が共にベルギービールにはまっていったのと同じなので、とても共感する。 ◆Le Petit Futé Guide des Bière Belges ベルギービール、醸造所、カフェを紹介するガイドブック。2002年末までの最新の情報が入手できる。フランス語版。http://www.inbelgium.be/も参照。 ◆LAMBI(E)K en GEUZE ランビックビールと醸造所、ビール料理についてまとめた冊子。92ページ。オランダ語。http://www.vl-brabant.be/を参照。 ◆Around Bruges in 80 Beers(2006.7) 監修はTim
Webbのようだ。この本はブルージュ周辺のビア・カフェ、レストラン、ビア・ショップがあわせて80軒、そしてそれぞれのお店のお薦めビールが各1本づつ紹介されている。ビアカフェはTim
Webb著のGood Beer Guide to
Belgiumにも詳しいが、お店が全店カラーで紹介され、その位置も詳しくブルージュの地図上に紹介されているので、道に迷うことなくお店を訪れることができそうだ。 ◆マイケル・ジャクソンMACHAEL JACKSON著『世界のビール案内』(巽かおり訳:晶文社出版、1998年4月)原題“THE NEW WORLD GUIDE TO BEER" ベルギービールの紹介に尽くし、CBBの名誉会員ともなったマイケル・ジャクソンMACHAEL
JACKSONの旧著 “THE NEW WORLD GUIDE TO BEER"(1988)が抄訳で『世界のビール案内』(巽かおり訳、晶文社出版1998年4月)として出版された。原著と比べると抄訳であること、そして情報が少し古いことが極めて残念である。もっと早くこの本が出版されていたらどんなにか素晴らしかったことか。 ◆フレッド・エクハード/クリスティン.P.ローズ他(田村功訳)『世界ビール大百科』(原題“THE ENCYCLPEDIA OF BEER",大修館書店1997年12月) ビールの原料、醸造方法、醸造所について詳細な解説があり、ベルギービールに関する項目も充実していて非常に参考になる。ただ、項目の分類が解り難いので、辞書として使い勝手が悪いのが難点。 ◆相原恭子著『ベルギーグルメ物語』(主婦の友社、1997年8月) ビールに限らず食文化全般について、自らの体験を通して詳述していて素晴らしい。我々も同じ文化に触れて来たのだと思
うと、読めば読むほど感慨深い。我々がまだ知らないこともたくさんこの本には書かれていて、ビールについての記述も詳しい。サベナ・ベルギー機内紙「カリヨン」にも毎号町の紹介と一緒にその町のビール醸造所についてなにかしらの紹介が載っている。ビールへの思い入れが感じられる。 ◆玉井美子著『ベルギーの小さな旅』(東京書籍、1997年10月) ベルギー観光局にお勤めになった方だけあって、観光局の発行するパンフレットの内容に沿った記述で、 祭りとかイベントを詳しく知る上では貴重な資料である。ビールについての記述もあるが、本の性質上、深い思い入れがあまり感じられないのが残念。ビールの本でないからしかたがないか。玉井さんは赤坂のボア・セレストでお会いしたとき、ベルギービールをじっくり味わっておられました。 ◆旅名人ブックス『ブリュッセル美食ガイド ベールを脱ぐ食通の天国』(日経BP社、1998年7月) ライターとカメラマンがちょっと一緒に旅行に行けば、こんな感じに本一冊くらい簡単に作れてしまうのだろう。写真が豊富できれいなのでついつい購入してしまった。ビアカフェがいくつかとカンティヨン醸造所の記事がある。 ◆ヨーロッパ・カルチャーガイド15『ベルギー 町を歩こうビールを飲もう』(トラベルジャーナル、1999年4月) ベルギーの文化について、旅行者としてベルギーに行っただけでは判らない部分についても触れている総合的な現代のベルギー文化の解説書だと思う。ベルギービールについてもページを割いて、キチンと解説がされている。 ◆初めてのベルギービール(財団法人品川文化振興事業団主催講座「ベルギービールの世界」テキスト。ボア・セレスト店長山田正春著、2001年7月) 日本におけるベルギービール研究の第一人者による標記講座のテキスト。著者独自のベルギービール分類には共感できる部分が多い。ベルギー料理とベルギービールの相性についての記述は、さすがベルギー料理の店を経営されているだけのことはある。店で、毎月1回開催される「ベルギービール会」では、旬の食材とビールの相性が楽しめる。どのページにも著者の実際の体験談や経験に基づいた主張があり、日本人が書いた初めての本格的ベルギービール解説書としてお勧めできる。 ◆田村功著「ベルギービールという芸術」(光文社新書 2002年9月) マイケル・ジャクソンの“THE GREAT BEERS OF BELGIUM”の翻訳者によるベルギービールの本。著者は、日本地ビール協会の「ベルギービールを本格的に学ぶ」の講師も務める。ベルギービールの普及においてこの方の功績は多大である。日本未輸入のビールに対する記述が散見され、この本で主張するベルギービールの芸術性を実感できる国内の消費者が極めて少ないと思われるのが残念。輸入されているビールで論じてこそ、ベルギービールの芸術性が浸透し、ビールの普及に役立ったと思われる。なお、いくつかの間違いや、他著書・Web等からの構成・発想上の相似が気になる。マニアが数多く現れ、ベルギーに旅立ち、生情報をどんどん持ち帰る時代になってきている。参考となるかは、読者次第。 ◆渡辺純著「ビール大全」(文春新書 2001年7月) 著者は「B級グルメ」シリーズのライター。日本に輸入されているほとんどすべてのビールを網羅し、簡単な解説がついていて便利。ベルギービールについても45ページを当て解説。外国ビールファンには必携の一冊である。 ◆山本高之著「ランビック-ベルギーの自然発酵ビール」(技報堂出版 2011年7月) この内容の本が日本人の手により書かれたとは・・・。ベルギーの醸造家でも知らない、または、秘密にしていたランビックビールのすべてが書かれています。著者は、本のプロフィールによると「早稲田大学在学中より、各国の醸造所やパブを歴訪。世界の様々なビール文化に触れるとともに、醸造家との親交を深める。本職は医薬ライター。エルゼビア(オランダ)日本支社を経て、NPGネイチャーアジア・パシフィックに勤務。英国醸造・蒸留協会(IBD)正会員、全米醸造学会(MBAA)正会員」と書かれているが、肩書きだけではなく本当にランビック、それ以外のベルギービールにも賭けている情熱が並々ならない凄い方である。カラーは少なく、「醸造学」の部分は学術書の内容。フランク・ボーン氏の推薦も当然と思える。輸入元の情報が正しくなかったことなど、この本で初めて知る事実も多数。ランビック好きの必携書である。 ◆三輪一記/石黒謙吾著「ベルギービール大全」改定版(アスペクト 2011年11月) ベルギービールの販売ばかりでなく、輸入も手がけ、日本で最大のベルギービールのネット販売のサイト「ベルギービールJAPAN」を営む名古屋の木屋さん(三輪一記さん)と石黒謙吾さんの共著となるベルギービールの本。瓶とビールが注がれたグラスの写真、ビールの味わいを分析したチャートで、銘柄ごとの個性を表現している。5年ぶり改定版で、この5年間に新たに輸入されたビールが追加されて内容が充実した。三輪一記は、2011年に日本ベルギービール・プロフェッショナル協会を設立、代表理事となり、益々ベルギービール発展に寄与して行こうと頑張っています。 CD-ROM ◆Beers from Belgium (1.4.u Multimedia Solutions biba) ベルギービールに関する情報をほとんど網羅している。ブリュッセルのビール醸造博物館やビールショップのビア・テンプルで販売していた。私は、このCD-ROMを再生したくてパソコンを買ったようなものです。 地図 ◆GUIDE DE BIERES BELGES (BELGIQUE et Grand-Duché de Luxembourg,carte routière) ベルギーの道路地図上に、醸造所名とその位置のほかに、ビアカフェ、ビアショップの位置がマークされている。地図に対応するように、別添で醸造所とその醸造所で醸造されているビールの一覧や、ビアカフェ、ビアショップの一覧表が付いていて便利である。直売のベルギービールを求めて、遠方から車で購入する者のためのガイドである。NHKで放映された「地球に乾杯」でもウエストフレテレンのビールを求めてベルギー国内どころか隣国から車でビールを購入に来ている人々の映像が映し出されていた(なんとドライブスルーになっていて、車1台3ケースまで購入可とのこと)。それらの人々は、きっとこのマップを所持しているにちがいない。 ◆THE BELGIAN BEER ROUTES(2003年版) ベルギーの地図上に醸造所名とその位置のほかに、ビアカフェ、ホテルレストラン、観光名所などがマークされている。上掲の地図ほど地図の精度は詳しくないが、ベルギー全体に広がる醸造所の位置を把握するには便利。表と裏で、フランドルとワロニアに別れており、それぞれ記載されている言語もオランダ語とフランス語というふうにベルギーの国情がそのまま地図に現れているのが面白い。 ポスター ◆ベルギービール・ラベルポスター BELGIE"HET BIERLAND" ベルギービールのラベルの変更はあたりまえで、そのうえ新しいビールが次々と生まれる一方、消え行く銘柄名も多数あります。だからベルギービールは何種類あるのか正確に数えることができないのですが、このポスターには、110ヶ所の醸造所の主要銘柄のラベルが載っていて、ある程度の目安となりそうです。(550枚のラベルが載っている。) |
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